出典:oricon
お笑い第7世代として活躍中のワタナベプロ所属のお笑いコンビ、「Aマッソ」が大坂なおみ選手に対する不適切発言により炎上しております。
今回は、Aマッソが炎上した不適切発言の内容や、炎上ネタの真相などについて迫ってみたいと思います。
Aマッソが不適切発言で炎上
スポニチアネックス他、メディア各局が以下のようなニュースを報じ、話題となっています。
お笑いコンビ、Aマッソが24日、22日に出演したイベントでのライブ中に不適切な発言をしたとして所属事務所を通じて謝罪した。所属事務所も2人に対して厳重注意を行い、ダイバーシティの意識をより高めるための講義を行ったとした。
所属事務所の公式サイトによると、Aマッソは22日に出演した「思い出野郎Aチームpresentsウルトラ“フリー”ソウルピクニック」のライブ中に「特定の方のお名前を挙げて、ダイバーシティについて配慮を欠く発言を行った」とし、「お名前を挙げてしまったご本人、思い出野郎Aチームの皆様、当日ライブを鑑賞していらっしゃったお客様、本件について不快な思いを感じた皆様、関係各位に多大なるご迷惑をお掛けしましたことを、深くお詫び申し上げます」と謝罪した。
事務所では不適切な発言をしたAマッソに対して「厳重注意を行い、弊社の指導と共に、弊社顧問弁護士に加えダイバーシティマネジメントを専門とする方々によるサポート、アンチレイシズムを専門とする弁護士からのアドバイスを受け、両名のダイバーシティの意識をより高め、徹底するよう、本日講義を行いました」と説明した。
出典:スポニチアネックス
Aマッソについて
こちらが、炎上しているAマッソのプロフィールです。
出典:ザテレビジョン
コンビ名:Aマッソ
メンバー:村上愛(写真:左)、加納愛子(写真:右)
結成年:2010年
所属事務所:ワタナベエンターテインメント
出身:松竹芸能タレントスクール大阪校
芸風:漫才、コント
Aマッソはワタナベエンターテイメント所属の人気お笑いコンビであり、2016年のM−1グランプリでは、セミファイナルに進出するとそれから毎年のようにセミファイナリストになっている実力派コンビであります。
AマッソのAとは二人の名前の「愛」と「愛子」のイニシャルであり、マッソとは「キン肉マン」のマッスルという単語に由来しているのだそうです。
小学校時代からの幼馴染であるという2人は、吉本興業所属の人気お笑いコンビ「笑い飯」に影響され、漫才を本格的にスタートさせ、インディーズライブから関係者の目に止まった2人は、松竹芸能タレントスクール大阪校に特待生として入学することになります。
松竹芸能でデビューをした2人ですが、モノマネ芸人のキンタロー。さんに強烈な蹴りを入れるなどの激しいツッコミをしてしまったため、松竹をクビになり、ワタナベエンターテイメントに籍を移したのだそうです。
コテコテの関西弁から繰り出されるしゃべくり漫才が得意であるとしているAマッソですが、ネタの設定が独特であったり、時には激しめの口調や言葉を用いていることから、意味が分からないネタも時折あるのだとか。
Aマッソは普段どのようなネタをしている?
Aマッソは自身の公式YouTubeチャンネルを持っており、そこにネタをの様子を挙げておりますので、ご紹介します。
▼内見
▼進路
▼合コン
▼五目ラーメン
女性芸人であるということを存分に生かしたキャラ設定の漫才もある他、さらには汎用的などのコンビでもありそうなネタ設定のもの存在し、振り幅がすごいことでも知られております。
コテコテの関西弁ながらも、ネタの端々に散りばめられたワードのチョイスなどにお笑いのセンスを感じる事が出来ますが、今ひとつ既視感があるようなネタが多いのも特徴です。
Aマッソが炎上した不適切発言の内容がこちら
では、Aマッソが炎上している不適切発言の内容は一体どのようなものだったのでしょうか?
