出典:テレ朝ニュース
26日深夜、群馬県高崎市で乗用車が正面衝突し5人が死傷した事故で、警察は反対車線にはみ出した車を運転していた長島歩容疑者を逮捕しました。長島容疑者からは基準値を超えるアルコールが検出されたということが明らかになっています。
またも起きてしまった飲酒運転による死亡事故。なぜ飲酒運転は無くならないのでしょうか。飲酒運転をする人間の心理状態を追求しました。
女を逮捕、酒気帯びか
事故にについては福井新聞をはじめ各メディアが以下のように報道しています。
26日午前0時45分ごろ、群馬県高崎市京目町の市道で乗用車同士が正面衝突した。2台には計5人が乗っており、うち1台の助手席にいた前橋市箱田町、職業不詳丸山円花さん(20)が死亡、もう1台を運転していた同県藤岡市の会社員石田雄大さん(20)が腹部を強く打つなど、ほかの男女4人も重軽傷を負った。
高崎署は、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の疑いで、丸山さんが乗っていた車を運転していた前橋市箱田町、塗装工長島歩容疑者(21)を逮捕した。
呼気から基準を超えるアルコールが検出されており、道交法違反(酒気帯び運転)の容疑でも調べる。
出典:福井新聞
逮捕された女
群馬県警は事故を受けて軽傷を負っていた長島歩容疑者を逮捕しました。長島容疑者からは基準値を超えるアルコールが検出されており飲酒運転をしていたと見られています。
長島容疑者について明らかになっている情報は次の通りです。
名前:長島歩(ながしま あゆみ)
年齢:21歳
職業:塗装工
住所:群馬県前橋市箱田町
長島容疑者の顔写真、SNS等の捜索を試みましたが発見には至りませんでした。
一方で長島容疑者が運転していた乗用車に同乗し亡くなった丸山円花さんについてはSNSのアカウントが発見されています。
丸山さんも長島容疑者と同じく前橋市箱田町に住んでいたようですので友人関係にあったと考えられます。
事故現場は?
高崎市内の市道
では事故が起きた現場の状況はどのようなものだったのでしょうか。
報道メディアによると事故が起きた現場は群馬県高崎市の”京目町の市道”であることがわかっています。
出典:TBSNEWS
現場付近にはカフェやホームセンターがあることが確認できました。この情報から現場の特定を試みました。
地図で確認すると4車線もあるとても見通しの良い市道であることが見てとれます。
長島容疑者は飲酒をしたうえで自動車を運転し反対車線に飛び出して事故を起こしました。このことからかなり泥酔状態にあったのではないかと思われます。
なぜなくならい
飲酒運転者の心理
現在、法改正も進み飲酒運転への罰則が強化されつつあります。それに伴い20年前と比較すると飲酒運転による事故は確かに減少しました。しかしこの10年間は件数が横ばい状態で増えもせず減りもせずという状態にあります。
飲酒運転をする人間の心理についてNPO法人アスクの代表である今成知美氏は自分は大丈夫という意識があるからだと述べています。
「軽く考えてしまう」からです。いくつかの要素があり、①つい ②近いから大丈夫だ ③距離も近いし、警察の検問はやってないだろう ④私はそれほど酔っていない ⑤代行は来るまで時間がかかりそうだから自分で運転しよう……などです。
出典:ベストカーWeb
さらに今回の事故のように若い年齢層が集まった場合、気が大きくなって飲酒運転しやすくなるようです。
逆に若者たちの特徴的な行動が問題視されています。「車内でも飲み会のノリで暴走する」ということ。4〜5人でお酒を飲んだ後、大丈夫だとそのままクルマに乗り、車内が居酒屋の延長線になる。とかく若者は集団になると暴走しがちで、クルマという暴走できる道具があるからうってつけ。その結果、悲惨な死亡事故が後を絶ちません。若者は“集団”でいると気が大きくなるので、集団は要注意事項ですね。
出典:ベストカーWeb
日本政府も危惧
2006年に福岡県で発生した飲酒運転による事故。この事故により幼児3人が死亡しました。
日本政府はこの事故以降、飲酒運転の危険性を重視しており様々なな対策や啓蒙活動に取り組んでいます。
現在、日本政府が取り組んでいる運動の一つにハンドルキーパー運動というものがあります。
自動車で仲間と飲食店に行き飲酒する場合、「お酒を飲まない人(ハンドルキーパー)」を決め、その人はお酒を飲まず、仲間を自宅まで送り、飲酒事故を防止する運動です。
ハンドルキーパーがいない場合には、公共交通機関や運転代行などを利用しましょう。
酒類を提供する飲食店側も、お客さんが飲酒運転をしないよう、来店時に車で来たかどうか、またはハンドルキーパーがいるかどうかを確認するとともに、ハンドルキーパーへの酒類提供はしないでください。また、お客さんが帰るときには飲酒運転をしないよう毅然とした対応をお願いします。
出典:政府広報オンライン
飲酒運転は事故を起こした人物はもちろん、同乗者や酒類を提供した人物も罪に問われます。
飲酒運転の加害者にならないよう「飲むなら乗るな。乗るなら飲むな」と心掛けたいものです。
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