出典:NNN
19日午後9時45分頃、川崎市幸区古市場の多摩川にかかる多摩川大橋から、高校1年生の太田羅月(おおた・らつき)さんが罰ゲームと称して飛び降り、亡くなるという事件が発生しました。
今回は、太田羅月さんの顔画像やTwitter、Instagram、どこの高校なのか、学校名とラップバトルの罰ゲームについて迫ってみたいと思います。
事件概要
朝日新聞デジタルほか、メディア各局が以下のようなニュースを報じ、話題となっています。
19日午後9時50分ごろ、川崎市幸区古市場の多摩川大橋付近で「友人が橋脚から落ちて浮かんでこない」と119番通報があった。神奈川県警幸署によると、約1時間半後、川崎市内の市立高校1年、太田羅月(らつき)さん(16)=同市川崎区小田栄2丁目=が水深約5メートルの川底で見つかり、病院に運ばれたが死亡した。
同署によると、太田さんは当時、中学の同級生ら友人5人と、音楽に合わせて韻をふみながら早口で語る腕前を競う「ラップバトル」をしていた。友人らの署への説明では、最下位になったら川に飛び込む「罰ゲーム」を設定。太田さんは、多摩川大橋の約5メートルの橋脚から飛び込み、約20メートル下流で消防に発見された。
太田さんが飛び込む様子を記録した映像があり、体に目立った外傷はないという。署は友人らから当時の状況を聴いている。
出典:朝日新聞デジタル
太田羅月さんについて
こちらが、亡くなった太田羅月さんのプロフィールです。
名前:太田 羅月(おおた・らつき)
年齢:16歳
職業:高校生
在住:神奈川県市川崎区小田栄2丁目
太田羅月さんは19日午後9時50分ごろ、河川敷で中学校時代の同級生ら5人と、音楽に合わせて韻を踏むラップの技を競う「ラップバトル」をして遊んでおり、多数決で最下位となってしまった結果、橋から飛び降りるという罰ゲームをし、亡くなってしまった人物です。
太田羅月さんの事故に関しては「又かい、こんなに寒い時期に川に飛び込むは自殺行為だと想像できないのか、去年も同じような事件があったザンネン」や、「ラップバトル?勝ち負けなんて素人が判断できる物じゃないよね。最初からターゲットが決まっていたり、力関係とかで判断されかねないよね。罰ゲームではなく、いじめじゃないの?死人に口なしだし。泳げる泳げないの前に真冬の冷たい川に飛び込めば大半は死ぬよな。」などの意見が寄せられておりました。
太田羅月さんの顔画像は?InstagramやTwitterをやっている?
では、太田羅月さんの顔画像などは公開されているのでしょうか?
報道機関の発表によれば、太田羅月さんの顔画像などは公開されておりませんでした。
そこで、InstagramやTwitterなどのSNSを中心に調べを進めたみたのですが、太田羅月さんのものと思われるアカウントを発見することができず、特定するにも至っておりませんので、こちらに関しては詳しい情報が入り次第、随時お伝えしていこうと思います。
太田羅月さんの高校はどこ?出身中学校が判明か?
太田羅月さんはの高校は一体どこのなのでしょうか?
前述をしておりますが、太田羅さんは川崎市小田栄2丁目に住んでいるとのことで、川崎市内の市立高校に通っているということを朝日新聞デジタルでは報じておりました。
川崎市教育委員会のHPによれば、川崎区小田栄2丁目の学区分は臨港中学校ということが書かれておりました。
出典:川崎市
つまり、私立中学校などに通っていない限りは、出身中学校は臨港中学校であるということになります。
そして、通っていた高校に関してですが、川崎市内には以下のような市立高校が存在しております。
- 川崎高等学校(全日制)
- 川崎高等学校(定時制)
- 川崎市立幸高等学校
- 川崎総合科学高等学校(全日制)
- 川崎総合科学高等学校(定時制)
- 橘高等学校(全日制)
- 橘高等学校(定時制)
- 高津高等学校(全日制)
- 高津高等学校(定時制)
現場付近から一番近いところと考えると、川崎幸区戸手本町1-150にある川崎市立幸高等学校に通っていたのではないかとも考えられます。
こちらは確定する情報ではありませんのでご了承下さい。
太田羅月さんの高校に関して何かしら情報がございましたら、下記リンクよりご連絡をお待ちしております。
太田羅月さんは下着一枚で飛び込んでいた
そんな太田羅月さんでありますが、なんと下着一枚で多摩川に飛び込んでしまったということです。
報道機関によれば、太田羅月さんの脱がれた衣類が映し出されておりました。
出典:NNN
冬の多摩川の水温は10〜15℃前後と言われておりますから、非常に冷たいことが分かるかと思いますし、そこに下着一枚で飛び込むのは自殺行為であります。
一般的な場合、銭湯や温泉に隣接されてある水風呂は18〜20℃前後であり、たまに16℃という場合もありますが、寒すぎで1分程度で出てしまうことがあるといいます。
その水風呂の温度よりもさらに低い水温であり、さらに流れもありますから、体感温度はもっと低いのではないでしょうか?
