出典:JNN
6日未明、宇都宮市で31歳の男性がひき逃げされ死亡した事件で、警察はラーメン店経営の桑久保貴大(くわくぼ たかひろ)容疑者が逮捕されました。
ひき逃げ事件の容疑者逮捕 宇都宮
日テレニュースほか、メディア各局が以下のようなニュースを報じ、話題となっています。
6日未明、栃木県宇都宮市の県道で男性が車にひき逃げされ死亡した事件で、警察は、現場近くに住む34歳の男を逮捕した。
過失運転致死などの疑いで逮捕されたのは、飲食店経営の桑久保貴大容疑者。警察によると桑久保容疑者は6日午前2時すぎ、宇都宮市鶴田町の県道で、会社員の山本浩之さん(31)を車ではねて、そのまま逃走した疑いがもたれている。
山本さんは病院に搬送されたが、約1時間後に死亡した。
現場に残された車の部品から車種が特定され、近所に住む桑久保容疑者が浮上したという。
調べに対し、桑久保容疑者は、「何かとぶつかったが、人とは思わなかった」などと容疑を一部否認している。
出典:日テレニュース
桑久保貴大容疑者について
こちらが、逮捕された桑久保貴大容疑者のプロフィールです。
名前:桑久保貴大(くわくぼ たかひろ)
年齢:34歳
職業:ラーメン店経営者
在住:栃木県宇都宮市鶴田町
桑久保容疑者は、6日午前2時すぎ、宇都宮市鶴田町の市道で会社員の山本浩之さんを運転していた乗用車ではね、そのまま逃走した疑いで逮捕された人物で、桑久保容疑者が轢いたとされる山本さんは、病院に運ばれましたが帰らぬ人となってしまいました。
ちなみに、桑久保容疑者に関しては顔画像などの情報は公開されておらず、また、特定するにも至っておりませんので、こちらに関しては詳しい情報が入り次第、随時お伝えしていこうと思います。
現場は?
では、この事故が発生した現場は一体どこなのでしょうか?
報道機関の発表によれば、こちらがその事故が発生した市道であるということです。
出典:NNN
こちらを調べてみた結果、以下のような場所であることが判明しました。
現場は、栃木県宇都宮市を走る県道2号(通称 栃木街道)沿いであり、「TSUTAYA 宇都宮鶴田店」や中華レストラン「龍栄」などがある場所の近くであることでも有名です。
片側二車線で、歩道もあるのですが、現場付近には「事故危険箇所」という看板が立てられており、日頃から多くの事故が発生している場所であることも伺えるでしょう。
また、現場の周辺でラーメン店を経営していたとされる桑久保容疑者でありますので、この付近のラーメン屋でこの逮捕をきっかけに閉店などをしたお店があるとすれば、そこが桑久保容疑者の経営するお店であることでしょう。
ひき逃げは絶対にNG
ひき逃げで死亡事故となった場合、容疑者の検挙率は95%。重傷事故で60%となっています。
さらに、ひき逃げは単なる人身事故では済まされず、自動車運転致死傷行為処罰法により、過失運転致死傷罪や危険運転致死傷罪という罪状での起訴などがされます。
容疑者の過失度合いにもよりますが、ひき逃げの刑事罰と内容は以下のように定められています。
罪状・違反名 | 刑罰内容 |
---|---|
救護義務違反 危険防止措置義務違反 | 10年以下の懲役または 100万円以下の罰金 |
事故報告義務等違反 | 3ヶ月以下の懲役または 5万円以下の罰金 |
現場に留まる義務違反 | 5万円以下の罰金 |
自動車運転致死傷罪 過失運転致死傷罪 | 7年以下の懲役もしくは禁錮または 100万円以下の罰金 |
危険運転致死傷罪 | 死亡:20年以下の懲役 負傷:15年以下の懲役 |
殺人罪 | 死刑 無期懲役 懲役5年以上 |
ひき逃げでも死傷者の数が多く運転手の過失が甚大であると「殺人罪」として扱われる他、免許の行政処分に関しては、もちろん一発で免停になりますし、被害者が死亡している場合はおよそ7年もの間免許を取得することが出来ません。
もっとも、人身事故(被害者死亡)の場合には、加害者側は遺族への償いなどをするので精一杯であり、免許を再取得するという気持ちにならないのだそうです。
また、ハンドルを握ると事故当時の状況がフラッシュバックし、トラウマになることで、運転することがそれ以降不可能になることもあるのだとか。
人身事故を起こしてしまった場合、救急車を呼び、警察に連絡をするなど迅速な対応をする事によって、助かる命があるかもしれませんし、何より裁判で誠意が見られるとして刑期が軽くなるなどの処置もされる可能性があります。
ですが、飲酒運転ということで、5年以下の懲役または、100万円の罰金刑が刑事罰として課される他、行政処分として違反点数35点で一発免停、さらには3年間は免許を取得することは出来なくなるという厳しい処罰が待ち受けています。
自分には関係ない
2018年9月6日の午前6時57分、東京都にある山手通りの東中野駅近くで飲酒ひき逃げ事故を引き起こして逮捕・起訴され懲役2年執行猶予5年の判決が言い渡された吉澤ひとみ被告ですが、このような元国民的アイドルが飲酒運転をして大変な騒ぎを引き起こしているにも関わらず、全くもって飲酒運転やひき逃げ事故は減る気配がありません。
これだけ世間を騒がせているにも関わらず、心のどこかで「自分は大丈夫」とたかを括っていることが減らない要因であると考えられます。
ひき逃げ事故に関しては、前述のように厳しい処罰が待ち受けておりますが、やはりこの厳しい処罰を逃れたい出来れば、犯罪が見つかって欲しくないという重いから現場を逃げるのだと考えられます。
人身事故の場合、事故を起こした人物には救護義務というのが発生しますし、それを怠ったために助かる命も助からなくなってしまう可能性も十分に考えられます。
新年早々最悪の事態に
交通事故とりわけ人身事故というのは、被害者も加害者も両者ともにいい思いをしません。
もちろん被害者側からすれば、このように死亡事故にもなりうる可能性がありますし、過失割合的に見ても大方車の方が悪いわけですから、このような事故はたまったものではありません。
しかしながらが、ひき逃げをするということで、加害者側の家族にも迷惑をかけてしまっているということを理解しなければならないでしょう。
2019年が幕を開けてから6日しか経過していない訳ですから、そんな時期に発生した事故であるだけにものすごく残念であるとともに、防げなかったのかと非常に悔しい気持ちになるのも事実であります。
いずれにしても、亡くなった山本浩之さんには心よりご冥福をお祈り申し上げます。
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