出典:REUTERS
愛知県警は12日、名古屋市港区の会社事務所に男性の遺体を捨てたとして平山智章容疑者を死体遺棄の容疑で逮捕しました。
平山容疑者は今年4月上旬、自身が経営する会社のガレージに男性の遺体を遺棄したと見られています。
なぜ平山容疑者は死体をガレージに遺棄したのでしょうか。その理由を追求しました。
知人男性の遺体遺棄
事件については朝日新聞をはじめ各メディアが以下のように報道しています。
男性の遺体を経営する会社の車庫に遺棄したとして、愛知県警は13日、名古屋市港区港栄2丁目の不動産会社社長、平山智章容疑者(41)を死体遺棄容疑で逮捕した、と発表した。容疑を認めているという。捜査関係者によると、平山容疑者は男性の死亡に関与したという供述をしているといい、殺人容疑も視野に捜査している。県警は同日午前、平山容疑者を同容疑で送検した。
県警によると、平山容疑者は4月上旬、同区本宮町の会社事務所の車庫内に、男性の遺体を遺棄した疑いがある。
遺体は、平山容疑者の知人で、同市昭和区に住む50代の男性の可能性があるという。
4月5日、この男性が行方不明になっているとして、家族が昭和署に届け出ていた。その後の県警の調べで、4月上旬に平山容疑者が男性名義のクレジットカードを不正使用した疑いが浮上。5月12日、詐欺容疑で平山容疑者の会社事務所を家宅捜索した際に遺体を発見したという。
現場は名古屋臨海高速鉄道(あおなみ線)の名古屋競馬場前駅から東へ約1キロ離れた住宅や商店が並ぶ地域。近くに住むパート女性(62)は「昼夜問わず人や車の通りが多いのに、まさかこんなところで」と眉をひそめた。70代の男性は「不動産屋とは知っていたが営業しているようには見えなかった」と話した。
出典:朝日新聞
会社役員の男
愛知県警は事件に関与した疑いで平山智章容疑者を逮捕しました。
平山容疑者について明らかになっている情報は次の通りです。
出典:日テレNEWS24
名前:平山智章(ひらやま ともあき)
年齢:41歳
職業:会社役員
住所:愛知県名古屋市港区港栄
平山容疑者は警察での供述で死体遺棄容疑については「間違いない」と認めています。
遺体で発見された男性は平山容疑者の知人と見られていますが、2人の間に一体何があったのでしょうか。
現場は…
平山の会社
男性の遺体が発見されたのは平山智章容疑者が経営していた不動産会社のガレージでした。
報道メディアでは名古屋市港区本宮町に会社を構えていたと報道がされていました。
ではそのガレージの場所とは一体どこなのでしょうか。
男性の遺体が発見された現場は名古屋競馬場から東に500m離れた東海通という大通りに面したところにありました。
Googl Mapからは平山容疑者が経営していた”大伸不動産”という会社名も明らかになりました。
大伸不動産
平山容疑者は大伸不動産という会社を経営していたことが明らかになりました。この大伸不動産について検索してみると13日14時現在、同社ホームページにアクセスできない状態にありました。
しかし会社概要のみ明らかになりましたので見てみましょう。
会社名 株式会社大伸不動産 所在地 愛知県名古屋市港区本宮町一丁目69番地 電話/FAX 052-652-6666/052-652-4000 設立 平成21年6月 資本金 5,000,000円 代表者 代表取締役 平山智章 事業内容および管理業務
- 不動産売買、仲介
- 不動産(土地、駐車場、マンション、アパート等)の仲介及び管理業務
- 不動産に関するコンサルティング
所属団体 (公社)全日本不動産協会会員
(公社)不動産保証協会会員免許 愛知県知事(2)第21487号
出典:株式会社大伸不動産
従業員の有無や売上高などの企業情報は不鮮明のままですが、近隣住民の話では営業しているように見えなかった、という証言があり会社の経営はあまりうまくいっていなかったのではないかと推測できます。
金目的の犯行?
経営難か?
男性の遺体が発見されたきっかけは男性の家族からの通報によるものでした。先月5日に男性の家族から「家に帰ってこない」という捜索願が愛知県警に届け出られました。
警察が男性の身元を捜索したところ、男性のクレジットカードを平山容疑者が使用していたことが判明して警察は平山容疑者の自宅に家宅捜索することが決定。そして男性の遺体が発見されました。
クレジットカードを不正利用していた平山容疑者。男性が死亡した原因についてもおそらく深く関わっていることだと思われます。
平山容疑者はお金に困っていたのでしょうか。大伸不動産の資本金から平山容疑者の資産状況を考察したいと思います。
通常、起業した場合会社の運転資金として必要になる資本金というものがあります。大伸不動産も資本金は500万円用意していましたが、不動産業界で企業する場合最低でも300万円必要だと言われています。大伸不動産は資本金はその300万円を大きく上回っており、経営としては多少なりの余裕があったと思われます。
しかしこの資本金300万円はあくまでも起業した時点での最低金額です。平山容疑者の経営していた大伸不動産は平成21年に起業し、今年で開業10年目に入りました。10年経過しても資本金に大きな変化が見られていないため会社の経営は悪かったと考えることができます。
経営が悪化した結果、平山容疑者は被害に遭った男性との間で金銭のやり取りをして金銭トラブルに発展したのではないでしょうか。
平山容疑者は死体遺棄容疑で逮捕されましたが男性が死亡した原因にも大きく関与している可能性が高いです。そのためこの事件は単なる死体遺棄事件ではなく強盗殺人事件として取り調べられるものだと思われます。
事件の真相が一刻も早く明らかになることを願っています。
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