出典:日テレNEWS24
4日午後、愛知県知立市の国道で横断歩道を自転車で渡っていた女性が大型トラックにひかれるという事故が発生しました。女性は病院に搬送されましたが死亡しました。
愛知県警はトラックを運転していた中尾志津香容疑者を逮捕しました。
なぜ事故は発生したのでしょうか。その理由を追求しました。
横断歩道で事故
事故についてはNHKをはじめ各メディアが以下のように報道しています。
4日午後、愛知県知立市の国道で、横断歩道を自転車で渡っていた女性が大型トラックにひかれて死亡した事故で、亡くなったのは知立市に住む20歳の会社員の女性と確認されました。
4日午後1時半ごろ、知立市鳥居の交差点で横断歩道を渡っていた自転車が左折しようとした大型トラックにひかれ、自転車に乗っていた女性が死亡しました。
その後の警察の調べで、この女性は、知立市桜木町の会社員、坂田紗愛理さん(20)と確認されました。
警察によりますと、坂田さんは勤務先から帰宅する途中だったということで、警察は、トラックを運転していた岡崎市大和町の中尾志津香容疑者(49)をその場で逮捕し、詳しい状況を調べています。
出典:NHK NEWS WEB
逮捕されたのは…
この事故を受けて愛知県警に現行犯逮捕されたのは中尾志津香容疑者でした。
中尾容疑者について明らかになっていることは次の通りです。
名前:中尾志津香(なかお しづか)
年齢:49歳
職業:トラック運転手
住所:愛知県岡崎市大和町
中尾容疑者の顔写真、SNS等身元についての捜索を行いましたが残念ながら情報は発見できませんでした。
中尾容疑者は業務の帰路で事故を起こしたことが警察の取り調べで明らかになっています。
現場は?
事故はどこで発生したのでしょうか。
報道メディアによると事故現場は”愛知県知立市鳥居の交差点”であることが明らかになっています。
また現場の映像も放送されていました。
出典:CBC
これらの情報を元に事故現場を特定したいと思います。
特定を試みたところ知立市の上重原町西八鳥付近であることが明らかになりました。
現場は国道155号線と国道23号線が交差する場所になっており非常に大通りであることが伺えます。
見通しも良いこの交差点で事故はどのように発生したのでしょうか。
左折巻き込み
トラックの”死角”
中尾志津香容疑者は愛知県警による取り調べを受けていますが、現在も詳しい事故の発生原因は発表されていません。現段階では中尾容疑者が左折したことで事故が発生したことは明らかになっています。
トラックによる左折事故。トラックの事故の中では左折の際に歩行者などを巻き込んでしまう事故が特に多いと言われています。
動画サイトYouTube上にもトラックによる左折事故のドライブレコーダー映像が多数投稿されています。
これだけトラックなど大型車による左折巻き込み事故が多く発生している理由にはトラックの”死角”が関係しています。
見た目からわかるようにトラックなどの車種は普通の乗用車と比較しても車高があります。車高が高いと遠くまで見通すことができてドライバーが視認できない範囲の死角は少ないようにも感じますが、車高が高くなった分死角も増えています。
乗用車は車のフロント部分に近い前方、真後ろ、サイドミラーに映らない場所が死角となります。普通乗用車の場合だと車高もトラックに比べて低いため側方は確認できるようになっています。
しかしトラックだと車高が高い分側方の死角部分が増大していることがイラストからも見てとれます。そのためトラックの側方ギリギリに歩行者、自転車、バイクなどが来てしまった場合トラックのドライバーは存在を認識することは難しくなっていますのです。
今回死亡した女性もおそらくこの死角に入ってしまい中尾志津香容疑者は被害者の存在に気がつかず左折に巻き込んでしまったのではないでしょうか。
事故を防ぐためにはもちろんトラックのドライバーが確認を怠らないというの大前提になりますが、歩行者、自転車、バイクの方はトラックの横についてしまった場合はなるべくトラック後方について指示器が目に入る位置でトラックの動きを警戒するなど自衛することが大切だと思われます。
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