ティラミスヒーローをパクったHERO’Sは法律的に正しかった!真相と問題の時系列まとめ

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出典: ティラミスヒーロー

シンガポール発のティラミス専門店「ティラミスヒーロー」が、今月20日、表参道にティラミス専門店としてオープンした「HERO’S(ヒーローズ)」に商品や店名をパクられたとして大きな話題となっています。

今回は、HERO’Sの行為が法律的にはどうなのかという点について迫ってみたいと思います。

ティラミス専門店を巡って物議

リアルライブほか、メディア各局が以下の様なニュースを報じ、話題となっています。

シンガポール発のティラミス専門店「ティラミスヒーロー」のある告発がネット上で話題になっている。

騒動のきっかけとなったのは、「The Tiramisu Hero(ティラミスヒーロー)」が昨年12月、自社サイトやツイッター上で「おしらせ」として、「2012年にシンガポールでつくったオリジナルのブランドロゴがコピーされ只今日本で使用できなくなってしまいました」と報告したこと。「ティラミスヒーロー」は「私達の大好きな日本でこのような事が起きた事を、大変残念に思っています」とつづりつつ、日本での名称を「ティラミススター」に変更したことを明かしていた。

この報告に同情やエールが殺到していたが、そんな中、今月20日、表参道に“ティラミス専門店”として「HERO’S(ヒーローズ)」がオープン。名称のほか、「瓶入りティラミス」という点、マスコットキャラクターに猫をモチーフとしたキャラクターを使用していることなど、酷似している点がネット上で多々指摘され、「元祖の店を法的に封じ込めた上での出店って悪質すぎる」「コンセプトも名前もキャラクターもすべてパクり。恥ずかしくないの?」「同じ日本人として恥ずかしい」といった声が殺到。「ヒーローズ」のツイッターが炎上する事態になっている。

さらに、騒動は「ヒーローズ」のイメージキャラクターに就任し、17日に都内で行われた出店記念イベントにも登壇した俳優の三浦翔平にも及び、20日に投稿した「ティラミスHERO’S表参道店本日オープンです」というインスタグラムのポストには、「家族ができたから仕事頑張ると言っているけど、だからってどんな仕事でもするのって…イタイ」「なんでこのイメージキャラクター受けちゃったんですか!?」「イメージキャラクターやめてください」といったコメントが寄せられ、こちらも炎上状態になっている。

その後も「ヒーローズ」の運営元である株式会社gramが17年12月8日に出願し、18年8月17日も登録された商標と「ティラミスヒーロー」が2013年からシンガポールで使用していたロゴがほぼ同じであることや、「ヒーローズ」がフランチャイズ募集サイトで、「HERO’Sがプロデュースするティラミスヒーロー」と記載していたことなども判明し、ますます騒動は拡大している。

自身の失態ではないものの、新婚の三浦にとってイメージを下げることになる痛いミスになってしまったようだ。

出典:リアルライブ

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事の発端は?

では、この騒動が発生してしまった事の発端とは一体どの様なものなのでしょうか?

Twitter上にてまことぴ(@makotopic)さんが、2019年1月20日にツイートした内容から炎上は始まっていきます。

こちらの投稿では、問題となっているティラミスヒーローとHERO’Sの類似点などを指摘しており、こうした商法は糾弾されるべきであるとしているのです。

本家本元であるシンガポール発の「ティラミスヒーロー」というブランドは、猫のキャラクター「アントニオ」がデザインされた瓶入りのティラミスで、2012年に誕生しており、日本では百貨店などを中心に多くの人気を博しているのですが、2018年の年末になって「オリジナルブランドロゴがコピーされ、只今日本で使用できなくなってしまいました」とトラブルを公表し、さらに2019年1月20日に1号店をオープンしたティラミスブランド「HERO’S」に対して、Twitterで指摘され炎上する騒ぎとなったのです。

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商品名を変える事態に

この騒動を受け、日本で商標登録を持っていない本家本元のティラミスヒーローが、「ティラミススター」へと名前を変えるという異例の事態に追い込まれております。

こちらは、ティラミスヒーローの公式HPに掲載されていた文章です。

2012年にシンガポールでつくった私達のオリジナルブランドロゴがコピーされ、
只今日本で使用できなくなってしまいました。私達が大好きな日本でこのような事が起きた事を大変残念に思っています。
でもアントニオは負けません!日本の皆様を元気にする為、そして私達のオリジナル商品
‟シンガポール生まれの瓶入りティラミス”を引き続きお届けする為に、
アントニオは立ち上がり自らヒーローになり「アントニオヒーロー」として今までと同様オリジナルの味をお届けします。
さらに!アントニオはシンガポールから大親友の【ティラミススター】を助っ人として連れてきました。
現在、日本で私達のオリジナル商品は【アントニオヒーロー】と【ティラミススター】だけです。
もちろんシンガポールのティラミスヒーロー並びカフェは何も変わっていないので是非遊びにきてください。

出典:ティラミスヒーロー

本家本元が、パクられたからといってこの様に名前を変えざるを得ない状況が異例ですし、非常に悲しくなってしまいます。

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どこらへんが似ているのか?

本家本元であるシンガポールの「ティラミスヒーロー」の公式HPには、以下の様な猫のキャラクターである”アントニオ”

が掲載されております。

出典:ティラミスヒーロー

しかし、パクリだと指摘されているHERO’Sにも同じ様な猫のキャラクターが掲載されているのです。

出典:HERO’S

また、マスコットキャラクターの猫だけに止まらず、商品の内容も瓶詰めのティラミスという観点から全く同じであると言えます。

▼本家・ティラミスヒーロー

出典:ティラミススター

▼パクリ・HERO’S

出典:HERO’S

ここまでくれば誰も疑う余地もなく、パクリや盗用であると思われるのですが、法律的には大丈夫なのでしょうか?