事の発端は、2019年9月22日(日)に二子玉川ライズで行われた「思い出野郎Aチームpresentsウルトラ“フリー”ソウルピクニック」というイベントに出演した際のAマッソのネタであります。
出典:カクバリズム
思い出野郎Aチームpresentsウルトラ“フリー”ソウルピクニック自体は、以下のように盛り上がっていたのですが、このイベントに出演したAマッソのネタに問題があったのです。
思い出野郎Aチーム「ウルトラ“フリー”ソウルピクニック」@二子玉川ライズ。ハナコ、Aマッソ、ゼスト、ファイヤーサンダー、TOYのコントや漫才もおもしろかった。お酒代以外はフリー。ありがとうございました。2回ステージを拝見して、そのお礼も兼ねてケータリングでたくさん飲んで食べました。 pic.twitter.com/c6tlSL0P92
— モ・レ (@CHANGEE82075665) 2019年9月22日
この日のライブでAマッソは「質問に対して薬局にあるもので答える」という漫才を披露していたといい、漫才の後半で、「大坂なおみに必要なものは?」と村上愛さんが投げかけると、「漂白剤。あの人日焼けしすぎやろ!」と加納愛子さんが答えたとのだそうです。
Aマッソがネタ中に大坂なおみに対して「漂白剤が必要」的な侮辱的な発言してて絶対無理でした
— えま (@yahhooonon) 2019年9月22日
ネタ自体の設定はものすごく良く、切れ味も悪くなかったと評判だったのですが、尖りすぎてて差別発言をしてしまったという事で、炎上してしまったのです。
ネタをしていた実際の動画についてですが、こちらに関しては発見する事ができませんでしたの、わかり次第、追記します。
大坂なおみ選手についてはこちらから↓
大坂なおみは日本人じゃないという人は勘違いしている!二重国籍やテニスの国籍問題を徹底解説
Aマッソはダイバーシティに欠けていると所属事務所が謝罪
そんなAマッソのネタに対して所属事務所であるワタナベエンターテイメントは以下のような謝罪文を掲載しております。
弊社所属お笑いコンビのAマッソ(加納・村上)が2019年9月22日に出演した「思い出野郎Aチームpresentsウルトラ“フリー”ソウルピクニック」のライブ中に、特定の方のお名前を挙げて、ダイバーシティについて配慮を欠く発言を行った件につきまして、お名前を挙げてしまったご本人、思い出野郎Aチームの皆様、当日ライブを鑑賞していらっしゃったお客様、本件について不快な思いを感じた皆様、関係各位に多大なるご迷惑をお掛けしましたことを、深くお詫び申し上げます。
ダイバーシティの尊重が重視される昨今において、Aマッソがライブ中にこれについて著しく配慮を欠く発言を行ったことについて、所属芸能プロダクションとしての監督責任を大変重く受け止めております。
さらに、2人は直筆で謝罪文を公開しております。
これだけは言わせてください…
Aマッソの字は可愛い… pic.twitter.com/7ftZW7nlnr— チョコシティ (@ChoCoCity2) 2019年9月24日
▼加納愛子
出典:Twitter
▼村上愛
出典:Twitter
ダイバーシティとは?
では、配慮に欠けているというナベプロが指摘したダイバーシティとは一体どのようなものなのでしょうか?
ダイバーシティと聞くと、東京近郊にお住いの方はお台場にある複合商業施設「DiverCity(ダイバーシティ)を連想する方もいらっしゃると思いますが、ここでいうダイバーシティとは多様性や多様な人材を積極的に活用していこうという考え方のことです。
性別や人種の違いに限らず、年齢、性格、学歴、価値観などの多様性を受け入れ、広く人材を活用することで生産性を高めようとするマネジメントのことをダイバーシティ・マネジメントと言ったりもします。
Aマッソは先輩芸人から芸分や態度について過去に指摘を受けていた
そんなAマッソでありますが、所属事務所の大先輩であるアンガールズの田中卓志さんが、その芸風に対して厳しく指摘した事があったのだそうです。
アンガールズ田中が説教をしたけど響かなかったというAマッソの謝罪が流れてきた pic.twitter.com/pkoPIyBH47
— ゲンセン (@gensen) 2019年9月24日
プロの芸人から見ても尖っていると噂されていたAマッソに対して事務所の先輩であるアンガールズの田中卓志さんは、そんな事していたらテレビに出られなくなると忠告をしたのだそうです。
ファミリー層がいるような場面でも平気でど下ネタを披露するほど尖った芸風のAマッソに対して、生放送などで急に差し込まれたら謝罪をしなければいけなくなるから、使われないよと忠告したところ、生意気な顔で聞いていたのだそうです。
芸人としては尖っているくらいがちょうど良く、コンプライアンスをゴリゴリに守るようなセーフティで安パイな芸人が多い中、このようにちょっとヒヤヒヤするような芸風を持っているのは貴重で、それが彼女らの武器だったのです。
しかしながら、こうした忠告を取り入れる事なく、エスカレートしてしまったため、今回の差別発言が出てしまったのでしょう。
Aマッソの不適切発言から学べる事
今回、Aマッソは大坂なおみ選手に対して決して言ってはいけない言葉を使い、お笑いという範疇から飛び出してしまったため炎上してしまいました。
お笑い芸人というのは誰かを笑わせる職業でありますが、その誰かがテレビの前の視聴者なのか、ライブに来ているお客さんなのかの違いであり、結局のことろお客さんありきの商売なのです。
そのお客さんが「大坂なおみに漂白剤?」と違和感を感じた時点で、それは芸ではなく、ただの侮辱発言であると言えます。
お笑い芸人であるのであれば、話術を持って”芸”に昇華しなければならないはずです。
アクション映画などで暴力や戦闘シーンがあると思いますが、この戦闘シーンでもただ人を殴ったり蹴ったりするだけの”暴力”で終わってしまえば、人は感動しません。
そこに役者としての感情や、見せ方、技術などが様々なプロでしかなし得ないスキルが乗っかって初めて芸術に昇華され、人々はすんなりと受け入れ、暴力を暴力として見なくなるのです。
これはお笑い芸人も同じで、同じ発言をしたとしてもスキルやいい回し、間合いやタイミングによっては言葉の暴力となるパターンもあれば、笑いという芸になるパターンもあるでしょう。(今回の大坂なおみ選手発言は言語道断であはります)
こうした不適切発言で炎上するのは知識や経験がないのではなく、お客さんや当事者のことを配慮するというスキルや、どこのラインを攻めれば引かれずに笑いになるのかを見極めるセンスが必要なのです。
Aマッソのように炎上したお笑い芸人についてはこちらから
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