出典:MBS
9日、石川県金沢市にある民家の物置からビニール袋に入れられた状態の赤ちゃんの遺体が見つかりました。
石川県警はこの民家に住んでいた角斉容疑者と知人の福井理恵容疑者を逮捕しています。
遺体で見つかった赤ちゃんは福井容疑者の子どもであることが判明していますがなぜ生後幼い我が子の遺体を遺棄したのでしょうか。
真相を追求しました。
民家から乳児の遺体を発見
事件についてはANNのほか各メディアが以下のように報道しています。
金沢市で住宅の物置に赤ちゃんの遺体を放置したとして、この家に住む46歳の男と知人の32歳の女が逮捕されました。
金沢市の大工・角斉容疑者と知人で石川県野々市市の無職・福井理恵容疑者は、角容疑者の自宅の物置に赤ちゃんの遺体を放置した疑いが持たれています。角容疑者から「死体を預かっている」と相談を受けた知人男性が警察に通報し、捜査員が物置から半透明の袋に入った赤ちゃんの遺体を発見しました。遺体は腐敗が進んでいて、性別は分かっていません。角容疑者は「やってはいけないことをしました。反省しかありません」、福井容疑者は「自分が産んだ赤ちゃんの遺体を放置した」と容疑を認めています。
出典:テレ朝ニュース
民家に住んでいた男と知人女を逮捕
石川県警は事件を受けて遺体が見つかった民家に住んでいる角斉容疑者とその知人である福井理恵容疑者を逮捕しました。
角容疑者と福井容疑者について明らかになっている情報は次の通りです。
名前:角斉(かど ひとし)
年齢:46歳
職業:大工
住所:石川県金沢市額乙丸町
名前:福井理恵(ふくい りえ)
年齢:32歳
職業:無職
住所:石川県野々市市
角容疑者と福井容疑者の顔写真、SNS等身元に繋がる情報を捜索しましたが発見はできませんでした。
遺体で見つかった赤ちゃんは福井容疑者の子どもであり、角容疑者は「福井容疑者から遺体を預かった」供述していることから角容疑者が預かった時には赤ちゃんは既に死亡していたのだと思われます。
現場は住宅街の一角
遺体は民家の物置で見つかりました。
民家は角斉容疑者の自宅ですが、報道メディアによると石川県金沢市の”額乙丸町”という地域にあるそうです。
また現場外観を映像で報道されていました。
それがこちらです。
角、知人に相談で事件が発覚する
9日午後、角斉容疑者の自宅から乳児の遺体が発見されました。
発覚したきっかけは角容疑者が知人に「死体を預かっている」と相談をしたことでした。
相談を受けた知人が警察に連絡、駆け付けた警察官が民家の物置を調べると乳児の遺体が発見され事件が発覚しました。
なぜ今になって角容疑者と福井理恵容疑者は犯行を表ざたにしようと行動に出たのでしょうか。
それはやはり罪悪感を抑えきれなかっただと思われます。
先月、神奈川県平塚市で両足が切断された遺体が見つかりました。出頭した被害者の夫も罪悪感に耐えられなかったとして警察に出頭しています。
その日の夜、『罪悪感に耐えられない』と平塚警察署に出頭してきたのが、翌日正午に死体遺棄容疑で逮捕されることになる川崎市宮前区の会社員・平聖也容疑者(26)。
出典:BIGLOBE NEWS
通常人間は自身の規範意識から外れた行動を取ると自責の念に駆られるようにできています。これが罪悪感の正体ですが、角容疑者も福井容疑者もこの数か月間罪悪感に苛まれながら過ごしてのでしょう。
供述で角容疑者は「してはいけないことをしてしまった」と述べていますがこの言葉言いたくて仕方なかったのだと思います。
赤ちゃんポストを普及させるべき
2006年、熊本県にある慈恵病院が理由があって赤ちゃんが育てられない時に赤ちゃんを匿名で養子に出すことのできる”赤ちゃんポスト”というシステムを導入しました。
赤ちゃんポストのシステムは海外だと広く普及していますが、日本では慈恵病院が導入してから10年経過した現在でも慈恵病院のみが赤ちゃんポストを設置している唯一の病院です。
近年、経済的困窮などを理由に子どもを虐待やネグレクトで殺害する親が増加しています。
しかし赤ちゃんポストが普及すれば親に殺害される幼い命が増えるのではないでしょうか。子どもを育てられない環境で出産する親が一定数いる以上虐待死は減少しないと思います。
一刻も早く親を育児から解放するためのシステムではなく幼い子どもを親の暴行から守るために赤ちゃんポストのシステムを普及させる必要があるのではないでしょうか。
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