出典:JNN
今年1月、大阪府堺市で「あおり運転」を繰り返し、後続車の男性の胸ぐらをつかんだとして、僧侶の男が書類送検されました。
今回は、あおり運転をした僧侶のモザイクなし顔画像がドラレコ映像が特定されましたので、ご紹介します。
あおり運転をした僧侶が書類送検される
朝日新聞デジタルほか、メディア各局が以下のようなニュースを報じ、話題となっています。
後続の車に急ブレーキを繰り返したうえで、後続車の運転手の胸ぐらをつかんだとして、大阪府警は、大阪府松原市の僧侶の男(61)を暴行容疑で堺区検に書類送検し、22日に発表した。「パッシングされ、注意してやろうと思った」と容疑を認めているという。
北堺署によると、男は1月20日午後1時半ごろ、堺市北区の飲食店の駐車場から府道に出た際に、後続の軽乗用車からパッシングされ、軽乗用車を運転していた会社員男性(36)に対して、約2分間に10回近くにわたって急ブレーキを繰り返したうえ、信号で停車した際に降車し、男性の胸ぐらをつかんだ疑いがある。男性は調べに「急に飛び出してきたので1回パッシングした」と説明した。
出典:朝日新聞デジタル
あおり運転をした僧侶の名前は特定されている?
では、あおり運転をしたという僧侶の名前は特定されているのでしょうか?
報道機関の発表によれば、あおり運転をしたという僧侶は、書類送検をされておりますが、その段階では容疑者でありませんので、名前や顔画像などは公開されておりません。
書類送検されたのちに起訴され、裁判をすることになってしまえば被告という扱いになりますから、あおり運転をした僧侶の名前は特定されることでしょう。
こちらに関しては、詳しい情報が入り次第、随時お伝えしていこうと思います。
あおり運転をした僧侶のモザイク無し顔画像を特定
あおり運転をしたという僧侶は、報道機関によればモザイクがかけられておりましたが、モザイク無し顔画像は公開されているのでしょうか?
ネット上ではすでにこの僧侶のモザイク無し顔画像が公開されているようです。
それがこちら。
出典:YouTube
法衣と呼ばれる僧侶が身に着ける衣服を着用しておりますし、赤信号で止まった際に勢いよく車を飛び出してきているのが伺えると思います。
あおり運転をした僧侶のドラレコ動画が流出
このあおり運転をした僧侶でありますが、YouTube上にアップされた動画によって書類送検をされているのですが、そのドラレコ動画がこちらであります。
報道機関のものと全く同じ映像であることは言うまでもありません。
このドライブレコーダーの動画を確認する限り、いきなり道路に飛び出しているのは僧侶の方でありますし、それが危なかったためにパッシングをしているにも関わらず、長きにわたってあおり運転をした挙句に「やかましいわこら!」と罵声を浴びせているのです。
これはあまりにも酷い行為ではないでしょうか?
あおり運転をした僧侶はどこのお寺の住職?
大阪府府松原市に在住しているというあおり運転をした僧侶でありますが、大阪府松原市には29もの寺院があります。
それがこちらです。
- 大林寺
- 安養寺
- 安楽寺
- 栄久寺
- 円正寺
- 円成寺
- 敬恩寺
- 教通寺
- 敬念寺
- 金龍山普照寺
- 弘妙寺
- 最勝寺
- 称名寺
- 正楽寺
- 真言宗布忍寺
- 浄信寺
- 施福寺
- 泉福寺
- 善宗寺
- 善長寺
- 多聞院
- 法願寺
- 本了寺
- 願正寺
- 法泉寺
- 立法寺
- 弘法寺
- 西正寺
- 来迎寺
おそらく、この中のどこかの寺院に該当するのかと思われますが、あおり運転をした僧侶の寺院に関しては詳しい情報は公開されておらず、また、特定するにも至っておりませんので、こちらに関しては詳しい情報が入り次第、随時お伝えしていこうと思います。
追記:関西地区を中心に放送されているNHKのニュースによれば、この僧侶がいたと言われるお寺の外観などが公開されておりました。
出典:NHK
こちらを調査してみたところ、大阪府松原市西大塚1-16-12にある安養寺がそれに該当するのではないかという結論に至りました。
▼安養寺の外観
出典:Google
ニュースの報道などの映像から考えても、可能性は非常に高いのではないでしょうか?
