出典:NNN
19日午後0時25分頃、東京都豊島区東池袋の都道交差点で、乗用車とゴミ収集車が衝突する事故が発生し、歩行者ら11人が負傷するという悲惨な事故が発生しました。
今回は、この事故の原因や事故を起こしたプリウスの運転手や認知症など可能性、高齢者ドライバーの事故原因について迫ってみたいと思います。
池袋で大規模な事故
朝日新聞デジタルほか、メディア各局が以下のようなニュースを報じ、話題となっています。
東京・池袋の路上で多数のけが人が出た交通事故。事故現場を目撃した男性が取材に対し状況を語った。
午後0時50分ごろだった。近くで買い物をしていた40代の会社員男性は、けたたましいサイレンの音で事故に気づいた。現場の方に行くと、すでに道路は規制されており、二重三重の人だかりができていた。
倒れていたのは7~8人ほどだった。中には全身毛布を掛けられた状態の人も。自力で歩ける状態の人も2人ほどいた。道路には横転したごみ収集車と、激しく損傷した乗用車のほか、車輪やサドルがバラバラになった自転車や靴が散乱していた。「みんな黙り込んでしまい、辺りは静まりかえっていた」
出典:朝日新聞
事故現場について
では、事故現場は一体どこなのでしょうか?
報道機関の発表によれば、以下のような場所であるということです。
出典:FNN
そしてこちらを調べてみた結果、以下のような場所であることが判明しております。
こちらの場所は、東京メトロ有楽町線の東池袋駅からすぐそばの交差点であり、首都高速5号池袋線が直上に走っている場所でもあります。
現場付近は大通りということもあって、大きな歩道が上りと下り車線の両サイドにあり、オフィス街でもあるので歩行者も多く通っているのですが、その歩行者を11人も撥ねてしまったと言うことで、一体事故原因は何だったのでしょうか?
事故原因について
今回、事故原因については調査中であるということですが、日テレによれば以下のような原因が考えられるということです。
現場はサンシャイン60や豊島区役所に近い大通り。警視庁は乗用車とごみ収集車のどちらかが、信号を無視した可能性があるとみて事故の原因を調べている。
出典:NNN
事故を起こした車両は、トヨタ社製のハイブリット車「プリウス」とゴミ収集車であるということで、こちらがその事故車両であります。
出典:産経新聞
この事故で、運転をしてたドライバーは80代の男性であるということで、この男性が運転するのがプリウスで信号無視をしたのではないかと言われております。
東京・池袋で19日午後に発生した交通事故は、80代の男性が運転する乗用車が2カ所の横断歩道で計10人をはねたとみられる
出典:産経新聞
ドライバーは?
では、プリウスを運転していた80代のドライバーは一体どのような人物なのでしょうか?
報道機関の発表によれば、名前や顔画像などの情報は公開されておらず、また、特定するにも至っておりませんので、こちらに関しては詳しい情報が入り次第、随時お伝えしていこうと思います。
しかしながら、もしも信号無視によって歩行者10人以上を撥ねたとなれば、過失運転致死罪や、危険運転致死傷罪(飲酒などの場合)などに問われる可能もありますので
そうなれば逮捕されることとなり、そこではじめて名前や顔画像が公開されるでしょう。
飲酒運転となれば、最悪の結末を迎えてしまったわけですし、信号無視によって事故を起こした場合も被害者からすれば絶対にあっては欲しくない出来事であると言えます。
さらに、80歳ということで認知機能が低下しており、認知症であったために事故を起こしてしまったということも十分に考えられるでしょう。
過去にも似たような事件が
2017年10月22日、東京都武蔵野市吉祥寺において、85歳の高齢者がプリウスに乗車し同様の事故を起こしております。
東京都武蔵野市吉祥寺本町の路上で乗用車が暴走、歩行者ら7人が搬送された事故で、警視庁武蔵野署は22日、自動車運転処罰法違反(過失致傷)容疑で逮捕されていた東京都小金井市東町、無職、真田順司容疑者(85)を送検した。
同署によると、真田容疑者は「アクセルとブレーキを踏み間違えたかもしれない」と供述。昨年7月に運転免許証を更新しており、認知機能検査では問題がなかったという。
出典:産経ニュース
この事故の原因としてあげられるのがアクセルとブレーキの踏み間違えであり、さらに乗車していたのがプリウスなのです。
出典:JNN
しかしながら、この事故で容疑者が乗車していたプリウスは自動ブレーキなどの衝突回避支援パッケージを搭載している車種であり、急にアクセルペダルを踏み込んでも止まるように設計されているはずなのです。
「高齢者×プリウス=アクセルとブレーキの踏み間違え」という式が成り立つのですが、なぜなのでしょうか?
プリウスで高齢者が事故を起こす理由
高齢者ドライバーの事故原因は大きく分けて2つあります。
一つが、「アクセルとブレーキを踏み間違えた」というもので、もう一つが「ギアのバックとドライブを間違えた」というものです。
アクセルとブレーキを踏み間違えた事故も頻繁に耳にしますが、実は、バックとドライブを間違えて発進させたために起こる事故も多いのをご存知でしょうか?
そして、その事故で圧倒的に多いのがトヨタの「プリウス」なのです。
では、なぜこのようなことが起こるのでしょうか?それはシフトレバーが関係しているからです。
まずはこちらの画像をご覧ください。
左側がプリウスのシフトレバーで、右側がマニュアル車の一般的なシフトレバーです。
ここでお気付きの方も多いと思いますが、プリウスは右下にギアを入れるとD(ドライブ)になります。
しかし、マニュアル車では右下に入れるとR(バック)になってしまうのです。
なぜこのシフトレバーの配置が高齢者との事故に結びつくのかと言うと、高齢者の方はマニュアルに慣れているからです。
つまり、無意識のうちにマニュアルを運転している時の感覚や癖で右下にギアを入れてしまい、バックしたいのに前へ発進するといった事故が発生するのです。
また、プリウスの場合バックしたいのにギアは前に入れるという心理的にもややこしいのが原因である可能性も考えられており、このことについてはネット上でも指摘がされています。
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何れにしても、大都会池袋で発生した凄惨な事故であるだけに、一層波紋が広がりそうな一件です。
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