出典:Connect
歌詞検索サービスサイト、「歌詞タイム」が、2020年3月23日までにサービスを終了し、大きな波紋が広がっております。
今回は、歌詞タイムのサービス停止の理由や、閉鎖の真相などについて迫ってみたいと思います。
歌詞タイムがサービスを停止
歌詞検索サービス「歌詞タイム」が、サービスを停止していたことが明らかとなりました。
出典:歌詞タイム
歌詞タイムのホームページには、「誠に勝手ながら歌詞タイムは閉鎖いたしました。今までご利用ありがとうございました。」という文言が出されており、突如としてサービスを終了していたことが記されております。
この当然のサービス終了に、Twitter上では悲しみの声が。
歌詞タイムめちゃくちゃ便利だったのに急に閉鎖されて悲しい
— りぺ (@Re_spege) 2020年3月24日
歌詞タイム、作曲者で検索かけられるのがマジで優秀だった
ボカロとか、ゲーム音楽は作曲者にフューチャーしてて問題なかったけど
メジャーの歌手の出してる楽曲の作曲家で一覧表示するならこういうツールないと確認しづらかったんだよな
まあつまり今後出来なくなる訳ですが…。— かやもち (@kayamochi) 2020年3月24日
歌詞タイム閉鎖しちゃったの⁉︎
めちゃくちゃ見やすくて便利だったのに……
ちょっと前から新曲更新とかしなくなってたからその内辞めちゃうかなとは思ってたけど……
これはかなりショックだ……— リツ (@ritsu0103) 2020年3月24日
「歌詞タイム」の本来のURLは「http://www.kasi-time.com/」でありますが、そのURLをクリックすると「http://www.kasi-time.com/closed.php」という、別のURLにリダイレクトされるように設定されており、そのため閲覧できなくなっているとのことです。
歌詞タイムとは?
では「歌詞タイム」とはどのようなサービスだったのでしょうか?
出典:nax
JCASTニュースによれば、以下のような説明がされておりました。
閉鎖前のサイトに記載されていた情報によると、歌詞タイムは07年1月に開設。通常の歌詞検索だけでなく、ドラマ・映画、アニメ、ゲーム作品別の索引が用意されているほか、歌手、作詞者、作曲者、さらに編曲者別でも楽曲を一覧表示できることが大きな特徴だった。そのため単純に歌詞を閲覧するためだけでなく、作編曲家がどの楽曲に携わってきたかを調べるために活用していたユーザーも少なくない。
出典:JCASTニュース
作詞者や、作曲者も一覧表示できるとのことで、非常に重宝されていたサイトのようです。
ボカロやアニメ、ゲーム作品などにも幅広く精通していることから、サブカル系の音楽などを聞く人にとっても、重要なサイトでった模様です。
実際に使用していた人からは、このような声が。
歌詞タイム、分島花音さんとか、野水いおりさんとか、川田まみさんとか曲調べるのに使ってましたし、井内舞子さんや中沢伴行さんの作曲、編曲したのか調べるのに使ってましたのに残念ですね…
昨日で閉鎖されたのは知りませんでした……— 西横浜南三@いずみ (@SeyaMitsukyo) 2020年3月24日
歌詞タイムの閉鎖の理由は何?サービス停止は管理者がいなくなったから?
では、歌詞タイムの閉鎖の理由は一体何だったのでしょうか?
歌詞タイムのサービスが開始されたのは、2007年1月からとのことですが、ドメインの取得情報を見てみると、2006年11月29日に取得されていることが明らかとなります。
出典:WHOIS検索
そこから、およそ1ヶ月後の2007年1月に、サービスを開始していたわけですが、近年では更新が停滞することもしばしばあったそう。
実際に、2017年7月には「重要なお知らせ 諸事情により新曲の更新を停止します」という文言がトップページに掲載されておりました。
さらに、2015年2月頃には、管理者からこのような文言も。
つまり、思うところがあるというのが何か引っかかりますよね?
歌詞の無断転載などによる、著作権違反が原因かとも思われましたが、歌詞タイムのホームページには以下の団体のライセンスを取得しているとの表記がされてありました。
- 日本音楽著作権協会(JASRAC)
- イーライセンス、ジャパン
- ライツ・クリアランス(JRC)
発売直後の歌詞に対しては、アーティスト側やこの団体などから、載せないで欲しいという要望があったのかもしれません。
さらに、以下のように告知を続けておりました。
新曲に対しては何らかの圧力がかかっていた可能性も捨てきれません。
新曲を掲載しないだけであれば、それだけの対応をしていればいいのですが、サイト自体を閉鎖しているということで、おそらく、管理人側に何らかのヒューマンアクシデントが発生した可能性があります。
体調不良や病気、怪我などで管理し続けられなくなったということも考えられますし、そもそもサイトをやっている意味もないと判断したのかもしれません。
歌詞タイムの閉鎖理由は、サブスクの登場による音楽業界の利権が関係?
近年では、Apple MusicやAmazon Prime Music、Spotifyなどに代表されるように、音楽もサブスクリプションする時代となりました。
CDが売れないと言われる時代から、音楽業界は配信へと力をしれており、その配信にはもれなく歌詞も表示される仕組みとなっております。
その歌詞も曲の一部であり、アーティスの売り上げに関わったりするのであれば、音楽業界の利権によって、歌詞ネットに圧力がかけられてしまい、閉鎖に追い込まれてのかもしれません。
歌詞タイムの閉鎖による、代わりのサービスはある?
歌詞タイムの閉鎖によって、代わりのサービスがないか気になる方もいらっしゃると思いますが、代わりのサービスはあるのでしょうか?
こちらが、歌詞タイムにの代わりになるであろう、歌詞検索サービスサイトの一覧です。
それぞれに特徴がありますが、うたマップやUta-Net、J-Lyric.netあたりは有名なサイトでありますので、そちらの利用を検討してみてもいいかもしれません。
現状では、Apple MusicやAmazon Prime Music、Spotifyなどの音楽配信のサブスクアプリにおいては、主要な歌に関しては音楽を聴きながら歌詞をみることが可能となっております。
出典:Engadget
歌詞タイムの閉鎖は痛いですが、こうしたサービスも利用してみるといいかもしれません。
Twitter上の反応
この突然の閉鎖に対して、Twitter上では様々な意見が飛び交っておりますので、ご紹介します。
歌詞タイム閉鎖で編曲家のオタクが死亡してる。
— かにぱすた🦀🍝 (@K_Pst) 2020年3月24日
えっ……歌詞タイム閉鎖してる……
— 白色ᵂᴴᴵᵀᴱ (@doll4616) 2020年3月24日
えええ歌詞タイム閉鎖…?
— 虚無と希望のあいだ(虚無寄り) (@senririri) 2020年3月24日
えっ、歌詞タイムいつの間に閉鎖してたん
— 縹 (@kisama_shine) 2020年3月24日
歌詞タイム閉鎖か。
歌詞検索サイトで1番好きだったのに残念だな。。— みせ🌤️ (@hsjrtdv) 2020年3月24日
歌詞タイムいつの間にか閉鎖してた
— 空条ぽぽ (@POPO__Poo) 2020年3月24日
歌詞タイム閉鎖したんだ
見にくいくせに検索で上に来やすくて鬱陶しかったのを覚えています
お疲れさまでした— ドモン・カッシュ (@ELIEpad) 2020年3月24日
えー歌詞タイム終わっちゃうの……あれ便利だったのに………
— 花都 もなか (@monaka_motianko) 2020年3月24日
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