あおり運転をした僧侶は悪くない?パッシングをした被害者にも問題が…
ドラレコ動画を見る限りでは、あおり運転をした僧侶の車が急に飛び出してきており、確かに危険であるのは言うまでもありません。
しかしながら、危険であったからとってパッシングをするようこともなかったのではないでしょうか?
道交法54条2項には、原則としてクラクションは鳴らしてはいけないという記載がありますので、むやみやたらにクラクションは鳴らすことは違法に繋がることもあるのですが、見通しのきかない交差点や、道路の曲がり角、危険を防止するためやむを得ない場合、「警音鳴らせ」の道路標識等により指定された場所などは警笛(クラクション)を慣らさなければなりません。
すなわち、クラクションを鳴らす場合は、前述した場合を除いては原則として鳴らしてはいけないのですが、今回のように危険である場合にはパッシングよりクラクションを慣らさなければならなかったはずです。
車を運転していれば、青信号になったのに発進しない車や、ノロノロ運転をしている車などに対して、”煽る”意味を込めたり、注意を促すようにクラクションを鳴らす車両がしばしば見受けられますが、厳密に言えばそれらは違法ということになりますし、危険であるという意味を込めてパッシングをしたのであればば、今回のケースでは被害者側にも非があったのかもしれません。
あおり運転をした僧侶がされたパッシングとは?
あおり運転をした僧侶は、パッシングをされたことに腹を立てた訳ですが、そもそもパッシングとはどのような行為なのでしょうか?
パッシングとは自動車のヘッドライトを瞬間的にハイビーム(上向き)で点灯させることであり、道を譲ってくれた車両に対してハザードランプをたく、サンキューハザードのような役割がると言われております。
地域によってルールや意味などが若干違ってくるのですが、以下のようなケースの時にパッシングは使用されます。
- 道を譲るとき
- 感謝の意思を伝えるとき
- 道を譲りたくないとき
- 前照灯が眩しいことを対向車に警告するとき
- 無理な割り込みや停車などに対して抗議するとき
- 発見した異変を対向車に知らせるとき
- 前照灯の消し忘れや点け忘れを対向車に知らせるとき
- 旅客運送車両であれば、車内で発生している喫緊の事案(バスジャックなど)を車外に知らせるとき
割り込みなどに対して抗議をする意味でパッシングをしたのでしょうが、これがあおり運転をした僧侶の癪に触ったと言うことです。
パッシングは道路交通法で定められているわけではなく、あくまでローカルルールの一部でありますので、自動車教習所では教えてくれず、パッシングを知らないと言う人もいるかもしれません。
そのため、急に後ろの車や対向車がハイビームにして来た場合、びっくりしたりあおられていると勘違いするケースも少なからずあることでしょう。
あおり運転をした僧侶は本当に仏教の真髄を極めたのか?
あおり運転したのは僧侶ということでありますが、僧侶は仏教の真髄を極めるために俗世間から出家をした人物のことでありますので、生物学的には人間ではありますが、倫理上は仏となる人物であります。
仏教の目指す最終的な目標は、輪廻転生からの解脱でありそれをするために悟りを開いたり修行をしていくのです。
解脱に成功した人のことを仏と言い、僧侶はその仏に最も近い人物であると言われております。
輪廻天性とは天道、人間道、修羅道、畜生道、餓鬼道、地獄道の6つの道のことであり、人は生まれ変わったらこの6つのどこかの道で生まれ変わると信じられておりました。
しかしながら、この考え方を真っ向から否定したのが仏教の開祖であるブッダことお釈迦様であり、そのお釈迦様の考えを普及させたのが仏教ということです。
普通の人間は、輪廻転生の輪の中にいるため、何回死んだとしても何度も何度も六道のどこかに生まれ変わります(生前の行いによって決まると言われている)
しかしながら、どこの道に生まれていたとしても生きている上で苦しいことが待っており、それを繰り返すのは馬鹿馬鹿しいと考えたお釈迦様は、輪廻の輪から脱け出す「解脱」のために、この世の中のすべてのものが無常であることを悟ることが重要であると考えたのです。
無常とはこの世に絶対的なものはい、全てのものが移り行くのであるということでありますので、それを悟ることができた際に初めて輪廻から解脱が出来、仏となれるのです。
僧侶というのは本来、この悟りを開くために修行を続けている人のことを指しており、あおり運転をするという行為は僧侶とは明らかにかけ離れた姿であるのは想像に難くなく、未だ仏教の真髄を極めていないと考えられます。
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