出典:日テレNEWS24
22日、岩手県警は同僚の男性を暴行し死亡させたとして佐々木秀靖容疑者とその息子の天容疑者を逮捕しました。2人は21日午後1時すぎ遺体を車に乗せて釜石署に自首しています。
秀靖容疑者と天容疑者は被害者の男性に殴る蹴るの暴行を加え殺害に至りましたが何が2人をそこまで駆り立てたのでしょうか。
その理由を追求しました。
遺体、車に乗せ自首
事件については産経新聞をはじめ各メディアが以下のように報道しています。
岩手県警釜石署は22日、同僚の男性を暴行し死亡させたとして、傷害致死容疑で、会社員、佐々木秀靖容疑者(38)=同県大槌町=と息子の会社員、天容疑者(20)=同県滝沢市=を逮捕した。2人は21日午後1時すぎ、遺体を車に乗せ、釜石署に自首した。
逮捕容疑は2人は共謀し、20日夜~21日昼すぎにかけ佐々木容疑者の自宅で、同県釜石市の会社員、小国達也さん(55)の頭や胸などを殴ったり蹴ったりして、死亡させた疑い。
釜石署によると、小国さんは佐々木容疑者の同僚。天容疑者とは面識がなかったとみられる。佐々木容疑者らは車で署を訪れ「男性を暴行して死なせてしまった」と説明。署員が車に乗せられていた小国さんの死亡を確認した。釜石署が動機や経緯を調べている。
出典:産経新聞
犯人は親子
この事件を受けて岩手県警が逮捕したのは佐々木秀靖容疑者と佐々木天容疑者の2名でした。
秀靖容疑者と天容疑者について明らかになっていることは次の通りです。
名前:佐々木秀靖(ささき しゅうせい)
年齢:38歳
職業:会社員
住所:岩手県大槌町大ケ口
名前:佐々木天(ささき てん)
年齢:20歳
職業:会社員
住所:岩手県滝沢市鵜飼石留
秀靖容疑者、天容疑者の顔写真、SNS等の捜索を試みましたが発見には至りませんでした。
秀靖容疑者と天容疑者は親子関係にあります。被害にあった男性は秀靖容疑者と同僚で、天容疑者とは面識はありませんでした。
現場は…
自宅か
佐々木秀靖容疑者と佐々木天容疑者は被害者の男性を秀靖容疑者の自宅に連れていき暴行を加えました。
秀靖容疑者の自宅を特定してみましょう。
メディアの映像では真新しい住宅が映っていました。
出典:日テレNEWS24
真新しい新興住宅街、奥に白い壁の建物を頼りに捜索したところ大槌町大ケ口2-10付近に容疑者宅と思われる家を発見しました。
この手前の家が容疑者宅だと思えわれます。
秀靖容疑者はこの自宅に被害者の男性を連れて天容疑者と20日午後7時ごろから21日昼過ぎまで暴行を加えました。
なぜ殺害した
FNNによると佐々木秀靖容疑者と被害者の男性の間には仕事の進め方を巡ったトラブルがあったようです。
秀靖容疑者が勤める会社によると、20日、佐々木容疑者と小国さんの間で、仕事の進め方をめぐりトラブルが起きていて、仕事が終わったあとも話し合っていたという。
出典:FNN
このことから推測できることは被害者男性に腹を立てた秀靖容疑者が佐々木天容疑者に暴行の供託を依頼。そして犯行に及び殺害してしまったのだと思われます。
危ない2人きり
第三者の介入必須
どうすれば被害者の男性と佐々木秀靖容疑者はトラブルを起こさずに済んだのでしょうか。
危機管理コンサルタントとして活躍している屋久哲夫氏はトラブルが起きていたのであれば第三者が介入する、話し合いがヒートアップしていた場合は両者を引き離すことを心掛けることだと述べています。
仲裁で最も大切なのは、自分をいかに中立の立場に置くか。たとえば会社間のトラブル。私は一方の会社に雇われて仲裁の場に臨みますが、相手方に「向こう側の人間」だと思われたら、話し合いはスムーズに進みません。
中立の立場で双方の言い分を同等に聞く。一方の話が理屈に合わなくても、吐き出すだけ吐き出させる。それは警察官時代、喧嘩の通報で出動した現場での大原則でした。人は話すことでカタルシス(精神浄化)を得て、気持ちが落ち着いていくものです。
出典:Sankei Biz
警察官も一本気の熱血漢が多いので、互いにぶつかり合うことがあります。以前、そんな場面に居合わせた私は、一方の警察官に「○○さ~ん、電話ですよ」と言って2人を分けたことも。こういうときは嘘も方便ですね。
まずは紛糾する2人を引き離して冷静にさせる。解決は上司に任せるか、中立な立場で仲裁のうまい人に委ねる。無駄に巻き込まれて、当事者になってしまうことだけは避けたいもの。適度な距離を保つことが大事です。
出典:Sankei Biz
今回社内でトラブルになっている場面が目撃されているのであれば社内の誰かが介入するべきでした。
介入することはおせっかいなのかもしれません。しかし今回のように殺人事件に発展してしまった場合は殺したほうも殺された方も幸せにはなりません。社内のトラブルは社内の人間で解決するべきだと思われます。
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