出典:JNN
6日午前1時ごろ、東京都千代田区永田町1丁目の首都高都心環状線内回りで発生したひき逃げ事故で、バイクを運転していた足立区の会社員である鏑木啓太(かぶらぎ けいた)容疑者が逮捕されました。
今回は、この鏑木啓太容疑者の顔画像や逃げた理由などについて迫ってみたいと思います。
首都高ひき逃げで男を逮捕
NHK NEWS WEB他、メディア各局が以下の様なニュースを報じ、話題となっています。
東京・千代田区の首都高速道路で、バイクに乗っていて転倒した23歳の男性が後ろから来た別のバイクにはねられて死亡し、警視庁は別のバイクに乗っていた21歳の会社員をひき逃げなどの疑いで逮捕しました。
逮捕されたのは、東京・足立区の会社員、鏑木啓太容疑者(21)です。
警視庁によりますと、6日午前1時ごろ、千代田区永田町の首都高速道路でバイクに乗っていて転倒した23歳の介護士の男性に衝突し、そのまま逃走したとして、ひき逃げなどの疑いがもたれています。
ひき逃げ事件のニュースを見て、6日埼玉県内の警察署に名乗り出てきたということです。
調べに対し「目の前で事故がありバイクには当たったが、人には当たっていないと思っていた」と供述しているということです。
警視庁は当時の状況を調べています。
出典:NHK NEWS WEB
鏑木啓太容疑者について
こちらが、逮捕された鏑木啓太容疑者のプロフィールです。
名前:鏑木啓太(かぶらぎ けいた)
年齢:21歳
職業:会社員
在住:東京都足立区
鏑木容疑者は、6日午前1時ごろ、東京・千代田区の首都高速道路・千代田トンネルでオートバイを運転中、埼玉県の介護士・小宮惇平さん(23)をひき逃げし、死亡させた疑いで逮捕された人物です。
ちなみに鏑木容疑者に関しては名前や顔画像などの情報は公開されておらず、また、特定するにも至っておりませんので、こちらに関しては詳しい情報が入り次第、随時お伝えしていこうと思います。
現場は?
トンネル内
ひき逃げ事件はどこで発生したのでしょうか。報道では東京都千代田区の”千代田トンネル”で事件は発生しました。
被害に遭った男性はトンネル内の左車線を走行中、内壁に衝突して転倒し、そして転倒後、後ろからきたバイクに頭部を轢かれて搬送先の病院で死亡しました。
トンネル内は追い越し禁止、さらには道幅も広くはないため車1台が事故を起こしてしまうと連続して事故が起きてしまう可能性が高い場所となっています。
またRのきついカーブも連発するため以前から首都高速の難所としても有名な場所だったようです。
ひき逃げと出頭の理由は?
この事故を引き起こした鏑木容疑者は警察の調べに対して「オートバイにぶつかったが、人にはぶつかっていないという認識です」と容疑を否認しているということですが、首都高のひき逃げ事件のニュースがしきりに流れているのを見て、出頭したのだと言います。
出頭したということは罪を認めたということになると思うのですが、なぜか否認をしておりオートバイにぶつかったという認識はないなどと話しているのです。
単純にこのまま逃げ続けるのが不可能であると考えたのか、出頭した方が罪が軽くなると考えたのか分かりませんが、それでも否認をする意味が分かりません。
ひき逃げの犯人というのは基本的に怖くなったから逃げるのだそうで、鏑木啓太容疑者に関しても同じ様な事が言えるのではないでしょうか?
ひき逃げは絶対にNG
ひき逃げで死亡事故となった場合、容疑者の検挙率は95%。重傷事故で60%となっています。
さらに、ひき逃げは単なる人身事故では済まされず、自動車運転致死傷行為処罰法により、過失運転致死傷罪や危険運転致死傷罪という罪状での起訴などがされます。
容疑者の過失度合いにもよりますが、ひき逃げの刑事罰と内容は以下のように定められています。
罪状・違反名 | 刑罰内容 |
---|---|
救護義務違反 危険防止措置義務違反 | 10年以下の懲役または 100万円以下の罰金 |
事故報告義務等違反 | 3ヶ月以下の懲役または 5万円以下の罰金 |
現場に留まる義務違反 | 5万円以下の罰金 |
自動車運転致死傷罪 過失運転致死傷罪 | 7年以下の懲役もしくは禁錮または 100万円以下の罰金 |
危険運転致死傷罪 | 死亡:20年以下の懲役 負傷:15年以下の懲役 |
殺人罪 | 死刑 無期懲役 懲役5年以上 |
ひき逃げでも死傷者の数が多く運転手の過失が甚大であると「殺人罪」として扱われる他、免許の行政処分に関しては、もちろん一発で免停になりますし、被害者が死亡している場合はおよそ7年もの間免許を取得することが出来ません。
もっとも、人身事故(被害者死亡)の場合には、加害者側は遺族への償いなどをするので精一杯であり、免許を再取得するという気持ちにならないのだそうです。
また、ハンドルを握ると事故当時の状況がフラッシュバックし、トラウマになることで、運転することがそれ以降不可能になることもあるのだとか。
人身事故を起こしてしまった場合、救急車を呼び、警察に連絡をするなど迅速な対応をする事によって、助かる命があるかもしれませんし、何より裁判で誠意が見られるとして刑期が軽くなるなどの処置もされる可能性があります。
ですが、飲酒運転ということで、5年以下の懲役または、100万円の罰金刑が刑事罰として課される他、行政処分として違反点数35点で一発免停、さらには3年間は免許を取得することは出来なくなるという厳しい処罰が待ち受けています。
交通事故が多発している
2019年の4月から5月にかけて、多くの交通事故が発生しております。
・東京都豊島区東池袋で乗用車が暴走し10人が死傷した事故
・神戸市中央区布引町のJR三ノ宮駅北側の兵庫県道で、7,8人が死傷した事故
・熊本市中央区八王寺町の国道266号で、トラックや幼稚園の送迎バス、原付きバイクなど計5台が絡む事故
・千葉県木更津市江川の県道交差点で、横断歩道を渡っていた登校中の小学3年の女児2人が軽乗用車にはねられた事故
これら全ての事故において人の命が奪われており、中でも東京都池袋の事故ではドライバーが高齢者であったのと、上級国民と呼ばれるとりわけ身分の高い人物による事故であっただけに、社会問題にまで発展したのです。
交通量が多くなるゴールデンウィークでありますから、車の運転などには気をつけなければならないのですが、こうした痛ましいニュースを連日報道しているのにも関わらず、事故が減らないというのはドライバー自身の自覚の無さが露呈している事でしょう。
いずれにしても、GWの首都高で発生した事故の犯人が出頭したとう事で、一層の波紋が広がりそうな一件です。
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