出典:MBS
「部屋を汚した」と口論になったホテルの支配人を車で怪我をさせたとして愛知県警は中島健太郎容疑者を逮捕しました。
中島容疑者は口論に末、車で逃走を図ろうとし立ちはだかった支配人を軽乗用車で3回ほど撥ねたと見られています。
では中島容疑者は口論になるほどどれくらい部屋を汚したのか。また中島容疑者はこの後どのような罪に問われるのか。まとめましたのでご覧ください。
支配人を3回はねた
事件については中日新聞をはじめ各メディアが以下のように報道しています。
利用したホテルの支配人を故意に車ではねたとして、愛知県警一宮署は22日、殺人未遂の疑いで、同県一宮市大赤見、会社員中島健太郎容疑者(34)を逮捕した。
逮捕容疑では、21日午後9時35分ごろ、一宮市丹陽町三ツ井のホテル出入り口付近の路上で、男性支配人(36)に3回にわたって軽乗用車をぶつけて殺害しようとしたとされる。支配人は肘などに全治2週間の軽傷を負った。
署によると「覚えていない」と容疑を否認している。中島容疑者は当時、女性と2人で利用していた。女性が1人で退出した時に「部屋が汚れている」とフロントに伝えたため、支配人が確認に向かい、注意したところ口論になった。その後、中島容疑者は車で逃げようとし、制止しようとした支配人をはねて逃走。支配人が110番し、署は車のナンバーから中島容疑者を特定した。
出典:中日新聞
逮捕されたのは…
愛知県警に逮捕されたのは中島健太郎容疑者でした。
中島容疑者について明らかになっていることは次の通りです。
名前:中島健太郎(なかじま けんたろう)
年齢:34歳
職業:会社員
住所:愛知県一宮市大赤見
中島容疑者の顔写真、SNS等の捜索を試みましたが発見には至りませんでした。
中島容疑者はホテルの支配人と口論になった末、軽乗用車で撥ねて怪我をさせて逃走しました。しかし車のナンバーから警察が中島容疑者を突き止め逮捕に至りました。
現場のホテル
ラブホテル
現場となったホテルですがメディアの報道では”一宮市丹陽町三ツ井”という地域にあると報じられていました。
出典:MBS
ホテルの特定を試みたところ一宮ICを降りてすぐそばにある”Hotel イマージュ”というホテルにたどり着きました。
このホテルはビジネスホテルではなく性行為の場として提供されるいわゆるラブホテルと呼ばれる類のホテルです。愛知県一宮市は日本で初めてラブホテルができたとも噂される地域であり同ホテルの向かい側にもラブホテル、高速道路を挟んだ奥にもラブホテルがあるという密集地帯でもあります。
このホテルの口コミですがあまり良くないコメントが寄せられています。
下のスタッフのオバサンの態度が悪い。 風呂も洗ってないからあかまみれ 触るとザラザラして 二度と行きたくないです ★1つも付けたくないホントは
出典:Google Map
前の客のタバコ臭かった。せめて禁煙の部屋はないのかしら。最近は客の出入りが激しいのもあってしっかり掃除してない。バスマットもいつも 替えてないしシーツにシミがあった。
出典:Google Map
寄せられたコメントを見る限りではあまり清掃は行き届いていなかったことがわかります。
今回ホテルの支配人と口論になった理由ですが汚した以前から汚れていたということで口論に発展したのだと思われます。
汚した理由
性行為中で汚すモノは…
元々清掃があまり行き届いていないホテルということが明らかになりましたが中島容疑者が部屋を汚したことも事実です。
ではどのようにことでラブホテルの部屋を汚したのでしょうか。
インターネット上でアンケートを取っているニュースサイト「しらべぇ」の統計ではラブホテルに行ったことのある女性の6.6%が何かしらやらかしたことがあると回答しています。
その中でも圧倒的に多かったのが生理がきて経血でシーツを汚してしまったことでした。
またラブホテルで働いたことのある人の証言でも必ずベッドを経血で汚されたという話が出てきます。
生理中にも関わらずハッスルするカップルは多数。
デリヘルを利用する人の中にはわざわざ生理中のお姉さんを呼ぶ人も。布団をめくった瞬間、目に飛び込んでくる血だらけのシーツ。
大抵は少し付いてる程度ですが「殺害現場か!?」と思う程おびただしい血痕が残されていることもあります。
中には生理用品を身に付けず裸で寝る人がいるのでおそらくそのせいもあるのかと…敷布団だけならシーツとその下に敷いてある防水シートで布団自体は汚れずに済むのですがひどい時は掛布団をべっとりと…
掛布団は汚れたら洗濯機で洗うしかありません。
布団丸ごと洗うのは時間も手間も掛かるので大変…
出典:ラブホテル従業員の裏話
中島健太郎容疑者と性行為に及んだ女性も生理中でシーツを汚してしまったのかもしれません。
ラブホテルは個人経営のところが多く、シーツを汚した場合対応はそのホテルごとで変わります。Hotel イマージュは汚れに厳しい場所だったでしょう。
殺人未遂?傷害罪?
未必の故意
この事件で中島健太郎容疑者は殺人未遂容疑で逮捕されました。しかしインターネットのコメントを覗くと過失運転傷害と書かれている方が多く見受けられました。
殺人未遂で逮捕された理由には”未必の故意”が関係していると思われます。
確定的に犯罪を行おうとするのではないが、結果的に犯罪行為になってもかまわないと思って犯行に及ぶ際の容疑者の心理状態。殺人事件の場合、明確な殺意がなくても、相手が死ぬ危険性を認識していれば、故意として殺人罪が適用される。
出典:コトバンク
殺人、殺人未遂とは殺意を持って相手の人命を奪うまたは傷つけた場合に問われる罪です。しかし殺意というものは目に見えるものではなく非常に曖昧なもだと言えるでしょう。そこで判断の基準とされるものが未必の故意です。
例えば刃物で人を刺し殺したとします。しかし刺した本人は「殺すつもりはなかった。死ぬとは思わなかった」と殺意を否定します。しかし刃物で刺されると人は死ぬかもしれないということは誰でも理解しています。このようにたとえ犯人が殺意を否定していても”刃物で人を刺すと死ぬ”という常識がある限り殺意があったと解釈されるのです。
中島健太郎容疑者の場合も自動車で相手を撥ねています。通常、車に撥ねられれば人は死ぬこともあるというのは常識です。中島容疑者がとったホテルの支配人を3回も撥ねるという行為は立派な殺人行為です。こうして未必の故意が認められ殺人未遂が適用になったのだと考えられます。
中島容疑者の行為は非常に悪質だと言わざるを得ません。部屋を汚してしまったことも事実ですのでそもそもホテル側から苦言を呈されるのが嫌だったのならば汚さないよう対策をすべきでした。
34歳にもなって自分の意見を押しとおす非常に稚拙な事件だと思います。
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