出典:http://www.news24.jp/articles/2019/04/08/07427218.html
中部地方を中心に自動車盗や貴金属盗を繰り返した容疑で愛知や愛媛の県警は広域窃盗グループを摘発したと発表しました。
窃盗グループは1府6県でおよそ150件の事件に関与していると見られ、その被害は約1億2500万円相当に上ると言われています。なぜ野間容疑者たちは逮捕されたのでしたでしょうか。
窃盗グループが犯行に及んだ手口も併せてご覧ください。
広域窃盗グループ摘発
事件について福井新聞をはじめ各メディアが以下のように報道しています。
愛知、愛媛など5県警は8日、中部地方を中心に自動車盗や貴金属盗を繰り返したとされる広域窃盗グループを摘発したと発表した。グループが1府6県で関与したとされる計約140の窃盗事件を立件、被害は約1億2500万円相当に上るという。車は70台以上が被害に遭い、トヨタのハイエースとプリウスが大半を占めた。
窃盗容疑などで昨年1月〜今年1月に逮捕されたのは、愛知県豊田市、自動車解体業野間真二容疑者(37)=公判中=ら男女13人。
13人の送検容疑は2017年11月ごろ〜昨年7月ごろ、1府6県の店舗などに侵入するなどして現金や自動車、貴金属などを盗んだ疑い。
出典:福井新聞
13人の犯人
この複数の窃盗事件に関与しているとして逮捕された容疑者の数は最終的に13人にまで上りました。
犯人の中で唯一素性が明らかになっているのは野間真二容疑者のみとなっています。
野間容疑者の現段階で明らかになっている情報は以下の通りです。
名前:野間真二(のま しんじ)
年齢:37歳
職業:自動車解体業
住所:愛知県豊田市
野間容疑者を除く12人についてなぜ身元が明らかになっていないのでしょうか。
身元が明らかにならない理由として考えられることはまず外国籍の人物だということです。外国籍の容疑者が関わっていた集団窃盗事件は以前にもありましたがもしかしたら今回の複数の事件も外国籍の容疑者が存在するのかもしれません。
また容疑者12人のうち女1人は不起訴処分になっていることから、捜査段階中で身元が明かすことができないという可能性もあるでしょう。
どこが被害に?
野間真二容疑者らがターゲットにしたのは主に質屋や中古ブランドショップといった高級品や貴金属類を扱っている店と、プリウスやハイエースなど海外で人気の高い車種でした。
今回逮捕される容疑となった事件は愛媛県松山市で起こした2件の事件です。
では野間容疑者らが侵入した店舗の特徴を見てみたいと思います。
出典:http://www.news24.jp/articles/2019/04/08/07427218.html
野間容疑者らは松山市で立て続けに2件の店に侵入しました。
その1店舗目だと思われるのは報道の画像から推測すると松山市内の中心部にある質屋だと思われます。
愛媛県庁とは目と鼻の先という人眼にもつきやすい場所を選んだようです。
さらに2店舗目に選んだ中古ブランドショップも周囲に民家があることが報道の画像から見てとれます。
出典:http://www.news24.jp/articles/2019/04/08/07427218.html
このことから野間容疑者らは大胆な犯行の手口を取っていたのだと伺うことができます。
犯行、その手口
繊細?
わざわざ目撃者などをつくりやすい繁華街近くで犯行を重ねた野間真二容疑者ら。その犯行の手口は目撃されないように密かに行っていたのでしょうか。
盗難被害に遭った店舗には防犯カメラがあり、そのカメラが犯行の一部始終を捕らえていました。
出典:http://www.news24.jp/articles/2019/04/08/07427218.html
出典:http://www.news24.jp/articles/2019/04/08/07427218.html
出典:http://www.news24.jp/articles/2019/04/08/07427218.html
店舗内に侵入した野間容疑者ら。懐中電灯で手元を照らしながら1人が次々とショーケースを破壊していきます。
そして後から破壊したショーケースから数人が商品を強奪していく様子が確認できました。
しかし店内にはショーケースを破壊する音が響き渡り周囲の住民に気づかれないようにするといった配慮は微塵も感じられません。
短時間で犯行を済ませ足がつかないようにするというのが目的とも考えられます。
逮捕のきっかけ
盗難車?
野間容疑者らは狡猾かつ大胆な犯行を繰り返していたと思われます。しかし警察が野間容疑者らの身元に迫るきっかけになったのは些細なことからでした。
昨年1月、愛知県警に盗難車を運転していたとして1人の男が逮捕されました。その男の供述から野間容疑者らと複数の窃盗事件が浮上したそうです。
しかし昨年6月に上記の松山市内での窃盗事件を野間容疑者らは起こしています。
このことから容疑者13人は常に連絡を取り合う仲ではなかった、つまり連携を密に取ってはいなかった窃盗グループだったと思われます。推測ではありますがSNSなどで知り合い、その場限りで徒党を組み犯行に及んでいたのではないでしょうか。
その場限りだったからこそ足取りがつかめず現段階に至るまで犯人検挙に時間がかかったのではないでしょうか。
SNSを使った犯罪が増加している以上、わたしたち自身が加害者にならないためにもインターネットとの向き合い方を今一度確認するべきなのかもしれません。
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