出典:NEWSMAP
ジャニーズ事務所を退所した元SMAPの稲垣吾郎さん、草なぎ剛さん、香取慎吾さんの3人を番組に出演させないように圧力をかけていた問題で、テレビ局を中心に圧力をかけていたのが、同グループ所属・嵐の元マネージャーA氏であることが明らかとなりました。
今回は、この嵐の元チーフマネージャー・A氏の名前や顔画像、圧力の真相などについて迫ってみたいと思います。
嵐の元チーフマネージャーがテレビ局に圧力か
文春オンライほか、メディア各局が以下のようなニュースを報じ、話題となっています。
独占禁止法違反の恐れがあるとして、公正取引委員会から注意を受けていたことが明らかになったジャニーズ事務所。テレビ局に圧力をかけていた中心人物が、嵐の元チーフマネージャー・A氏だったことが、「週刊文春」の取材でわかった。
「公取委が問題視したのは、2017年9月にジャニーズ事務所を退所した稲垣吾郎(45)、草彅剛(45)、香取慎吾(42)の3人を巡るテレビ局への圧力です。公取委は3人の独立後に出演番組が次々と終了した経緯などを調査。昨年頃からテレビ局をはじめ、関係各所にヒアリングを行っていました」(社会部記者)ジャニーズ事務所が、テレビ局への圧力を強めるきっかけとなったのが、2017年11月に3日間にわたり、インターネットテレビ「Abema TV」で放送された「72時間ホンネテレビ」だった。
その後、A氏は、元SMAPの3人を取り上げた番組や尺の長さをリストにしたものを提示し、「なぜこうなったのですか?」と理由を問い詰めるなどしていたという。A氏は、嵐の元チーフマネージャーで、藤島ジュリー景子副社長の右腕として知られる人物だ。
ジャニーズ事務所は、「週刊文春」の取材に対して、「弊社従業員が、ご指摘のような行為を行なった事実はございません」と回答した。7月25日(木)発売の「週刊文春」では、A氏がほかにどのようにテレビ局に迫っていたのか、A氏の人物像、A氏は「週刊文春」の直撃にどう対応したのか、民放各局による過度な自主規制や忖度について、詳報する。
出典:文春オンライン
ジャニーズの圧力問題とについて
では、ジャニーズの圧力問題とは一体どのようなものだったのでしょうか?
第1報が流れたのは、2019年7月17日 21:12に共同通信が発表した以下のような記事からでした。
NHKによると、ジャニーズ事務所が民放テレビ局などに対し、国民的アイドルグループ「SMAP」の元メンバーの稲垣吾郎さん、草なぎ剛さん、香取慎吾さんの3人を出演させないよう圧力をかけていた疑いがあることが関係者への取材で分かりました。公正取引委員会は独占禁止法違反につながるおそれがあるとして、17日までにジャニーズ事務所を注意しました。
出典:共同通信
ネットメディアやTVメディア、週刊誌などがTV局がジャニーズ側への忖度をしていたり圧力をかけていたりするという憶測の記事は度々報じられておりましたが、まさか内閣府の外局であり国の機関である公正取引員会が正式に注意したということで、芸能界のみならず日本全国に大きな衝撃が走ったのです。
公正取引委員会とは?
では、ジャニーズにも屈することなく注意できる公正取引委員会とは一体どのような機関なのでしょうか?
公正取引員会は内閣総理大臣の管轄下にあり、内閣府の外局として、主に国民の経済や消費活動の妨げになるような”独占”を取り締まる機関であります。
経済の憲法ともまで呼ばれる独占禁止法を審査する機関であり、日本経済の中心を担っているということで、「市場の番人」や「企業再編の番人」という異名を持っております。
独占禁止法って何?
