出典:TBS
大手広告会社「電通」の新聞局長、吉野純(よしの じゅん)容疑者が13日にラグビー・ワールドカップの日本―スコットランド戦を観戦後、会場近くで警備員の顔を殴ったとして逮捕されました。
今回は、吉野純容疑者の顔画像や犯行動機、TBSのニュースから削除されたという事実について迫ってみたいと思います。
吉野純が逮捕された事件の詳細
産経ニュースほか、メディア各局が以下のようなニュースを報じ、話題となっています。
日産スタジアム(横浜市)で13日にラグビー・ワールドカップの日本-スコットランド戦を観戦後、会場近くで警備員の顔を殴ったとして、神奈川県警港北署は15日までに、暴行容疑で電通新聞局長、吉野純容疑者(51)=東京都港区三田=を逮捕した。「たたいていません」と容疑を否認している。逮捕は13日。
逮捕容疑は、13日午後10時15分ごろ、日産スタジアム周辺で、警備員の大学生(21)の顔を平手打ちした疑い。
港北署によると、吉野容疑者は当時、酒に酔っており、スタジアムの外に設置された誘導用の柵に体当たりをしていて、注意した警備員を殴ったという。
電通広報部は「事実確認の上で適切に対応する」とコメントした。
出典:産経ニュース
吉野純について
こちらが、逮捕された吉野純容疑者のプロフィールです。
名前:吉野純(よしの じゅん)
年齢:51歳
職業:新聞局長
所属:電通
在住:東京都港区三田2
吉野純容疑者は13日午後10時15分ごろ、横浜国際総合競技場(日産スタジアム)周辺で、警備員の大学生の顔を平手打ちした疑いで逮捕された人物です。
詳細なプロフィールに関してはアドタイに掲載されてありました。
1968年東京都生まれ。サントリー、ユニクロ、ソフトバンクなどのメディア戦略を立案。箱根駅伝にあわせて読売新聞が7社とコラボレーションして展開した「新聞に、事件を。」キャンペーン、読売新聞×AKB48の「創刊135周年キャンペーン」、日本マクドナルド×東京ドームなど、メディアプランニングから企画プロデュースまで、クリエーティブ領域まで踏み込んだ課題解決を行う。電通グランプリ2009、電通グランプリ2011受賞。慶應義塾大学、学習院大学などでマスメディアに関する講演も行っている。
出典:アドタイ
吉野純の顔画像がこちら
では、吉野純容疑者の顔画像などは公開されているのでしょうか?
TBSが報じたニュースによれば、以下のように吉野純容疑者の顔画像が公開されておりました。
出典:JNN
こちらが大手広告代理店の新聞局長を務める吉野純容疑者の顔画像であります。
吉野純容疑者の犯行動機は酒に酔っていたから
では、吉野純容疑者の犯行動機は一体何だったのでしょうか?
報道機関の発表によれば、吉野純容疑者は現在容疑を否認しているということです。
しかしながら、吉野容疑者は13日に行われたラグビーW杯(日本対スコットランド戦)の観戦の帰りで、観客誘導用の柵をずらして前の人を追い抜こうとした際、警備員に注意されて腹を立て、殴ったのだそうです。
会場でお酒を飲んでいた吉野容疑者は、酒に酔った勢いで殴ってしまったといいます。
電通の新聞局長を務める人物が酒に酔って警備員を殴るとはあまりにも情けない話であります。
吉野純は(株)デジタルセンドの副社長も務める
吉野純容疑者は、(株)デジタルセンドという会社の副社長も務めております。
出典:デジタルセンド
(株)デジタルセンドとは、平成12年8月10日に設立された会社で、新聞原稿のオンライン送稿サービスに加え、新聞サービスで培ったノウハウを活かして、雑誌原稿のオンライン送稿サービスを提供していることで知られいる会社です。
つまり、この会社の副社長も務めるほどエリートだったという訳です。
吉野純は従来の枠組みにとらわれない企画を多数手がける
そんな吉野純容疑者でありますが、新聞広告とテレビCMを連動させた読売新聞のキャンペーンや様々な企業とのコラボCMを手がけるなど、従来の枠組みにとらわれない企画を多数手がけていたことでも知られております。
その証拠に電通グランプリという名誉ある賞を2009年と2011年に受賞しており、仕事という意味では出来る人だったのではないかと思われます。
そんな吉野純容疑者を知る関係者の話では、以下のようだったそうです。
51歳で局長なのだから、エリート。体育会系の気質でありながら、繊細な心遣いもできると評判でしたが…
出典:TOCANA
体育会系の気質ということで、警備員に腹を立てるのも分かるような気がします。
吉野純の顔画像を報じたTBSの記事が削除される!電通への忖度か?
