出典:FNN
8日夜、日本国内屈指の観光地”京都祇園”で火事があり飲食店5棟が焼ける家事がありました。
火柱上がり消火までに3時間要した火事。幸いにもけが人はいませんでしたが、観光客で賑わっていた現場は一時騒然としました。
なぜ火事は起きたのでしょうか。近年多発する京都祇園での火事の事例を参考に出荷原因を探ってみたいと思います。
京都祇園、5棟巻き込む火災で騒然
京都祇園で起きた火事については朝日新聞をはじめ各メディアが以下のように報道しています。
8日午後9時15分ごろ、京都市東山区祇園町南側の小料理店の女性店主から「店内に煙が立ちこめている」と119番通報があった。市消防局などによると、木造2階建ての同店を含む5棟が燃えており、約20台の消防車が出動した。消防隊員らが周辺の店の客らを避難させ、現場は騒然とした雰囲気になった。けが人は確認されていないという。
現場は花街・祇園の花見小路通沿い。昔ながらのお茶屋や飲食店などが立ち並び、外国人観光客らも多く訪れる観光街だ。避難した人や見物人が歩道からはみ出し、何度もタクシーのクラクションが鳴った。芸舞妓(げいまいこ)たちも消火活動を見つめていた。
近くの女性(54)はサイレンの音で火災に気付き、自宅の屋上に上がったら、煙が見えたという。「大きな火事でびっくりし、あわてて家を飛び出した」と話し、不安そうに現場を見つめた。
出典:朝日新聞
出火元は日本料理屋”美登幸”か
5棟を巻き込む火災が起きたのは8日午後9時過ぎ、どの飲食店も閉店準備に取り掛かろうという時間帯でした。
火事が起きた現場は京都市東山区祇園町南側、花見小路通に並ぶ昔ながらの建物の一角。
出火元は1946年からこの場所で日本料理屋を経営していた”美登幸(みとこ)”だと思われます。
出典:朝日新聞
美登幸は元々茶屋をしていた老舗の飲食店ではあります。戦後は日本料理屋に店を変え、懐石料理を観光客に振る舞っていました。
同店はまた舞妓による舞を見ることのできる店舗でもあり料理と共にそのサービスも人気の一つでした。
美登幸の従業員が通報したことで火事が発覚しましたが出火は2階からだったようです。
出典:美登幸
ただ2階は見る限り厨房もなく火事の元となる火の気がないように見えます。
通報した従業員も「店内に煙が充満している」と出火元は確認していなく、消火から一夜明けた9日朝から現場検証が進められています。
祇園で火事が多い
ここ数年、京都祇園では火災が多発しています。
18日午後5時ごろ、京都市東山区祇園町南側の空き家から出火。木造平屋建ての小屋の一部と、隣接する木造2階建ての母屋や倉庫の壁などが焼けた。けが人はなかった。現場は八坂神社の南側近くで、消防車両14台が駆けつけ、一時騒然とした。東山署によると、出火当時、空き家の解体作業が行われていたという。
近くに住む高校3年生(18)は「この辺りは木造の古い建物が多く、火事が起きると延焼の恐れもあるので怖い」と驚いた様子だった。
出典:京都新聞
12日午後2時半ごろ、京都市東山区祇園町南側の日本料理店「千花」から出火、木造2階建て延べ100平方メートルが全焼した。付近の住宅など6棟も計165平方メートルが焼けた。けが人はなかったが、観光客でにぎわう週末の繁華街が煙に包まれ、一時騒然となった。
東山署によると、出火当時、店では昼の営業を終え、従業員4人が夜の営業に向けて準備中だった。清掃作業にバーナーを使っていたといい、出火原因を調べている。
現場は、四条大和大路交差点から南東の路地奥。近くには南座や八坂神社、花街の祇園甲部があり、飲食店が立ち並ぶ。出火当時、京都府警は四条通の川端通―東大路通間を一時全面通行止めにした。隣接する仲源寺には重要文化財の木造千手観音坐(ざ)像があるが、被害はなかった。
出典:京都新聞
祇園一帯は昔ながらの木造家屋が立ち並び趣のある街並みを演出していますが、老朽化が進み電気系統の配線がショートして火災に繋がるということもあったのかもしれません。
京都の結界が崩壊した影響?
火災が起きた京都・祇園。この周辺は日本史の教科書出てくるような寺社仏閣が点在しています。
八坂神社、伏見稲荷大社、下鴨神社…など有名な神様が祭られている日本の聖域とも呼べる場所です。
しかしこの地域で昨年、とある神社が台風によって倒壊してしまいそのことがオカルトマニアの間で話題になりました。
昨年、関西地域に猛烈な暴風雨をもたらした台風20号。その影響で今回火事のあった京都市東山区に存在する大将軍神社が倒壊しました。
この神社は八岐大蛇を討伐し天照大御神の弟でも知られる須佐之男命を奉っている神社でした。
台風20号の影響により、京都市東山区の大将軍(たいしょうぐん)神社では、境内の高さ約15メートルのモチノキが倒れて拝殿を直撃、拝殿が倒壊した。けが人はなかった。
同神社によると、24日午前7時ごろ、拝殿が倒れているのを見た近隣住民から三芳徳光(のりみつ)総代へ連絡があった。モチノキは樹齢数百年といい、ご神体の一つ。根元から折れて拝殿の屋根に倒れており、重みで柱が折れたとみられる。
出典:産経新聞
これがなぜ話題になったかというと大将軍神社は京都を守る結界の北東の位置にあったからです。
京都を守る結界というものは平安京大極殿跡、岩屋神社、平等院鳳凰堂、石清水八幡宮、大野原神社を繋ぎ五芒星を描いたものをいいます。
五芒星は平安時代に朝廷が取り入れていた陰陽道に由来し、魔よけを表す形だとされています。京都市の四方に寺社仏閣を築くことで京都の御所に結界を張る目的があったとオカルトマニアの間では人気されているようです。
出典:フラクリ
そして陰陽道では北東の方角を鬼門と呼んで”魔がやってくる方角”として忌み嫌っていました。
大将軍神社はこの五芒星から見れば北東の方角、鬼門に当たります。
その鬼門にある神社が倒壊したことで結界が崩壊し京都に良くないことが起こると言われていました。
今回京都・祇園で起きた火事とオカルトな話が繋がるかは首を傾げざるを得ませんが最近の火事が多発していることなどを見るとオカルトの話を少しは信じてみたくなってしまいます。
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