独占禁止法とは、健全で公正な競争状態を維持するために定められた法律で、一企業などによる市場の独占を防ぐために定められております。
一昔前ですと、財閥と呼ばれる大企業があらゆる分野において”独占”をしており、価格競争が行われないことから、値段が高騰したりしてしまうという問題が発生しました。
こうした独占によるトラブルや問題を解消するために、戦後間もない1947年に定められた法律であります。
例えば、牛乳などを製造する企業が日本で一つしかないいわゆる独占状態だった場合、その企業の価格設定が200mlで1万円もするように設定していたとします。
この独占禁止法が制定される前であれば、一般の消費者はこの企業以外からは牛乳を買うことが出来ないため、仕方なく1万円で購入することを余儀なくされます。
こうした経済における競争の妨げや独占を防ぐという目的があったために(主に財閥企業からの市場経済の解放)、政府主導でしっかりと見守っていこうというのがこの法律であり、公正取引委員会という機関なのです。
ジャニーズだけじゃない、大手芸能プロダクションによる圧力問題
大手芸能プロダクションなどは極めて複雑なしがらみや利権などが絡み合っており、スポンサーなどの関係性もあって公にはされておりませんが、退社や独立した人物を干したり圧力をかけることがあるのだそうです。
「あまちゃん」で大ブレイクした女優の能年玲奈さんは所属していたレプロエンタを退社してから芸能界から干されておりますし、ワタナベエンターテインメントから独立をした小柳ルミ子さんや森進一さんなども干されております。
その他にも数多くの芸能人が事務所からの圧力によってTVから姿を消すなどしております。
もっとも、「独立したり退社したらこうなるぞ」と事務所側が見せしめ的に行なっているのかもしれませんが、やはり日本社会においては長い物には巻かれろということなのでしょうか?
嵐の元チーフマネージャーA氏とは?
実際にジャニーズ事務所の圧力問題に目を向けてみましょう。
2016年に解散したSMAPは、ジャニーズ事務所に残るメンバーと退所して別の事務所に映るメンバーと2つのグループに分かれてしまいました。
解散の理由や真相については様々な憶測があり、不仲説や会社の派閥なども囁かれるなどしておりますが、実際に退所したのは草彅剛さん、香取慎吾さん、稲垣吾郎さんの3人なのです。
2017年9月に正式にジャニーズ事務所を退所した3人は、株式会社CULENという元SMAPもマネージャーの飯島三智さんが代表を務める芸能プロダクションに移籍をするのです。
おそらくこの移籍に対してジャニーズ事務所側が面白く思っておらず、「元SMAPの3人をテレビ出すな」と圧力をかけたのでしょう。
その圧力をかけたと言われているのが、文春によれば嵐の元チーフマネージャーであるA氏であるということです。
嵐の元マネージャーA氏の名前と顔画像が判明?
この嵐の元マネージャーA氏の名前についてですが、現在のところは名前や顔画像については公開されておらず、特定するにも至っておりません。
ですが、ジャニーズの次期社長である藤島ジュリー景子さんの側近中の側近で、右腕として知られている敏腕マネージャーであるのだそうです。
国民的アイドルグループ嵐の元マネージャーということで、もしかしたらメディア出演などをしたことがあったり、メンバーの誰かが何かしらの番組で名前をポロっと話してしたのかもしれませんが、今の所分かっておりませんので、こちらに関しては詳しい情報が入り次第、随時お伝えしていこうと思います。
圧力をかけるきっかけとなったのはAbemaTV
圧力をかけるきっかけとなたのは、2017年11月2日から3日間渡って放送されやAbemaTVの「72時間ホンネテレビ」という番組であるそうです。
この番組では、草彅さん、香取さん、稲垣さんの3人が独立後初のメディア出演ということや72時間の生放送ということもあって、大きな反響を呼びました。
しかしながら、AbemaTVというのはネットテレビでありますし、今後3人が地上波にどんどん進出してくるのを懸念した嵐の元チーフマネージャーA氏が、TV局側に「元SMAPの3人を起用しないでくれ」と頼み込み、Abemaに対しては起用の理由を問い詰めたりしていたそうです。
ジャニーズ圧力問題についてのまとめ
いかがでしたでしょうか?
ジャニーズ事務所に関わらず、大手芸能プロダクションというのはその利権やしがらみから事務所を退所すると干されたり、圧力をかけられて芸能界から姿を消したりすることがあるのだそうです。
ジャニー喜多川さんという偉大な人物が亡くなってしまった今、ジャニーズ事務所の身体に関わる重要な問題であるだけに、同事務所は慎重な対応が求められるでしょう。
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