同級生が撮影した太田羅月さんが飛び込む瞬間の動画がヤバい
日本テレビ系列の報道によれば、太田羅月さんが飛び込む瞬間を近くにいた同級生が動画を撮影していたということです。
同級生が撮影した動画には、太田さんが自ら川に飛び込む様子が、映っていたということで、警察は一緒にいた5人から話を聞くなどして、当時の状況を詳しく調べている。
出典:NNN
罰ゲームですから、その動画を見て後から笑いあったりするために撮影したのだと思いますが、まさかここまで大ごとになるとは思わなかったのでしょう。
最初は笑っていたのだと思いますが、徐々にヤバいと思い始め、最終的に自分らの手に負えなくなって警察に通報したというのが一連の流れのような気がします。
ラップを生業とする人のTwitter上での反応
この事件に関して、Twitter上ではラップを本職としている方からも多数のツイートが寄せられておりますので、ご紹介します。
それはラップバトルじゃない。 https://t.co/jCnog8c0Og
— 般若 (@Hannya_Tokyo) 2019年12月20日
川崎の件。あまりにも悲しい出来事に心が痛いです。自分世代は「ヒップホップの精神が伝え損ねたが故」と思いますが、ここでいうヒップホップの精神も我々世代と今の世代では乖離があり、本場アメリカでも昔は反対の立場であったハードドラッグで命を落とすラッパーが後を絶ちません。
— Zeebra (@zeebrathedaddy) 2019年12月20日
常に革新される事を良しとするカルチャーである事、ティーンや二十代がメインのターゲットである事などから上の世代はどんどん淘汰され、世代間や歴史の断絶が進んでいるのが現状です。自分が伝えたい事は、我々世代にとってのヒップホップもその当時のティーンや二十代が作った物だという事。
— Zeebra (@zeebrathedaddy) 2019年12月20日
決して保守的になった大人が作った物ではなく、問題が多かったからこそ状況を正すという行為が革新的だったんです。問題が増えてる今こそ、ポジティブな意識を持つ事がカッコいいヒップホッパーなんじゃないかなと思います。
— Zeebra (@zeebrathedaddy) 2019年12月20日
「MCバトルだけじゃなくヒップホップの精神を伝える」という行為が必要とされる今、我々がまず向き合わなくてはいけないのはそもそも今のヒップホップが正しいのかという事。上の世代も上から目線ではなく、下の世代も何でも「老害」と切り捨てずに考えていけたらなと思います。
— Zeebra (@zeebrathedaddy) 2019年12月20日
もう若いラッパーが死ぬのを見たくありません。被害者の方のご冥福をお祈り致します。
— Zeebra (@zeebrathedaddy) 2019年12月20日
ラップバトルで負けたって罰ゲームなんかしなくたって良いよ
俺なんか何回負けてると思ってんだ
命あってなんぼだろ
生きてればこれからなんだって頑張れるんだから
— (@simon_jap) 2019年12月20日
ニュースの取り上げ方に腹が立つし、「ラップは悪」ってイメージを喚起させるメディアも、それを安易に信じる視聴者も馬鹿だ。
人としての善悪の問題をラップの話にすり替えるな。こういう被害者が出ないよう、何が正しくて何が誤りか、自分の頭で考えられる教育が必要だ。https://t.co/J4LW9CHrlB— ゆうま(ラッパー) (@yuma_k_0712) 2019年12月19日
ジャッジもオーディエンスもなくて、普段からの濃密な人間関係の上でやる友達同士のラップバトルなんかいじめの温床になるに決まってる。
— 呂布カルマ (@Yakamashiwa) 2019年12月20日
ラップバトルで罰ゲームなんて断じてヒップホップではない。仲間内のフリースタイルで、そんなことするなんて本当にありえない。メディアがバトルだけ取り上げて、ちゃんとカルチャーを伝えないから、悪質なバラエティ番組みたいな真似をするんだ。ラップバトルは勝っても負けてもユニティを忘れるな! https://t.co/TAsEd2JAbW
— Kダブシャイン1000wattkorXXtph⛄️ (@kingkottakromac) 2019年12月20日
ラップやHIPHOPカルチャーについて
太田さんが亡くなったというラップバトルに関してはこちらの記事で詳しく解説をしておりますが、基本的にほHIP HOPのカルチャーであります。
MC,DJ,Breaking Dance,Graffitiという4つの要素で構成されるのがHIP HOPであり、MCとは主にビートに乗せてラップをする人々のことを言います。
ビートを作り生み出す人をDJ、その音に合わせて即興で踊る人のことをB-BOY(Break Boyの略)などと呼びますが、MCはその中でも花形であります。
B-BOYはBreakBeatsいわゆる曲の間奏部分で踊る人のことを指しておりますので、昔はMCやDJなどが一同に介したというブロックパーティにおいては脇役的な存在でありました。(現在ではDJもBBOYも,Graffiti Airtistもメインストリームでもある)
MCはHIP HOP創世記から続く花形ポジションであり、言葉遊びの延長戦がラップで、それを即興で披露するのがラップバトルなのです。
また、元々はギャングの抗争などから生まれたという側面も持ち合わせているHIP HOPですが、基本的な理念に以下のようなものを大切にしようというのがあります。
- PEACE(平和)
- UNITY(仲間)
- LOVE(愛)
- HAVING FUN(楽しむこと)
これはHIP HOPの生みの親としても知られるAfrika BambaataaというDJのメッセージであり、無意味な殺し合いは止めて、俺たちのカルチャーで戦おうという意味があります。
「Peace! Unity! Love! And having fun!」は、Afrika BambaataaとFUNKの帝王であるJames Brownがコラボした楽曲「Unity」のHOOK(サビ部分)でも「しきりに叫ばれているフレーズです。
太田羅月さんは集団いじめの対象に?ラップバトルという曖昧な審査方法
ラップバトルは非常に曖昧な審査基準であり、実をいうと明確な審査の基準などはありません。
そのため、今回のように友人同士で雌雄を決するには極めて不適切であり、ましてや素人がジャッジできるほど簡単なものでもありません。
ラップバトルというは口実であって、集団的にいじめの対象に太田さんがなっていた可能性も十分に考えられるでしょう。
何れにしても、亡くなった太田羅月さんには心よりご冥福をお祈り申し上げます。
ラップバトルについての詳しい解説がこちら
コメント