出典:産経ニュース
今年4月、NHK政治部の記者との不倫が報道されたテレビ朝日の元アナウンサー村上裕子氏。
不倫報道があってからMCを務めていたテレビ朝日「朝まで生テレビ!」の出演を見合わせていましたが先月復帰を果たしました。
現場復帰を後押ししたのは国際政治学者の三浦瑠麗氏のSNSへの投稿でした。しかし現在、この投稿が村上氏の夫・西脇亨輔氏がプライバシーの侵害だとして慰謝料を求めて三浦氏を提訴したことが話題になっています。
三浦氏の投稿の何が西脇氏のプライバシーを侵害したのでしょうか。
村上氏の不倫の概要と共に西脇氏と三浦氏の争点を追求したいと思います。
村上元アナ、不倫疑惑が持ち上がる
まずは今年4月、週刊誌「週刊ポスト」がスクープした村上祐子氏の不倫スクープを振り返ってみましょう。
週刊ポストがスクープを報じて以降は各メディアが以下のように情報を伝えていました。
テレビ各局それぞれにカラーがあるように、それぞれの局の女子アナにもカラーがあるように見える。もちろん総じて才色兼備なのだが、中でも、とりわけ上品そうな正統派美女を多く抱えている局といえばテレビ朝日ではないだろうか。
この春、小川彩佳、宇賀なつみという人気女子アナ2人が相次いで退社し、現有戦力の奮起が期待されるところだが、そんなやさきに4月15日発売の「週刊ポスト」が、局の主力の一人である「ベテランアナ」の“禁断愛”を報じた。テレ朝に務める元アナウンサーで現在は政治部に籍を置く村上祐子氏が夫と別居し、10歳近く年下のNHK政治部記者の男性の家を生活拠点としているというのだ。
「村上さんは01年に女子アナとして入社。スラリとした長身で、テレ朝女子アナの典型とも言える正統派美人です。現在は政治部の記者ですが、『朝まで生テレビ!』にはこれまでどおりMCとして登場しています」(週刊誌記者)
村上氏は06年、8歳年上の同局アナウンサーと職場結婚。東大法学部在学中に司法試験に合格し、弁護士資格を持つ夫は、資格を活かし、07年にアナウンス部から法務部に異動したという。テレ朝のホームページで夫は、妻の村上氏が同じ職場にいることのありがたさについてコメントしたりと、局内では仲の良い夫婦と思われていたようだ。ところが、妻は前述のNHK記者と“同居同然の生活”をしているというのである。
出典:Asagei+
村上氏は2001年にテレビ朝日に入社した女性アナウンサーで15年間アナウンサーとしてテレビ朝日の看板を背負った後、報道局政治部へ異動となり「朝まで生テレビ!」以外の番組からは卒業という形になりました。
村上祐子
出典:zakzak
名前:村上祐子(むらかみ ゆうこ)
生年月日:1978年11月16日(現40歳)
出身地:福岡県福岡市
最終学歴:日本女子大学文学部
相手はNHK政治部のYか
その村上祐子氏の不倫相手とされたのはNHK政治部に勤務する男性でした。
記事によると、おしどり夫婦として知られていたようだが、実態は違っていた。村上氏は政治部に異動後、NHKの野党番を務めるA記者と接近。A記者は村上氏より10歳近く年下の30代前半で、やり手と評判だ。現在、村上氏は夫のN氏と別居し、東京・永田町の近くにあるA記者の超高級マンションを生活拠点にしているという。同誌は村上氏とN氏を直撃したが、 プライベートを理由に真相を語らなかった。
出典:Asagei.Biz
上記記事の中では”A”と表わされている村上氏の不倫相手ですが、NHKの中では野党の取材を担当している記者だということも書かれています。
そこでNHKが投稿している野党を取材した記事を当たってみたところ名前がA、姓がYの人物が見つかりました。
その人物は立憲民主党党首・枝野幸男氏を専属で取材している記者でした。
入局は平成21年。大学卒業後ストレートで入社していた場合現在33歳ころだと思われます。
この”A.Y”が村上氏の不倫相手である可能性は非常に高いのではないでしょうか。
三浦氏、問題は夫婦生活の暴露
17日話題になったのはこの村上祐子氏が巻き起こした不倫騒動の当事者の1人である村上氏の夫・西脇亨輔氏と、村上氏と「朝まで生テレビ!」で共演をしている交際政治学者の三浦瑠麗氏の間で起きた問題でした。
発端は三浦氏がTwitterに投稿した内容でした。
そもそも何年も別居し離婚調停後、離婚訴訟係争中の人を不倫疑惑とする方が間違い。新しいパートナーと再スタートを切り子供を作ることさえ、離婚しにくい日本では難しい。これは本来多くの人が抱える問題のはずなのに。村上祐子さんを朝まで生テレビから下ろすべきではない。 https://t.co/qh5ubxiDol
— 三浦瑠麗 Lully MIURA (@lullymiura) 23. huhtikuuta 2019
村上氏と共演している三浦氏は援護をしたかったのでしょう。
確かに日本の法律では夫婦が別居状態であれば婚姻関係は事実上破綻していると見做します。婚姻関係が破綻しているのであれば村上氏の不倫は”不倫ではない”と見ることもできます。そうであるのならば三浦氏の言う通り謹慎処分は厳しい処分だと感じます。
しかし夫である西脇氏が問題しているのは夫婦だけしかしらない”離婚訴訟係争中の事実”を三浦氏が公に明かしたということでした。
西脇氏は三浦氏を提訴するにあたって報道各社にコメントを出しています。
提訴にあたりお伝えしたいこと
不倫には被害者がいます。
私は不倫疑惑報道を目にしたとき、頭の奥が痺れ、
眠ることができなくなりました。
その中で三浦瑠麗さんのツイートを読みました。
それは離婚訴訟や調停などのプライバシーを、新たに晒すものでした。
報道が正しければ妻である村上祐子記者がしたことは「不貞行為」ですが、
そうではなかったかのように書かれていました。
夫婦関係は完全に破綻していたと、根拠なく決めつけていました。
不正確なツイートは拡散し、多くの人がそれを信じ、
夫である私への批判の声が相次ぎました。
三浦さんのツイートで、ふたたび心が喪われました。
このまま、何もなかったことにしようとも考えました。
しかし、泣き寝入りはしたくありませんでした。
人の痛みなどどうでもよいのなら、社会や政治を語る資格はないと思いました。
そこで裁判を闘うことにしました。
この裁判を通じて、一方的で不正確な言葉によって傷つけられる被害が
今後なくなることを願っています。
令和元年7月17日
西脇亨輔
出典:Yahoo!ニュース
プライバシーの侵害に当たるのか
三浦瑠麗氏の投稿が西脇亨輔氏に実害を与えているのであれば”プライバシーの侵害”として三浦氏に損害賠償を支払う処罰が下される可能性はあります。
似たような法律で名誉棄損罪がありますが、これは前提として公開された内容が虚偽で公開された人物に被害が出たときに該当します。
西脇氏は現在村上祐子氏と離婚訴訟係争中であることは事実であるため名誉棄損罪での提訴はできません。そのため民法709条を中心に三浦氏の行為を不法行為として追及していく構えなのだと思います。
第709条故意又は過失によって他人の権利又は法律上保護される利益を侵害した者は、これによって生じた損害を賠償する責任を負う。
出典:Wikibook
三浦氏の発言は村上氏を思ってのことだったのでしょうが、事実”藪をつついて蛇を出す”発言になってしまったようです。
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