出典:http://www.news24.jp/articles/2019/03/31/07425224.html
東京都杉並区のアパートで照井津久美さんが刺殺された事件で30日、警視庁は殺人の疑いで乳児院の同僚の松岡佑輔容疑者を逮捕しました。
事件から4日での逮捕。決め手は一体何だったのでしょうか。
松岡容疑者の犯行動機についても併せてまとめましたのでご覧ください。
女性保育士殺害容疑
事件については日本経済新聞をはじめ各メディアが以下のように報道しています。
東京都杉並区のアパートで保育士の照井津久美さん(32)が刺殺された事件で、殺人容疑で逮捕された松岡佑輔容疑者(31)=同区井草1=について事件後、勤務先の乳児院から「様子がおかしい」と警視庁に情報提供があったことが31日、同庁への取材で分かった。松岡容疑者は事件があった3月26日は休みで、翌27日は出勤していた。
調べに対し、同容疑者は「私は刺していません」と容疑を否認している。
警視庁は31日正午、松岡容疑者を送検した。
照井さんは26日正午ごろ、夜勤明けでアパートに帰宅したところを襲われた。同庁によると、松岡容疑者は事件前日と当日は休みで、翌27日夕に乳児院に出勤。勤務先から警視庁に「様子がおかしい」と情報提供があった。
同庁は現場から900メートルほど離れた同容疑者の自宅を30日朝から家宅捜索し、同容疑者から任意で話を聞いた。
同庁によると、現場から採取した遺留物と松岡容疑者のDNA型が一致した。同容疑者の自宅からは、事件発生時に目撃された不審な男が着ていたものとよく似たコートが見つかったという。
照井さんの部屋はベランダに面した窓のクレセント錠付近のガラスが割れており、アパートの屋根やベランダの手すりに足跡が残っていた。
部屋の玄関付近から外階段にかけて、照井さんの血痕も見つかった。同庁は松岡容疑者が屋根を伝ってベランダに侵入し、照井さんを殺害して玄関から逃げたとみて調べている。
出典:日本経済新聞
同僚の男
事件受け逮捕されたのは被害者の同僚である松岡佑輔容疑者。
松岡容疑者のプロフィールは以下の通りです。
出典:https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000151140.html
名前:松岡佑輔(まつおか ゆうすけ)
年齢:31歳
職業:保育士
住所:東京都杉並区井草
さらにFacebookでは松岡容疑者のものと思われるアカウントを発見しました。
職業は保育士、そして杉並区在住ということで松岡容疑者のアカウントで間違いないと思われます。
そのアカウントからは以下の情報が明らかになりました。
出身:神奈川県横須賀市
最終学歴:鶴見大学短期大学部保育科
Facebookの更新状況ですがあまり頻繁に更新するようではなかったようで2015年5月を最後に更新はされていませんでした。
ただ上記の投稿からは交友関係は広かった可能性も伺えます。
逮捕の決め手は?
侵入経路が判明
事件から4日経った30日、松岡容疑者逮捕の報道が突然飛び込んできました。
では何が松岡容疑者逮捕の決め手となったのでしょうか。
警視庁捜査一課は犯行現場となった被害者の部屋の状況、そして侵入経路を明らかにしています。
捜査1課によると、室内には争った形跡があったものの、財布や携帯電話は手つかずだった。ベランダの窓ガラスが割られていたほか、アパートの屋根には犯人のものとみられる土足痕があった。犯人は北側の外廊下の手すりを足場に屋根に上がり、南側のベランダに侵入。窓を割って室内に入ったとみられる。
出典:毎日新聞
さらに周囲の防犯カメラには事件前日の夜、被害者のアパート周辺をうろつく松岡容疑者の姿が映っていたようです。
このことから警察は犯人は強盗ではないこと、顔見知りによる犯行であることをわかったうえで捜査していたと思われます。
通報は乳児院
そして逮捕の決め手となったのは被害者と松岡容疑者が勤めていた乳児院からの通報でした。
松岡容疑者は事件前日と当日は休みで、翌27日夕に乳児院に出勤。勤務先から警視庁に「様子がおかしい」と情報提供があった。
出典:日本経済新聞
よほど挙動不審だったのか、それとも以前から犯行に至るような何かがあったのか…乳児院からの通報によって松岡容疑者は逮捕されました。
なぜ殺害に…
一方的な好意
ではなぜ松岡容疑者は犯行に及んだのでしょうか。
その背景には松岡容疑者から被害者への”一方的な好意”があったと報じられています。
松岡容疑者は事件前、同僚らに「照井さんに好意を持っている」という趣旨の話をしていた。
出典:Yahoo!ニュース
しかし被害者である照井さんには交際している男性がおり、そして近々入籍するという話もあったそうです。
その話が松岡容疑者の被害者への好意を憎悪を変えてしまったのでしょうか。
警視庁が現在動機について調査をしていますが、”一方的な好意”ということが犯行に至った原因である可能性は高いと思われます。
精神疾患?その場合は?
被害者へ好意を抱いていたとされる松岡容疑者ですが、その私生活には”異常性”が垣間見えていたそうです。
松岡容疑者の近隣住民はメディアに対して松岡容疑者のことを証言していました。
アパート1階の松岡容疑者方のベランダには、菓子の袋や紙くずなどのごみが放置されており、男性は「ベランダ越しに部屋の中も見えたが、足の踏み場もないくらい物が散乱していた」と話した。
夜間に松岡容疑者の部屋から大きな話し声や、ドタドタと歩き回るような物音が聞こえることが事件前から週に数回あったという。男性は「まさか事件に関係しているとは思わなかった。ただただ怖い」と話した。
出典:Yahoo!ニュース
さらに昨年末から近隣住民の部屋を何回も叩く、「うるさい」などの暴言を吐くなどの行為を繰り返していたそうです。
一連の行動から松岡容疑者には精神疾患があったのかもしれません。
日本の法律では精神疾患がある場合はその責任能力を問えないとして刑罰を与えない規定になっています。
- 第39条
- 心神喪失者の行為は、罰しない。
- 心神耗弱者の行為は、その刑を減軽する。
出典:Wikibook
松岡容疑者は今後精神鑑定を臨むと思われますがそこで「責任能力がない」と認定されてしまうと今回の事件は罪には問えなくなってしまいます。
”一方的な好意”という非常に身勝手な動機による可能性が高い今回の事件。松岡容疑者は事件の真相を明らかにすると共に刑罰を受けていただきたいと思います。
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