出典:http://www.news24.jp/nnn/news162128363.html
3日、東京都北区の公園で農薬を含ませた米をまいてハトを殺したとして警視庁は藤井康成容疑者を鳥獣保護法違反容疑で逮捕しました。
藤井容疑者はどのようにして劇薬である”メソミル”という農薬を購入したのでしょうか。
併せて鳥獣保護法もまとめましたのでご紹介します。
公園のハト殺す
事件については日本経済新聞をはじめ各メディアが以下のように報道しています。
東京都北区の公園で農薬を含ませた米をまいてハトを殺したとして、警視庁赤羽署は3日、大東文化大准教授の藤井康成容疑者(51)=同区赤羽西1=を鳥獣保護法違反容疑で逮捕した。同署によると、藤井容疑者は任意捜査段階での聴取に「(公園などに)鳥が集まるのが嫌で米に農薬を含ませた」と説明していたという。
逮捕容疑は1月13日午前11時半ごろ、北区神谷2の神谷公園内で農薬に使われる劇物「メソミル」を含有させた米をまき、ハト4羽に食べさせて殺した疑い。
同署によると、藤井容疑者はネット通販で入手したメソミルを水に薄め、米を浸してしみこませていたとみられる。周辺の駅前や公園では2016年ごろから、スズメやハトが計約100羽死ぬ被害があり、同署が関連を調べている。
出典:日本経済新聞
犯人は…
この事件で逮捕されたのは藤井康成容疑者でした。
藤井容疑者のプロフィールは以下の通りです。
出典:http://www.news24.jp/nnn/news162128363.html
名前:藤井康成(ふじい やすなり)
年齢:51歳
職業:大学講師
住所:東京都北区赤羽西1
藤井容疑者は大東文化大学で英語を授業を受け持つ准教授でした。同大学にはより詳細なプロフィールが掲載されていました。
出典:大東文化大学
大学の准教授まで昇進した藤井容疑者。大学も世界ランキング19位に入るオーストラリア国立大学の大学院卒業のようでその頭の良さが伺えます。
しかしこのような事件を起こすということは頭の良さと常識をわきまえているかということは必ずしもイコールにならないということでしょうか。
100羽以上も?
事件が起こった公園はどこなのでしょうか。
報道では東京都北区神谷2にある”神谷公園”ということが明らかになっています。
地図で確認するとJR赤羽駅から南西に400mほど離れたところにありました。
口コミを見ると遊具が充実しているようで小さい子どもたちが遊びやすい場所で人気があったようです。
藤井容疑者は鳩が自分のところに来て汚すのが嫌だった、という身勝手な理由から農薬をしみこませた米をまいていましたが、もしそれをこの公園に来ていた子どもが誤って口にしてしまったら大惨事になっていたと考えられます。
メソミルはどこで?
今回事件に使用されたメソミル、そもそもどのようなものなのでしょうか。
メソミルは普通の殺虫剤が効かない大型の害虫に対しても効力を発揮する強力な殺虫剤です。
その効力は害虫だけでなく少量で人体にも影響を及ぼすほど絶大だと言われています。
そのため日本では劇薬に指定されていて、購入には身分証明、印鑑、使用用途を明らかにすることが義務付けられています。
藤井容疑者はメソミルの入手方法について警察に「通販で購入した」ということを供述しています。購入したということは藤井容疑者も身分を明らかにして購入しているはずですが、大学講師が農薬を使うことについて疑問を持つ人物はいなかったのでしょうか。
身分を明かす義務の意味合いに首を傾げざるを得ません。
”鳥獣保護法”とは
どんな刑罰が?
今回藤井容疑者がかけられた容疑である鳥獣保護法。あまり聞きなれない言葉ですがどのような法律なんでしょうか。
鳥獣保護法というものは通称で”鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律”というものが正式な名称となっています。この法律は鳥獣保護区、休猟区などを定め野生鳥獣の保護を目指す法律です。
この法律に違反するとどうなるのか、環境省がその罰則を定めています。
出典:環境省
藤井容疑者は鳩や雀を殺傷したので”1年以下の懲役または100万円以下の罰金”に問われそうです。
まとめ
ここまで東京都北区で鳩や雀が殺傷された事件をまとめてきました。
野鳥を100羽以上殺傷して”1年以下の懲役または100万円以下の罰金”罰則は軽いようにも思えます。
このような野生動物への身勝手な行動が他人へと矛先を変えないことを祈るばかりです。
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