出典:FNN
鹿児島県鹿屋市の住宅型有料老人ホーム「風の舞」で、10月から11月半ばにかけて入居者6人が相次いで死亡していたことが明らかとなり、大きな波紋が広がっています。
今回は、この事件についての真相や死因などについて迫ってみたいと思います。
続報;外部告発による発覚であることが明らかとなりました↓
風の舞(鹿屋市老人ホーム)は組織的に犯罪を隠蔽か?スタッフ辞職や外部告発による発覚についても
鹿児島の風の舞で相次いで不審死が
産経ニュースほか、メディア各局が以下のようなニュースを報じ、話題となっています。
鹿児島県鹿屋市の住宅型有料老人ホーム「風の舞」で、10月から11月半ばにかけて入居者6人が相次いで死亡していたことが21日、分かった。8~9月に介護職員8人全員が退職し、夜間は施設長がほぼ1人で対応していたという。県は施設の運営に問題がなかったかどうか、老人福祉法に基づき立ち入り検査した。 施設側は記者会見し、6人は85歳以上の高齢女性で、死因は老衰や消化器官の出血などの病死だったと明らかにした。死亡と職員の退職に因果関係はないとの認識も示した。 県によると、今月上旬に外部から「施設内で死亡者が出た」との内容の情報提供があった。情報を受けて9日に施設の聞き取り調査を、16日に立ち入り検査をそれぞれ実施した。県は、死亡した日時や詳しい状況、入居者数などを明らかにしていない。
施設の定員は55人。県の立ち入り検査に同行した市によると、他に緊急性のある入居者はいなかったという。県は検査内容を精査し、業務改善勧告などを検討するとしている。立ち入り検査の16日までに、介護職員は補充されていなかった。
出典:産経ニュース
現場は?
では、現場となった場所は一体どこなのでしょうか?
報道機関の発表によれば鹿児島県鹿屋市の住宅型有料老人ホーム「風の舞」であるということで、こちらが、その詳細です。
住所:〒893-0055 鹿児島県鹿屋市野里町2485番地連絡先
TEL:0994-36-6000
FAX:0994-36-6001
事業開始年月日:2012-04-01
同法人が同一地域で提供するサービス:訪問介護(予防含む) 通所介護(予防含む)
特記事項:生活保護
2時間以上3時間未満
3時間以上5時間未満
5時間以上7時間未満
7時間以上9時間未満
入浴介助
リフト車両有
痰吸引
看護職員在籍
機能訓練指導員在籍
PT在籍
送迎サービスの提供地域:鹿屋市
運営方針:ご利用者の意思及び人格を尊重し、常にご利用者の立場に立ちながら、鹿屋市や他の保健医療サービス及び福祉サービスを提供する者、地域との連携に努めます。明るく和やかな雰囲気の中で、丁寧なサービスの提供を心がけるとともに、適切な介護技術をもってサービスの提供を行います。
平日 | 8時30分~17時30分 |
土曜日 | 8時30分~17時30分 |
日曜日 | 時分~時分 |
祝日 | 時分~時分 |
定休日 | 日曜日 |
留意事項 | 年末年始休暇 12月30日~1月2日(4日間) |
続報;外部告発による発覚であることが明らかとなりました↓
風の舞(鹿屋市老人ホーム)は組織的に犯罪を隠蔽か?スタッフ辞職や外部告発による発覚についても
死因は?
では、死因は一体どのようなものなのでしょうか?
この施設では、10月中旬からおよそ1カ月で、少なくとも6人が亡くなっているのだそうで、死因などについては明らかにされておりません。
鹿児島県の立ち入り検査によれば、他に緊急性のある入居者はいなかったのだそうですが、この問題のあった風の舞には入居者が35人おり、介護のスタッフは全員退職してると言います。
さらに、日中は併設するクリニックの看護師さんらが対応しており、夜の間は、風の舞の施設長がほぼ1人で介護にあたっている状態であったということで、業務改善勧告などがされるのだと言います。
このことを考えれば、以下のようなことが考えられるでしょう。
1、虐待や殺人などの刑事事件の可能性
2、室温、湿度などの環境悪化による連続怪死
3、インフルエンザ、集団食中毒などによる病死
4、6人は末期であったためにたまたま死亡時期が重なった
5、従業員やヘルパーなどのスタッフ不足による監督不行き届き
しかしながら、2〜4番に関しては考えにくく、日常的に虐待や殺人などが発生しており、それと監督不行き届きなどの管理不足が重なって6人も怪死してしまったのではないかと考えられています。
厚生労働省の調査結果によると、高齢者虐待の件数は年々、増加傾向にあるそうで、それらを分類すると、5つに分けられるそうです。
その5つが以下の様なものです。
●身体的虐待
●介護等放棄
●心理的虐待
●性的虐待
●経済的虐待
介護施設で虐待が起こる理由は、「教育・知識・介護技術等に関する問題」が全体の65.6%を占め最多であり、以下、「職員のストレスや感情コントロールの問題」が26.9%、「虐待を行った職員の性格や資質の問題」が10.1%、「倫理感や理念の欠如」が 7.7%、「人員不足や人員配置の問題及び関連する多忙さ」が7.7%という順で続いており、もしも今回の事件が虐待による変死であるとすればストレスによるものだと考えられています。
続報;外部告発による発覚であることが明らかとなりました↓
風の舞(鹿屋市老人ホーム)は組織的に犯罪を隠蔽か?スタッフ辞職や外部告発による発覚についても
介護職は人手不足
昨今の介護職へ従事している人の割合は、相対的に見れば非常に低く、人手不足が嘆かれているのも現状です。
介護職のみならず、全ての業種で人手不足が嘆かれていますが、それはいったい何故なのでしょうか?
多くの経営者の場合は、採用が困難であるからという回答をしているところがほとんであり、それはそもそも志望する求職者がいないことに原因があるのですが、求職者は賃金が低すぎるからという理由で介護職を選択しないと言うのも事実のようです。
つまり、介護職の給料が低すぎるから人手が不足しているのです。
少子高齢化によって生産年齢の人口が著しく減少していることも影響しており、それによって若者が負担する高齢者の割合が増えているのも現状です。
介護職はこれからますます需要があるとされ、必要不可欠な職業でありますが、重労働のわりに賃金が低く、このような暴行事件も絶えないことから、根本的な制度や賃金などの見直しが必要になって来るでしょう。
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