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法律的にはどうなの?

サイゾーウーマンがこのティラミスのパクリ問題に関して、興味深い記事を公開しておりましたので、ご紹介します。

まず、今回の騒動をひもとくカギは、山岸氏いわく「商標登録」。シンガポールの「ティラミスヒーロー」が日本で商標登録を行っておらず、「HERO’S」が先手を打ったことにより起きた“悲劇”だという。確かに、特許情報プラットフォーム「J-PlatPat」で商標検索をすると、「HERO’S」の社長・高田雄史氏が代表取締役を務める株式会社gramが、17年6月に商標を出願、18年3月に登録という情報が出てくる。

「商標などの権利は、国ごとに取り決められるものなので、たとえシンガポールの法律で『商標』として登録されているロゴや商品名であっても、日本の法律で『商標』として登録されていないロゴや商品名は、日本では使用できてしまうのです。逆もまたしかりで、これを、『属地主義』(法の適用範囲に関する立法主義の1つで、自国領域内に場所的に限定するもの)といいます」

それでは、“本家”が泣き寝入りするケースが多発してしまうように思うが、それをフォローする「『マドリッド協定』という、たくさんの国が参加している条約がある」という。

「自国の法律で『商標』登録した後、もし将来、海外でもその『商標』を使った商品を販売する予定があるのであれば、このマドリッド協定にしたがって、『国際登録』をすることで、将来、海外(特定の国)でも『商標』の権利を主張することができるようになります」

そういった法的な背景を考えるに、今回シンガポールの「ティラミスヒーロー」は、「この『国際登録』をしていなかったのでしょう」と山岸氏は指摘する。

「日本では、13年8月から、シンガポール発の『ティラミスヒーロー』が販売されていたようですが、この時に、しっかりと『商標登録』なり、『国際登録』の手続きをしていなかったものとみられます。そのため、『HERO’S』が、先に日本で登録をすることができたわけです。これは、シンガポールの『ティラミスヒーロー』側のミスと言えるでしょう」

では、「HERO’S」が法的に罰せられる可能性はといえば、「商標上、正しいことをしているので、罰せられません」ときっぱり。

出典:サイゾーウーマン

つまり、HERO’Sは法律的には正しいことをしており、あくまでも法には触れないやり方で盗用をしたということになります。

厳密に言えば、盗用というよりは他社が築き上げた信用と名声に便乗して利益を得ようとする行為のことを指す、フリーライドに近い行為で、法律の抜け穴をついた極めて卑怯なやり方であると言えるでしょう。

法律的にはセーフであるということですが、この様なあからさまなパクリと捉えられる行為であるために、ビジネスの世界では好まれないことと思いますし、こうして炎上してしまっては不買運動などが続いて店舗をたたむことも十分に考えられます。

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運営会社は?

では、パクリやフリーライドを堂々としているHERO’Sの運営会社は一体どこなのでしょうか?

株式会社gramという会社であるそうで、こちらがその会社概要です。

本社株式会社 gram
〒530-0057
大阪市北区曽根崎2-1-12
国道ビル ラ・オカシオン701
取引先三菱東京UFJ銀行、りそな銀行
資本金5,000万円
TEL06-6366-8088
FAX06-6366-8066
香港支社gram-international Limited
Room 3208, 32/F. Central Plaza, 18 Harbour Road, Wanchai, Hong Kong
URLhttps://www.gram-inc.com/
E-mailinfo@gram-inc.com
設立2014年12月
代表取締役高田雄史
事業内容飲食店経営
飲食業のFCコンサル業務
菓子製造業
従業員数200名(アルバイト含む)
取引決算期6月
グループ
会社
株式会社gram-cube
株式会社gram’s heroes
株式会社gram-routine

本社は、大阪市北区曽根崎2-1-12にあるという事で、主に飲食店経営をしているという事です。

パンケーキ屋さんの「gram」というお店を展開している会社であるそうで、全国におよそ60店舗も展開しているほか、なんと渦中のシンガポールにも1店舗を出典する予定であるそうです。

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堂々とパクるという事

今回、問題となっているのがこのパクリやフリーライドを堂々と行い、自分たちは法律的には正しいから大丈夫であるというHERO’S側のスタンスです。

HERO’Sはこの騒動を受けてか2019年1月22日に、

「THE TIRAMISU HERO」 のロゴ(登録番号第6073226号)に関しましては、シンガポールの日本側運営会社に対し、その使用権をお渡しする所存でございます。
皆さまにお騒がせ致しまして誠に申し訳ありませんでした。

出典:HERO’S

というコメントを残しております。

これは、ロゴのみは本家に譲るという意味で、騒動の火消しをしているものと思われますが、かえって火に油を注いでいる結果となってしまったことは明白であると思います。

ビジネスの世界では、まず基本的に成功モデルと真似したりするところから事業拡大というのは行われますが、それはあくまでノウハウや考え方であって、商品そのものや名前、マスコットキャラクターなどをそのまま類似させる様な手法は、忌み嫌われます。

いずれにしても、火消しをしている様ですが、今後経営不振に陥るかもしれない炎上騒動でありますので、今後に注目が集まる事でしょう。


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