出典:https://mamakoe.jp/odekake/list/index/main/07/catg/213/
25日、昨年6月と今年2月に小学生の息子の頭をハンガーで数回殴ったなどとして傷害と暴行の疑いで小島千鶴容疑者を逮捕されました。
事件の背景には何があったのでしょうか。小島容疑者と小学生の息子を取り巻く家族環境にフォーカスをあてて事件の真相を追求したいと思います。
息子殴りけが
この事件については産経新聞が以下のように報道しています。
山形県警村山署は25日、昨年6月と今年2月に小学生の息子の頭をハンガーで数回殴ったなどとして、傷害と暴行の疑いで、山形県東根市、会社員、小島千鶴容疑者(38)を逮捕した。昨年6月の行為は一部認めているが、2月の傷害容疑は否認している。
逮捕容疑は昨年6月8日午後6時半ごろ、東根市内で息子の頭を数回殴ったほか、今年2月11日午後6時10分ごろ、頭をハンガーで数回殴り軽傷を負わせたとしている。
同署によると、2月13日に県内の自治体関係者からの届け出で発覚し、息子は保護された。動機や恒常的な虐待が行われていたかを調べる。
出典:産経新聞
母親が逮捕
逮捕されたのは被害に遭った男子児童の母親である小島千鶴容疑者です。
小島容疑者についてのプロフィールは以下の通りです。
名前:小島千鶴
年齢:38歳
職業:会社員
住所:山形県東根市
顔写真、SNSについては捜索しましたが発見には至りませんでした。
動機は躾?
なぜ小島千鶴容疑者は息子に対して暴行を加えたのでしょうか。
山形県警の発表では昨年6月と今年2月に暴行を加え、6月の犯行については認めているそうです。
この事件は先月13日に自治体関係者から警察へ届け出があって発覚しました。しかしハンガーで軽傷を与えた程度では自治体も虐待には気づかないと思われます。
そのため小島容疑者は日常的に虐待を行っていた可能性があると言えるでしょう。
そのためこの事件の動機は単なる躾ではありません。虐待につながった動機は別にあると思われます。
父親の影が…
シングルマザーの可能性
逮捕された小島千鶴容疑者ですが、ここまでその夫、小学生の息子の父親の人物に関しては情報は出ていません。
虐待には関与していないだけなのかもしれませんが、父母どちらかが一方的に肉体的虐待を加え逮捕されてももう一方の親も虐待を止めなかった理由から逮捕された事件がありました。
おそらくまだ多くの方が記憶している千葉県野田市で父親の虐待を受け亡くなった栗原心愛さんの事件のことです。
暴力を直接ふるったのは父親である栗原勇一郎容疑者でしたが、母親もその暴力を止めなかった、また食事を与えなかったとして逮捕されていました。
しかし今回の小島容疑者による虐待事件では父親が小学生の息子を守らなかったから逮捕、という情報はありません。
このことから小島容疑者は一人で子どもを育てているシングルマザーなのだと考えられます。
一人親の虐待率
両親世帯よる虐待というものは家族構成の割合からも多く存在しますが、シングルマザーやシングルファーザーといった一人親世帯の虐待とはどのくらいの頻度で起こるのでしょうか。
1992年1月から1994年末までに扱われ「社会福祉業務報告」に報告された419事例を分析した萩原・岩井(1998)によると,父のみの世帯は12.1%(実父のみと継父のみの合計),母のみの世帯は23.7%(実母のみと継母のみの合計)となり,合わせると35.8%に及んでいる
2008年に実施された全国児童相談所長会による「全国児童相談所における虐待の実態調査」のデータによれば,実父のみの世帯は5.0%(祖父母同居を含めると6.3%)で あ り,実 母 の み の 世 帯 は 27.0%(同31.3%)と把握されている。あわせて32.0%(祖父 母 同 居 を 含 め る と,37.6%)と な る
一人親の虐待についてまとめた論文を参考にすると両親世帯より一人親世帯の方が発生する確率は高くなるようです。
その原因としては一人で育児をするという肉体的、精神的な負担が大きいことが挙げられています。
実際虐待に走る親の傾向について負担を軽減できる術を持っていない人物像がシングルマザーが多く働く風俗業に詳しい男性の口から述べられています。
――話を戻します。虐待とかネグレクトしそうな子どんな母親ですか?
気が強くて、人に相談しない子が多い。そういう子は、全部自分で決めちゃうんですよ。離婚とかも、すぐにパンと決めてしまって。今後どうしていくとか、将来のための羅針盤など何も持たず、計画とかは何もないままで離婚して、シングルマザーという穴に簡単に飛び込んでしまうんです。すると不幸が連鎖するというか、負のスパイラルに入り込んじゃうんですよね。再婚せず、誰にも相談しない結果、子どもを家に置き去りにしたり、再婚したらしたで、子どもが継父から虐待されたりとか。
出典:サイゾーウーマン
小島千鶴容疑者も肉体的、精神的負担を軽減できず虐待に及んでしまった可能性が高いと思われます。
現在子育てに悩んだ場合相談できる公共機関が多く設立しています。
そのためもし子育てに疲れを感じたことがあれば公共機関への相談も視野に入れ自ら虐待を防いでいくことが大切なのかもしれません。
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