出典:JNN
JR外房線で普通電車の男性運転士が、7月に居眠り運転をしていたことが、乗客が撮影した動画によって明らかとなりました。
今回は、JR外房線で居眠り運転をした運転士は一体誰なのか?や撮影者の情報、居眠り運転の原因などについて迫ってみたいと思います。
JR外房線で運転士が居眠り
TBSニュースほか、メディア各局が以下の様なニュースを報じ、話題となっています。
千葉県を走るJR外房線で先月、運転士が居眠り運転をしていたことが明らかになりました。
先月25日の午後、電車の乗客が撮影した映像です。運転席に座りながら居眠りをする運転士。電車の揺れに合わせ、身体が細かく左右に揺れています。
撮影した乗客によりますと、JR外房線の蘇我駅から永田駅の間、およそ8分間ほど居眠り運転が続いたということです。
JR東日本によりますと、運転していたのは20代の男性運転士で、「うとうとしてしまった」と居眠りを認めているということです。居眠りの影響によるダイヤの乱れなどはありませんでした。
JR東日本は、「不信感や不安を与えてしまったことを深くお詫び申し上げます。二度とこのようなことのないよう指導を徹底いたします」とコメントしています。
出典:TBSニュース
JR外房線で居眠り運転をした運転士は誰?
出典:JNN
では、JR・外房線で居眠りをした運転士は一体誰なのでしょうか?
報道機関の発表によれば、JR東日本千葉支社の20代の運転士であるということです。
しかしながら、現在のところJR・外房線で居眠りをした運転士については名前や顔画像などは公開されておらず、また、特定するにも至っておりませんので、こちらに関しては詳しい情報が入り次第随時お伝えしていこうと思います。
居眠り運転自体は犯罪行為ではありませんので、個人情報が公開されることはないと思うのですが、JR外房線をよく利用するお客さんや身内の方であれば、当該運転手に心当たりがある人がいるかもしれません。
JR外房線で居眠り運転を投稿した撮影者は誰?
このニュースが全国的に流れた際、ネットユーザーの多くはもちろん居眠り運転をした張本人が悪いとしながらも、何も起こさずに撮影をしていた撮影者も悪いのではないかと批判がされております。
外房線の居眠り。テレビに流れていて、撮影者が質問に答えていたけど、何故がらすどを叩いて起こさないの?
居眠りも悪いけど、撮影に夢中になって起こそうともしない時点で…(-。-;— むぎわら帽子 (@mugiwara601) 2019年8月14日
JR外房線の運転士が居眠りしてるニュースを見ましたが、動画の撮影者が100倍タチが悪いですね。声をかけて起こせばいいだろって話ですよ。それを運転士だけが悪いって切り取る報道はどうかと思います。撮影者は人としてヤバいですよ。
— れんれんちゃん@8/16サマソニ東京 (@seppuku0521) 2019年8月14日
外房線の居眠りヤバイとか皆言ってるけど、自分的にはそんなにヤバイとは思わない。その為にEB装置やデッドマンがあるし、他の保安装置もある
ヤバイのは起こそうとしない撮影者— キョロ (@kyouhei8319) 2019年8月14日
この動画を撮影した人は、撮影したのちにSNSにアップロードをし、事態が発覚したということですが、なぜ動画を撮影する前に起こさなかったのか?ということに対して批判がされているのです。
動画の撮影者はテレビの取材に対して「うつろうつろしてて、ちょっとたまに長めに下向いて寝てる感じ。それが繰り返されてました。見たら寝そうだなと『あっ寝てるな』とすごくわかりやすくて」などと発言をしているほか、「たくさんの人を、毎日、人を乗せているものなので、事故とか起きたら大変だし、怖いなと思いました」と自分の撮影のことは棚に置いといて運転士が一方的に悪いという表現をしているのです。
この動画の撮影者についてですが、現在のところ名前や顔画像などの情報は公開されておらず、また特定するにも至っておりませんので、こちらに関しては詳しい情報が入り次第随時お伝えしていこうと思います。
JR外房線居眠り運転を撮影した撮影者は、現代社会を投影している
問題のJR外房線の居眠り運転をした撮影した撮影者は、動画を撮影する前にすぐさま運転士を起こすべきだったと思われますが、なぜか居眠り運転をする様子を撮影しているだけなのです。
おそらく撮影者は、SNSに投稿して「電車で居眠り運転をするなんてひどい!」「拡散してもっと知ってほしい」という意図を込めて投稿したのでしょうが、Twitterユーザーなどから自分の思惑とは全く逆の反応が返ってきてしまったのです。
現代社会ではこうした案件などがあった際に、すぐにネット上に投稿をする風潮があります。
2019年5月4日午後0時50分ごろには、大阪駅南側にある駅ビル「サウスゲートビルディング」の16階から女性が約60m下の歩道に転落し、亡くなるという事故が発生したのですが、この事故もリアルタイムでTwitterに女性がとび降りる瞬間の動画が投稿され、物議を醸しました。
この事案に対してはスマホですぐに撮影するのは、狂気の沙汰であるとして多くのTwitterユーザーが撮影者を批判したことでも知られております。
大阪駅で飛び降り自殺があった。
一部始終を目の当たりにしたけど、
とりあえず胸糞悪い。まわりの傍観者は、狂ってる。
飛び降りそうってわかってる中、
必死に立ち止まってスマホのカメラで撮って一体何がしたいの。こういう狂気じみたところ見ると、
ほんま人間って醜いなぁって思う。— 杉田 聖輝 (@takateru0101) 2019年5月4日
こうした現象はスマホやSNSが発達しすぎた現代社会が作り出したものであり、まさに今回の居眠り運転の件も、現代社会を投影したものであるとみて間違いないでしょう。
JR外房線で居眠りをした区間はどこ?
では、JR外房線で居眠りをした区間はどこなのでしょうか?
報道機関の発表によれば、JR外房線の蘇我駅から永田駅の間、およそ8分間ほど居眠り運転だったということです。
こちらは、JR外房線の蘇我駅から永田駅はおよそ21分間の走行であり、そのうちの8分間を居眠りをしてしまったのです。
▼外房線の様子
こちらの動画をご覧になっていただければ分かると思うのですが、外房線は駅間が非常に長く、淡々と山道などの景色が続いておりますから、一時的に睡魔に襲われうとうとしてしまったという証言は分からなくもありません。
運転士が居眠りを続けていた場合どうなっていた?
今回、たまたま8分間の居眠りで終わっているので、大きなトラブルには繋がらなかったのですが、これが何10分も睡眠をしていたとなればどのようなことになるのでしょうか?
居眠りでなかったとしても、運転士の急な心臓発作や病気などによって意識を失い、運転をすることが困難となる場合もあるため、JR各社の車両にはデッドマン装置やEB装置と呼ばれる車両を緊急停止するような装置がつけられております。
EB装置とは、一定時間運転操作をしないと非常ブレーキがかかる緊急列車停止装置のことで、デッドマン装置とは運転士が死亡・意識不明などの事態に陥ったときや、不用意に運転位置を離れた際に自動的に動作して事故を防止する装置のことを指します。
デッドマンとはDead Manというスペルであり、まさに「運転士が死んで車両が暴走するのを防ぐ」という意味に由来をしております。
つまり、居眠りによって一定期間操作をしなかった場合には、車両は安全に停止するように制御されておりますので、そこまで心配する案件でもないのです。
それよりも、起こすことをせずに動画を拡散させたいがために撮影している撮影者の方がよっぽど悪であると言えます。
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