出典:FNN
ビール券約16万枚(約1億4000万円相当)などを酒店からだまし取ったとして星井輝秋(ほしい てるあき)容疑者が逮捕されました。
今回は、星井輝秋容疑者の顔画像や犯行動機、手口などについて迫ってみたいと思います。
星井輝秋の事件の詳細
産経ニュース他、メディア各局が以下のようなニュースを報じ、話題となっています。
長野中央署は2日までに、勤務していた大手住宅設備機器販売会社の取引を装い、長野市の酒店からビール券16万枚余り(約1億4千万円分)をだまし取ったとして、詐欺容疑で同市鶴賀田町の無職、星井輝秋容疑者(53)を逮捕した。
逮捕容疑は今年2月中旬、酒店と勤務先との取引を装い、ビール券と缶酎ハイ約40本をだまし取った疑い。
署によると、星井容疑者は店に代金を後払いすると伝えたが支払いがなく、店側が3月に被害届を提出。店主の男性は「大手企業の社員だったので信じてしまった」と話している。
星井容疑者は3月、勤務先を懲戒解雇されたという。
出典:産経ニュース
星井輝秋について
こちらが、逮捕された星井輝秋容疑者のプロフィールです。
名前:星井輝秋(ほしい てるあき)
年齢:53歳
職業:無職
在住:長野市鶴賀田町
星井輝秋容疑者は、2月中旬、長野市内の酒店で、ビール共通券16万9800枚(計約1億4400万円相当)と缶酎ハイ約40本をだましとった疑いで逮捕された人物です。
星井輝秋の顔画像が判明か?
では、星井輝秋容疑者の顔画像などは公開されているのでしょうか?
報道機関の発表によれば、星井輝秋容疑者の顔画像などは公開されておりませんでした。
そこで、InstagramやFacebook、TwitterなどのSNSに関しては星井輝秋容疑者のアカウントがあるのかどうかを確認しましたが、本人のものと思われるアカウントは確認することが出来ず、特定するにも至りませんでしたので、こちらに関しては詳しい情報が入り次第、随時お伝えしていこうと思います。
星井輝秋の犯行動機はビール券を換金する目的か?
では、星井輝秋容疑者の犯行動機は一体何だったのでしょうか?
報道機関の発表によれば、星井輝秋容疑者は警察の調べに対して容疑を認める供述をしております。
盗んだビール券でありますが、16万9,800枚であるということで、1億4,000万円相当であるということです。
単純に計算をすると1億4000万÷16万9,800枚=¥824なので、一枚あたり824円でありますが、購入価格の額面は784円ということで、税込価格の値段なのでしょう。
しかしながら、1億4000万相当を騙したということで、そのビール券を全て換金する予定だったのではないでしょうか?
額面784円のビール共通券に関しては99%の買取率であるということですので、1億4000万を換金した際に得られる金額は1億3360万円にも登ります。
ビール券・清酒券の中でも、買取率99%という高い買取率をもつチケットのひとつが、額面784円のビール共通券です。ビールを扱っている酒販店やスーパーなどでビール大瓶2本、または店舗によって扱いは異なりますが、784円分の商品と交換できます。券面左には「アサヒ・キリン・サッポロ・サントリー」と記載されていますが、この4社以外のビールと交換できるかどうかは店舗の裁量に委ねられています。
出典:J-market
基本的に金券というのはお金と一緒でありますから、チケットショップや金券ショップなどで換金しても非課税で金額を得ることが出来ます。
つまり、1億3360万円から税金が引かれることなく手元に残るのです。
厳密言えば、16万9,800枚を換金する手間や交通費などを差っ引くと少々減ると思いますが、それでも1億3300万円以上は手元に残りますので、うまい話であります。
そうした即金でのお金が欲しかったために、ビール券を盗んだのでしょう。
星井輝秋の犯行の手口が酷すぎる
では、星井輝秋容疑者の犯行の手口は一体どのようなものだったのでしょうか?
報道機関の発表によれば、大手住宅設備機器販売会社の正規の取引を装い、代金は後で支払うという趣旨の発言をして商品を車で運び出しております。
つまり、会社の名前を使って商品を購入したのです。
法人の取引であれば、請求書などを作成し、後日支払うということで、買掛け金として計上される訳ですが、大手の会社に勤務していたということで、1億4000万相当のビール券の取引もスムーズに出来たのでしょう。
その証拠に被害に遭った長野県の酒店は警察の調べに対して「大手の会社だったので信用してしまった」と話しております。
星井輝秋が勤務していた大手住宅設備会社はどこ?
これほど大手の会社に勤務していたということでありますが、どのような会社に勤めていたのでしょうか?
まずは住宅設備機器販売会社の業界の最新の業績を見てみましょう。
2019年度の住宅設備機器販売会社業界における売上高、営業利益の上位10の企業がこちらです。
出典:Suik
これを見るとパナソニックがダントツの一番で、ついでLIXIL、TOTO、リンナイ、タカラスタンダード、三協立山、ノーリツなどが続いております。
これら全ての企業において長野県に支社や営業所が存在しておりますので、現在のところ星井輝秋容疑者が勤務していた企業については明らかになっておりません。
しかしながら、酒店が騙されるということでありますから、やはりこの中にある誰しもが聞いたことのある企業だったのでしょう。
追記:ユーザー様からの情報提供により、星井容疑者の勤務先が判明しました。
SBC信越放送には、星井容疑者が勤務していた住宅設備機器販売会社がモザイク付きで紹介されておりましたが、こちらの会社が長野県長野市大字稲葉904にある三菱電機住環境システムズ(株) 長野支店であることが判明しました。
出典:SBC信越放送
星井輝秋は缶酎ハイ40本は惰性で盗み出したのか?
星井輝秋容疑者は、ビール券とは別に缶酎ハイを40本盗み出しておりますが、それは金額にして6600円相当であるということです。
盗まなくても良かったのかなとも思われますが、なぜ40本という中途半端な数を盗み出したのでしょうか?
ビール券のみだったら、会社に配ることも視野に入れらるのですが、40本となればどのような意図があるのか分かりません。
そなればやはり、惰性で盗み出し、個人的に飲酒するために盗んだのではないかと考えられます。
星井輝秋の事件から学べること
被害に遭った長野県の酒店は大手の会社の社員だったからという理由で、ビール券を譲っております。
つまり、大手の会社だったという信用が今回の事件に繋がってしまったのです。
この事件から学べることは、星井輝秋容疑者のように大手企業の社員であっても、盗み出すリスクや危険性を孕んでいるということです。
そのことをしっかりと念頭に置いておくことで、代金の後払いを認めなかったり、1人で購入させずに複数に似る中でしか購入できないようなシステムを構築するなどの再発防止策を講じることができるでしょう。
星井輝秋と同じくビール券を盗んだ挙句、逃げ回っている警察官についてはこちらから
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