出典:ANN
小学校5年生の女児を待ち伏せし、付きまとったなどとして33歳の谷和幸(たに・かずゆき)容疑者が逮捕されました。
今回は、谷和幸容疑者の顔画像や犯行動機、小学5年生に対するストーカー規制法の施行などについて迫ってみたいと思います。
事件概要
ANN他、メディア各局が以下のようなニュースを報じ、話題となっています。
東京・江戸川区で学校から帰る途中の小学5年の女の子(10)に付きまとったとして、30代の男がストーカー規制法違反で逮捕されました。
自称・無職の谷和幸容疑者(33)は3日と9日の2日間にわたって、下校中だった小学5年の女の子に対して小学校から自宅周辺まで付きまとい行為をした疑いが持たれています。捜査関係者によりますと、谷容疑者は後をつけながらスマートフォンで女の子の後ろ姿を撮影していたということです。女の子が帰宅後に「また後をつけられた」と母親に相談し、母親が通報したことで発覚しました。取り調べに対し、「可愛いなと思って何回か学校の帰り道で待ち伏せした」と容疑を認めています。小学生に対するストーカー規制法違反での逮捕は都内で初めてです。
出典:ANN
谷和幸容疑者について
こちらが、逮捕された谷和幸容疑者のプロフィールです。
名前:谷和幸(たに・かずゆき)
年齢:33歳
職業:無職
在住:東京都江戸川区
谷和幸容疑者は、3日と9日の2日間にわたって、下校中だった小学5年の女の子に対して小学校から自宅周辺まで付きまとい行為をした疑いで逮捕された人物です。
谷和幸容疑者に対して「小学5年生を33歳の男がストーカーするなんてヤバすぎる」や、「こうした犯罪が最近多いのは気のせいかな?別に小学生を好きになるのはいいけど、実際に行動に移しちゃだめでしょ。」、「こういった犯罪は再犯率が高いから厳罰化した方がいいのでは?」などの意見が寄せられておりました。
谷和幸容疑者の顔画像が公開される
では、谷和幸容疑者の顔画像などは公開されているのでしょうか?
報道機関の発表によれば、谷和幸容疑者の顔画像が以下のように公開されておりました。
出典:ANN
33歳で無職であるということで、お世辞にも清潔感のある髪型であると思えない髪型をしておりますし、この画像からは活力なども感じられません。
谷和幸容疑者の犯行動機はロリコンだった?本気で小学生を恋愛対象にしていた?
では、谷和幸容疑者の犯行動機は一体なんだったのでしょうか?
報道機関の発表によれば、谷和幸容疑者は警察の調べに対して「可愛いなと思って何回か学校の帰り道で待ち伏せした」と供述をしておりました。
幼女への性的嗜好や恋愛を持つ成人男性を指す言葉に、「ロリータコンプレックス(通称:ロリコン)」という言葉があり、まさに未就学〜中学生くらいまでの女子を好きになる傾向にある人物のことを指しております。
ストーカーをしていたということで、本当に恋愛対象として好きになったのかもしれませんが、犯罪でありますので、糾弾されて当然です。
ロリコンというのは特殊ではないと思われますが、実際に行動に移してしまうのが問題でありますし、わいせつな行為をするというよりはストーカー行為をしていただけに、谷和幸容疑者はもしかすると本気の恋愛対象と見ていたのかもしれません。
小5女児にストーカー!谷和幸容疑者は都内初の事例!
今回逮捕された容疑はストーカー規制法違反であるとのことですが、実は小学校5年生に対するストーカー規制法というので逮捕されるは都内では初の事例であるということです。
東京都のストーカー規制法のページを見てみると、以下のように記されてあります。
以下に示す「つきまとい等」を繰り返すストーカー行為者に警告を与えたり、悪質な場合は逮捕することで被害を受けている方を守る法律です。
出典:警視庁
ちなみに、罰則として以下のように定められております。
- ストーカー行為をした者は、1年以下の懲役又は100万円以下の罰金(第18条)
- 禁止命令等に違反してストーカー行為をした者は、2年以下の懲役又は200万円以下の罰金(第19条)
- 禁止命令等に違反した者は、6ヶ月以下の懲役又は50万円以下の罰金(第20条)
ストーカー規制法というのは、ストーカーによる殺人事件に発展するケースが多いことから、このような厳しい罰則を設けておりますが、基本的に成人と成人の間で成り立つものです。
谷容疑者のように小学校5年生にストーカー行為をすることで逮捕されるケースはやはり極めれ珍しく、特殊な事例であるみて間違いないでしょう。
過去にも小4女児を待ち伏せした男が逮捕される事件が
今回の谷和幸容疑者の事件で同様なケースが2019年6月にも発生しております。
福岡県警豊前署は7日、下校する小学生女児を待ち伏せし声をかけたとして、ストーカー規制法違反(ストーカー行為)の疑いで、同県上毛町の無職少年(19)を逮捕した。「好意を伝えたかった」と供述しているという。
逮捕容疑は5日午後5時ごろと6日午後0時半ごろ、同県吉富町の団地で、小学4年生の女児(9)を駐輪場や階段で待ち伏せした疑い。
出典:産経ニュース
この事件は福岡県でありますが、19歳が9歳の女児をストーカーということで、これまた闇の深い事件となっております。
このことから、日本にはある一定数小学校の女児を恋愛対象と見ている人物がいるということになるでしょう。
ちなみに、この19歳の少年は「好きだった」のだそうで、本気で恋愛対象として見ていたことは明白です。
小学生がストーカー被害に遭わないために
小学生のストーカー被害は最悪の場合、誘拐・監禁・殺人などのケースに発展することもあります。
2019年11月には大阪市住吉区の市立小6年の女児が連れ去られるという事件も発生しており、日本ではストーカーではなく「家出」を狙った犯行をする人物もたくさんいるのです。
このストーカー被害に遭わないようにするためには、自らの防犯意識を高くすることもそうですが、地域社会全体で子供たちの安全を確保していく働きかけが必要になってくると思います。
ストーカー被害に遭わないように大人がしっかりと防犯の意識を持っていれば、未然に防ぐことができると思いますが、それには地域のパトロールなどボランティア活動の人々の働きが必要不可欠となってくるでしょう。
何れにしても、都内初のケースでありますので、一層の波紋が広がりそうな一件です。
小学生の誘拐事件についてはこちらから
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