出典:NNN
6日午前10時半ごろ、岐阜県北方町高屋太子2丁目のスーパーマーケット「カネスエ北方店」で異臭騒ぎがあり、客や従業員あわせておよそ40人が突然咳き込むなどの体調不良を訴えるという事件が発生しました。
今回は、カネスエ北方店の異臭騒ぎの原因や化学兵器テロの可能性などについて迫ってみたいと思います。
事件の概要
共同通信他、メディア各局が以下のようなニュースを報じ、話題となっています。
6日午前10時半ごろ、岐阜県北方町のスーパー「カネスエ北方店」から「客と店員数十人がせき込んでいる」と119番があった。県警北方署によると、子ども5人を含む11人が病院に搬送された。いずれも軽症で命に別条はないという。
同署や地元消防によると、店舗1階のレジ付近にいた客約30人と店員約10人が一斉にのどの痛みやせきなどの症状を訴えた。異臭はしなかったという。同署などが原因を調べている。
出典:共同通信
異臭騒ぎのあったカネスエ北方店とは?
では、異臭騒ぎのあったカネスエ北方店とは一体どのようなスーパーなのでしょうか?
カネスエ北方店は、岐阜県本巣郡北方町高屋太子2丁目22にあるスーパーマーケットで、中央通り沿いに位置してい大型スーパーです。
駐車スペースも広大で、多くの車が駐車できることでも知られており、隣にはマツオカ高屋店という衣料品店も併設する複合的なスーパーマーケットとして知られております。
地域密着型でお客さんに見やすいく買い物がしやすいお店を展開していることでも知られており、食の安全を守るために、様々なシステムの構築に取り組んでいるスーパーとしても知られております。
カネスエ北方店を運営する会社はどこ?
カネスエ北方店を運営する会社は、株式会社カネスエという会社で、愛知県一宮市に本社があり、愛知、岐阜、三重など中心に28店舗を展開しております。
商号 | 株式会社カネスエ | |
---|---|---|
関連会社 | 株式会社カネスエ商事 | |
代表者 | 代表取締役 牛田彰 | |
設立 | 1951年 | |
本社所在地 | 〒491-0923 愛知県一宮市大和町氏永字仲林140-1 (氏永サービスセンター) | |
本社電話番号 | 0586-47-6615(代表) | |
資本金 | 4,800万円 | |
事業内容 | 「日本を食で救う」スーパーマーケットチェーンの経営 |
株式会社カネスエは、全従業員の物心両面の幸福の追求と社会の発展に貢献するということを企業理念においており、おいしい食品、安心できる、使って便利な品で価値のある品ばかりを厳選してサービスし、顧客の生活の向上を目指すことを目標にしている会社であります。
カネスエ北方店 異臭騒ぎの原因は何?
では、カネスエ北方店の異臭騒ぎの原因は一体何だったのでしょうか?
異種騒ぎがあった当時、1階のレジ付近にいた人物の証言によれば「急に鼻にツーンとくるようなにおいがして、喉が痛くなり、すごくせきが出た。周囲にいた人もみんなせき込んでいた。外に出た後も30分以上喉の痛みが続き、怖かった」ということのようです。
つまり、症状としては喉の痛みと鼻にツンとくる刺激臭があったということです。
異臭騒ぎの原因その①:催涙スプレーの可能性
喉の痛みだけを考えるのであれば、催涙スプレーなどがあげられ、これはチリペッパーから抽出されたバルサム唐辛子と化学薬品の液体を混合したOCガスと呼ばれるものが使用されるのが一般的です。
また、世界で最も強力であるとされるポリスマグナムという催涙スプレーがあるのですが、これを噴射した場合、身動きが取れなくなる他、強烈な喉の痛みと目の痛みを訴えるのだそうです。
▼ポリスマグナムの検証動画
シアン化合物(青酸カリ)入りのCRガスという催涙ガスなどもあるのですが、毒劇物でありますので、一般的には流通しておらず、カネスエ北方店で噴射するとしたOCガスが無難であると思われます。
異臭騒ぎの原因その②:ホルムアルデヒドの可能性
異臭騒ぎがあった当時、防犯カメラや目撃情報では不審な人物は確認されていないということですので、催涙スプレーを撒いたような形跡は今のところないと考えられます。
それであれば、何だったのでしょうか?
家具や建築資材、壁紙を貼る為の接着剤などに含まれている化学物質の一つにホルムアルデヒドという化学物質があるのですが、これが原因である可能性も考えられます。
ホルムアルデヒドは、家具や建築資材から少しづつ室内に放散され、汚染された室内にいると眼や喉に刺激を感じ、咳き込むことがあるのだそうです。
ホルムアルデヒドの症状としては、同物質は人体の粘膜を刺激するため、目がチカチカしたり涙が出る、鼻水が出る、のどの渇き・痛みやせきなど、シックハウス症候群の原因となる有害な物質であります。
何らかの原因でスーパー内の接着が剥がれてしまい、ホルムアルデヒドが高濃度で充満してしまったため、上記のような症状を発症してしまったのではないでしょうか?
カネスエ北方店の異臭騒ぎの原因は化学兵器によるバイオテロの前兆?
催涙スプレーによるいたずらや、ホルムアルデヒドの漏洩ではなかった場合、カネスエ北方店の異臭騒ぎの原因は化学兵器によるバイオテロを起こすための実験を試みていたという可能性も十分に考えられます。
オウム真理教が起こした最悪のバイオテロである地下鉄サリン事件では、サリンの殺傷能力を試すために、およそ1年前に松本サリン事件という事件を引き起こしております。
デカいターゲットを狙うために、まずは身近にあるところから効き目を調査し、その実験データと元に実行に移すというテロ集団がいるのかもしれません。
テロ集団は犯罪のプロですから、防犯カメラなどに写っていないのも当然でありまし、あくまで一般の人を装うことを意識しているはずですから、不審者の情報が目撃されていないのも納得ができます。
何れにしても、夏休みの大型スーパーで発生した事件であるだけに、一層の波紋が広がりそうな一件です。
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