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神奈川県警厚木署は2日、コンビニエンスストアから食料品を盗難したとして小宮雅己容疑者を逮捕しました。
小宮容疑者が盗んだものは100円のおにぎり2個。
なぜ会社員で収入を得ているにもかかわらず小宮容疑者は万引をおこなったのでしょうか。
その心理状態を考察しながら事件の動機を見てみたいと思います。
おにぎり盗む
事件について産経新聞が以下のように報道しています。
食料品を万引したとして、神奈川県警厚木署は2日、窃盗の疑いで、同県厚木市山際の会社員、小宮雅己容疑者(44)を逮捕した。容疑を否認している。
逮捕容疑は3月2日午前1時55分ごろ、同市下川入のコンビニエンスストア「ローソンストア100厚木下川入店」で、商品のおにぎり2個(販売価格計約200円)を盗んだとしている。
同署によると、小宮容疑者はこれまで複数回、同店を訪れて買い物をしていたが、一方で小宮容疑者が立ち去った後、お金が支払われてない商品までが店内からなくなっていることがあり、店員が注意を払っていた。
防犯カメラの解析などから、この日もお金を払って他の商品を購入しつつ、被害品を万引した疑いが浮上したため、身柄を確保した。取り調べに対し、「コンビニに行ったのは間違いないが、商品を盗んだかどうかは覚えていない」などと供述しているという。同署は余罪の有無についても調べる方針。
出典:産経新聞
逮捕されたのは…
この事件で逮捕されたのは小宮雅己容疑者でした。
小宮容疑者のプロフィールは以下の通りです。
名前:小宮雅己
年齢:44歳
職業:会社員
住所:神奈川県厚木市山際
小宮容疑者の顔写真やSNSの捜索を試みましたが発見には至りませんでした。新しい情報が入り次第、追記します。
現場は格安コンビニ
小宮雅己容疑者が万引を働いた現場は厚木市下川入にある”ローソンストア100厚木下川店”でした。
小宮容疑者は自身の住んでいるところ隣接している地域にあるコンビニエンスストアで万引を行いました。
さらに報道によると逮捕された今回の事件以前からこの店舗で万引を繰り返していたそうです。
なぜ万引を?
なぜ小宮雅己容疑者は近隣のコンビニ、しかも格安の商品を狙ったのでしょうか。
会社勤めで収入もあったはずの小宮容疑者が貧困を理由の万引をしたとは考えられません。
そこには万引をせずにはいられない”万引依存症”というものが関係している可能性があります。
”万引依存症”の存在
万引は悪いこと、そう理解はしていても万引をしてしまう人が世の中には一定数存在するようです。
”万引依存症”の治療を行っている医師が執筆した書籍には万引依存症に苦しむ人々の実態が描かれていました。
40代女性のEさん。「俺たちも早めに家を建てないとな」、「毎日の出費をしっかり引き締めていこう」「頼んだぞ」。夫にそう言われた日から、Eさんの頭から「節約」の2文字が消えることはなかった。チラシを見比べ、気晴らしの買い物も控えて倹約に徹していたある日、無意識にカバンの中に商品のペットボトルが入ってしまい、それだけ会計せず店を出てしまう。以来、「これだけ買っているんだから、少しくらい」という気持ちが抜けなくなり、商品の一部を買わずに店を出ることを繰り返すようになった。
これらの万引依存症に罹患している人たちの目的は物を盗むということではありません。
その心理背景には窃盗に及ぶ際の緊張感、そして窃盗し終えた後に感じる解放感からくる快感があり、その快感を得るために頭では悪いと思っていても万引を繰り返してしまうと言われています。
万引依存症をなくすためには早急に治療を受けることが大切だと言われていますが、治療を受けられる施設が全国でもあまりないというのが現状です。
しかし万引による被害総額は1日13億円とも言われており対策が急がれています。
今回小宮雅己容疑者が起こした万引事件も万引の仕方、盗んだものを考えると”万引依存症”を発症している可能性は高いと思われます。
小宮容疑者のような人物を出さないためにも万引をただの刑事事件で終わらせないで対峙する転換期にきているのかもしれません。
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