この吉野純容疑者の逮捕の事件に関して顔画像と共に報じていたのがTBSであります。
しかしながら、2019年10月15日19時現在では、TBSのニュースを伝えるTBS NEWSにおいて完全に記事が削除されております。
出典:JNN
また、この記事を配信していた@niftyニュース内の記事も削除されております。
出典:@niftyニュース
これはTBS側の忖度なのでしょうか?
電通とTBSは株を保有している他、パートナー企業としても有名でありますので、ズブズブの関係であることは間違いありません。
フジテレビジョンと東京放送(TBS)は12月1日、それぞれ電通の株式を3万株ずつ取得したことを発表した。取得金額は両社とも明らかにしていないが、前日の電通株価の終値32万3000円から単純に計算すると、3万株で96億9000万円となる。
また、TBSでは「2005年8月31日の(電通を引き受け先とした)増資以来、両社間で業務提携検討委員会を設置している。今回、具体的な業務提携の内容についての覚書を締結したため、株式を取得しパートナー関係を強化する」としている。TBSが所有する電通株式総数は、すでに所有する株式を含めて普通株式4万株となり、所有比率は電通発行済株式の1.44%となる。
出典:c net japan
つまり、最初にTBSが事実としてニュースを報じたのですが、電通の新聞局長であるということで、電通側が削除しろと働きかけたことにより、顔画像を報じた記事が削除されたのだと推測できます。
吉野純は自国開催のラグビーW杯に泥を塗った
ラグビーと聞くと、10年ほど前まではほとんど誰もルールも選手も知らないようなスポーツであり、日本ではあまり馴染みのないスポーツでありました。
英国発祥の紳士のスポーツであるのですが、ルールが複雑な上、人数も15対15とごちゃごちゃしていることに加え、日本代表が強くないという点で注目されてきませんでした。
日本が最初にラグビーブームとなったのは1984年にTBS系列で放送された学園ドラマ「スクール☆ウォーズ 〜泣き虫先生の7年戦争〜」が影響しており、これは伏見工業を実話を元に作成されたために、多くの視聴者の涙を誘い、全国の中高生がこぞってラグビー部に殺到したという歴史があります。
※スクールウォーズの名シーン 出典:ラグビーリパブリック
そこから1993年のJリーグ発足にとともに、人気はサッカーに徐々に奪われていき、ゴールを奪うと1点という単純さと明朗さが受け入れらたことに加え、2002年の日韓W杯という自国開催も相まってラグビー人気は下火となりサッカーが人気となりました。
出典:NAVER
出典:QOLY
もちろん、その頃からもラグビー日本代表はW杯に出場し続けていた訳ですが、2015年にイングランドで開催されたラグビーW杯で絶対不可能と言われた南アフリカを撃破したこや、コンバージョンキックの独特のルーティーンが話題となった五郎丸歩選手などの活躍も拍車がかかり、徐々にラグビー人気が再燃していきます。
出典:Gooブログ
出典:ニッポン放送
そして2019年9月より日本でW杯が開催されており、開幕から3連勝と勢いに乗っていることと、日本代表が強く、そして何より面白いとラグビーの魅力にハマる人が増えたため、爆発的なブームが再来しているのです。
しかしながら、吉野純容疑者はラグビー観戦の後に暴行をしており、ラグビー人気で盛り上がる世の中に水を差してしまう結果となりました。
電通で新聞局長であれば、暴行をすればどのような処遇になってしまうのか?などを想像できなかったのでしょうか?
何れにしても、電通の局長によるラグビー人気に水を差すような出来事でありますので、一層の波紋が広がりそうな一件です。
吉野純の事件と同時期に発生している事件がこちら
慶応アメフト部の不適切行為の内容が酷い!不祥事の部員やミスコン中止との関連性も
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