出典:日テレNEWS24
23日、千葉県警は同居する父の顔を殴った傷害の疑いで高見沢隆容疑者を現行犯逮捕しました。
近隣住民からの通報で容疑者宅に警察官が駆け付けると父の国文さんが居間で倒れており、高見沢容疑者はその場で取り押さえられました。国文さんは病院に搬送されましたが死亡が確認されています。
ではなぜ高見沢容疑者は実の父親である国文さんに暴行を加えたのでしょうか。その理由と親子間のトラブルの根本を追求します。
父死亡で、息子逮捕
事件については産経新聞をはじめ各メディアが以下のように報道しています。
千葉県警市川署は23日、同居する父の顔を殴ったとして、傷害容疑で同県市川市国府台、自称会社員、高見沢隆容疑者(35)を現行犯逮捕した。父の国文さん(67)は搬送先の病院で死亡が確認された。署によると、「嫌みを言われ、頭に来て殴ってしまった」と話している。
逮捕容疑は23日午後4時10分ごろ、自宅で国文さんの顔を拳で数回殴る暴行を加え、傷害を負わせたとしている。
騒ぎに気付いた近隣住民の通報で駆け付けた署員が、自宅1階の居間で倒れていた国文さんを発見。そばにいた容疑者を取り押さえた。母親も在宅していたが、けがはなかった。
署は司法解剖し、死因や暴行との因果関係を調べる方針。
出典:産経新聞
取り押さえられた息子
千葉県警はその場にいた息子・高見沢隆容疑者を取り押さえ傷害容疑で現行犯逮捕しました。
高見沢容疑者については明らかになっている情報は次の通りです。
名前:高見沢隆(たかみさわ たかし)
年齢:35歳
職業:会社員(自称)
住所:千葉県警市川市国府台
高見沢容疑者の顔写真、SNS等身元情報がわかるものに関して捜索を行いましたが発見には至りませんでした。
高見沢容疑者は父親である国文さんの顔を数回殴った疑いがもたれています。暴行については警察の取り調べで「殴った」と認めているようですが、その程度は近隣住民が警察官に通報するほどで国文さんを死に至らしめた要因も高見沢容疑者による暴行である可能性が高いと思われます。
現場は?
普通の住宅
事件が発生した場所は高見沢隆容疑者の自宅でした。高見沢容疑者は自宅に父親である国文さん、母親と同居していたと見られています。
ではその自宅を特定したいと思います。
メディアの情報では自宅のある住所は”千葉県市川市国府台”ということが判明しています。
現場付近は複数の大学、そして高度な医療設備をもった大規模病院などの施設があります。その周囲に数多くの民家が密集して建てられていましたが、現場となった高見沢容疑者の自宅までは特定できませんでした。
動機は怨恨
憎しみが募りやすい関係
高見沢隆容疑者が起こした今回の事件、被害者との関係は親子でした。
現在日本国内で認知されている殺人事件の半分は家族間で発生しているという驚愕の報告が法務省によってされています。
出典:法務省
ただこの数字は日本だけではなくアメリカでも殺人事件の3分の1は家族、パートナー間で発生していると言われています。
経済的に富んでいる先進国では殺人事件は家族間で発生する割合が高いと言われていますが、これは先進国ではない国には家族それぞれが役割があって1人でも欠けた場合は自分自身が生きてはいけなくなるため家族間の殺人割合が減少するからだとされています。
日本では家族が生計を支え合っているという状態ではないため悪い関係が生じてしまうと殺意が湧きやすくなってしまうのです。
親殺しは、先進国の中流以上の家庭で起きやすくなります。子どもをひどく虐待しているような暴君としての親を殺す場合もありますが、教育熱心な親が殺されることもあります。
本来なら自分を支えてくれるはずの家族が、逆に自分を押しつぶす存在と感じ、しかも普通の反抗や家出などでは両親祖父母をはね除けられないと感じた時に殺意がわきます。
出典:Yahoo!ニュース
高見沢容疑者は父親である国文さんに暴行を加えた動機について「いやみを言われて頭にきた」と供述しています。
同居をしている父親からいやみを言われ自分の自尊心が傷つけられた瞬間に高見沢容疑者の殺意が芽生え、その殺意に歯止めをかけるものもなく事件を起こしてしまったのでしょう。
ただいくらいやみを言われたからとしても事件を起こすというのは言語道断です。
家族への依存ではなく家族以外へ心のよりどころを早めに作っておくことが高見沢容疑者には必要だったと思われます。
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