シーサイドラインの逆走事故原因がヤバい!再開や復旧のめど、過去の事故例についても

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出典:日本経済新聞

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1日夜、横浜市の新杉田駅と金沢八景駅を結ぶ「シーサイドライン」の新杉田駅で列車がおよそ25メートル逆走して車止めに衝突するという事故が発生しました。

全て無人運転で動いていたシーサイドライン。決して起こるはずのなかった事故はなぜ起きたのでしょうか。

過去の類似事故と比較してその原因を推測したいと思います。

逆走のシーサイドライン

事故の儀用について振り返ってみましょう。事故の一報はANNをはじめ各メディアが以下のように報道しています。

横浜市で電車が逆走し、多くのけが人が出ています。新杉田駅から報告です。

(社会部・金井誠一郎記者報告)
車両が突如、逆走して壁に衝突したということです。現在も壁にくっ付いたような形になっています。この事故で20人ほどのけが人が出ました。当時、乗っていた乗客に話を聞いたところ、「車両が動き出して前に進むことなく、いきなり逆走して10秒ほどで壁に衝突した」ということです。車内では子どもたちが泣き叫ぶなど、かなり騒然とした様子だったということです。
(Q.1日午後8時15分ごろだったということだが、その時間の利用客はどれくらいいた?)
当時、どれくらいの利用客がいたかは分かっていませんが、子どもたちが救急隊員に連れられて出てくるなど、かなり多かったのではないかと思われます。今も乗客とみられる人が消防の人に連れられてきています。まだまだホームの中には数名の乗客がいるものとみられます。

出典:テレ朝ニュース

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”シーサイドライン”とは

出典:Wikipedia

シーサイドラインは正式名所”金沢シーサイドライン”と呼ばれるもので京浜急行電鉄、西武鉄道、横浜銀行などが出資して設立した株式会社横浜シーサイドラインが運営している新交通システムの1つです。

事故を起こした車両は横浜新都市交通2000形電車という車両で、シーサイドラインが開通した1989年から使用されていた1000形車両に替わる車両として2011年から採用されていました。

デザインは多摩美術大学の客員教授が手掛けたもので夜空を意味する黒、夜明けを表した赤でカラーリングされています。


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過去の事例

コンピューターによる無人運転を実施していたシーサイドライン。人の手による運転ではないため有人以上に安全には配慮していたと思われますが事故はなぜ起きてしまったのでしょうか。

今回の事故は進行方向とは逆に進む”逆走”を起こす無人運転史上初めての事故ではありましたが、同じように無人運転を採用している鉄道では過去に類似した事故が発生しています。

 

ニュートラムの暴走

平成5年(1993年)、ニュートラムの愛称で親しまれる大阪市高速電気軌道南港ポートタウン線が終着駅である住之江公園駅に停車しようとしたところ停車できずそのまま車止めに衝突するという事故が発生しました。

この事故では乗客215人が怪我する大事故になりました。

大阪・住之江区のコスモスクエア駅と住之江公園駅を結ぶ大阪メトロの「ニュートラム」は逆走事故が起きた横浜市の「シーサイドライン」と同じシステムで運行されています。
「ニュートラム」は大阪市営だった平成5年に駅構内で車両が暴走して車止めに衝突し、乗客215人がけがをする事故が起きました。

出典:NHK NEWS WEB

この事故の原因はスイッチとして機能している装置に不具合が発生し、コンピューターから発せられた”止まれ”とおいう指示が車両に行きわたらずブレーキーが効かなかったことが原因でした。

 

ゆりかもめも

東京都港区新橋駅からお台場を通り江東区豊洲までを結ぶ”ゆりかもめ”も2006年に脱線事故を起こしています。

2006年、船の科学館駅を発生した車両の車輪に使用されていた部品が破損して脱線を起こしました。けが人は特にいませんでしたが、乗客と後続車両の乗客合わせた400人は高架を歩いて駅まで避難することになりました。

この事故を受けて国土交通省は各地の運輸局鉄道部長宛てに部品の摩耗をしているか確認するよう指導しました。

1.案内軌条式鉄道で現在使用されているハブが、設計時にホイールとの接触面にフ
レッティング摩耗による隙間が生じ、この状態でホイールナットの締め付けによっ
て応力の発生することが想定されているかどうか確認すること。

2.上記1の確認の結果、応力の発生することが設計時において想定されていない場
合において、ハブの摩耗量管理値の検討を行ったうえで強度の検討を行い、強度が
不足する場合には、十分な強度を有するものに交換する等の対策を講ずること。な
お、この場合において、十分な強度を有するものに交換するまでの間は、摩耗量管
理のほか、適切な時期に探傷検査を行う等の対策を講ずること。

3.案内軌条式鉄道におけるハブの保守に際しては、ホイールとの接触面の摩耗量の
管理を行うなど、摩耗を考慮した方法とすること。

出典:国土交通省

 

車両側の異常

過去に発生した新交通システムの事故は何れも装置、または車両の異常が原因でした。金沢シーサイドラインで発生した事故も駅側の装置のトラブルまたは車両内部の異常が原因だと考えられていました。

日本大学の綱島教授の見解では駅側の装置に不具合があるのならば他の車両でも異常があったはず」として車両側に不具合が発生していた可能性があると指摘しています。

実際株式会社横浜シーサイドラインが事故後に調査を行ったところ新杉田駅側の装置は進行方向切り替えの電波を送信し車両側もそれを受信していたことが明らかになっています。

進行方向切り替えの信号を受信しているのにもかかわらずそのまま逆法に進行して事故を起こしたのだとすると車両内部に問題があった可能性が高いと思われます。

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テロいう噂

”車両側の異常”が起きたと考えられるシーサイドラインの逆走事故ですが、インターネットではテロではないかという見方もされています。


事故直後に放送された情報番組では出演していたビートたけしさんが「テロの可能性もある」と発言したことでインターネットで話題になったようです。

確証はありませんがコンピューター制御、電波の送受信で動作していることを考えると外部からハッキングを受けた可能性もないとは言いきれません。

来年開催される東京オリンピックのテロ予行だという意見もありますが警戒するに超したことはないでしょう。

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再開の見通し

事故から3日経過した4日午前、横浜シーサイドラインは会見を開き運転再開を発表しました。

自動運転の車両が逆走して乗客らが重軽傷を負った事故で、運行を中止していた横浜市の新交通システム「シーサイドライン」について、運営会社の横浜シーサイドライン(横浜市)は4日午前に記者会見を開き、同日午前11時から運転士による手動運転で運行を再開すると発表した。

出典:日経新聞

4日11時より再開する見通しですが、無人運転ではなく運転士による有人運転となります。また再開しても全体の輸送量65%程度のためラッシュが予想される朝と夕方はバスによる輸送も並行して行うようです。

無人運転というものは確かにコスト削減になり輸送量も多いという利点があるのかもしれません。しかしやはり人の手を離れてしまうため事故の確率はたかくなるのでしょう。

不具合が生じても事故を防ぐ何らかの対策が急がれます。

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