出典:メ〜テレ
名古屋経済大学高蔵高校の野球部で、体罰をしている様子の動画が投稿され、話題となっています。
今回は、この名古屋経済大学高蔵高校の野球部体罰問題について迫ってみたいと思います。
名経大高蔵野球部で体罰
メ〜テレ他、メディア各局が以下のようなニュースを報じ、話題となっています。
名古屋経済大学高蔵高校の野球部で、監督による部員への体罰があり、部員がけがをしていたことがわかりました。
名古屋市瑞穂区の名古屋経済大学高蔵高校によりますと、9日の野球部の練習後に、男性監督が1年生と2年生の複数の部員に対し、殴る蹴るなどの暴行を加えました。生徒3人が顔が腫れるなどのけがをしました。学校側は13日午前、取材に応じ、暴行について認めました。監督は学校の聞き取りに対し「野球部で定めている携帯電話の使い方のルールが徹底されておらず、カッとなってしまった」と説明しているということです。
出典:メ〜テレ
問題の動画とは?
では、問題となっている動画は一体どのようなものなのでしょうか?
こちらが、その動画です。
こちらの動画は、テレビ朝日が運営する映像・写真投稿サービスのみんながカメラマンに投稿された映像で、スマホがあれば誰でも簡単に投稿することが出来るのだと言います。
この映像をご覧になってお分かりになると思われますが、野球のグラウンドにて顧問と思われる人物が何の躊躇も無く複数人に本気で暴行しているのが伺えると思います。
暴行の一部始終を捉えていると思われる映像でかなりの衝撃ですが、暴行を受けている部員もその他の部員も含めこの状況に慣れているように感じます。
もしかするとこの映像は単なる氷山の一角であると言えるかもしれません。
体罰や悪質な行為の指示など、学校の部活動における顧問の問題が絶えず報道されていますが、体罰の映像としてここまで鮮明に写っているのは初めてではないでしょうか?
部活動の顧問の問題がここまで大きくなっているにも関わらず「また」という声が上がっています。
体罰をした監督は
では、体罰をした監督は一体どのような人物なのでしょうか?
体罰をしたとされる監督についてはこちらをご覧いただければ、詳細がお分かりになるかと思います↓
酒井弘樹が名経大高蔵の野球部監督監督で暴行か?問題の体罰瞬間動画や動機についても
スポーツ界では波紋が広がっている
昨今、スポーツ界ではパワハラや暴力行為による指導などが多く発覚しており、2018年に起こったもので言えば、レスリング協会、体操協会、ボクシング協会、日本大学アメフト部、アイスホッケー界など、多岐に渡ります。
こうした問題に対して、かねてからスポーツ界の体罰や暴力などに大きく反対しており、その都度正論を語ってきた百獣の王でタレントの武井壮さんがツイッターでの文言をご紹介します。
スポーツ教えるくらいの事で大人が子供殴っていいわけねえだろう。よく考えろ本当に、街で大人が子供殴ったら即通報で逮捕だよ。それが『スポーツ教える』が乗っかったくらいでチャラどころか『素晴らしい指導』になる訳ねえだろう。スポーツやってたらなんかいい事してるみてえな空気で正当化するなよ
— 武井壮 (@sosotakei) 2018年9月11日
じゃあパラスポーツの現場でコーチがパラアスリートたちバカバカ殴ってても、パラリンピック出られたら気持ちいいのか??女子サッカーで小1の女の子をコーチがぶん殴ってたら必要な指導だって見守るか?教える側が反論や抵抗しにくい相手を殴るのは指導の名を盾にした虐待なんだって事理解してくれよ
— 武井壮 (@sosotakei) 2018年9月11日
それでも問題にならんと言う指導者や関係者がいるなら、その指導現場の動画を撮って公開したらいい。正しいと言うならできるはず、それでも暴力や罵声無しでは指導できないなら、保護者や本人の暴力容認の同意を取って私塾でも開いて指導すれば良い。公の場での暴力はどんな理由があれ認める理由はない
— 武井壮 (@sosotakei) 2018年9月11日
教師も生徒もコーチも選手も街の荒くれも先輩も後輩も子供も大人もどんな人間も暴力を使うべきではない、それは綺麗事なんかじゃねえ人間として当たり前のことだろう?
過去にしてしまった事があれば反省して2度としないと誓うこと、今やってるなら間違いに気付くこと、そこに正直に向かってくんだよ— 武井壮 (@sosotakei) 2018年9月14日
オレはスポーツやってきたからやっぱアスリートみんなに言いてえよ。
指導者も選手も先輩も後輩も全員にだよ。年が下だとか、強い弱いだとかコーチと選手とかな、そんな関係で人を殴ったり、使い走りしたりいじめるような事は人間として恥ずかしい行為だって心に留めておけよ。何のために強くなんだ?— 武井壮 (@sosotakei) 2018年9月14日
まだ教育やスポーツの現場で体罰必要とか言ってるヤツいんのか、溜息出るな。人が人を殴る権利なんかこの世でひとつも認められてねえんだよ、分からねえか?それでも殴るのが正しいって言うならグランドや体育館や校舎みてえな見えない場所じゃなく逮捕される覚悟して人前でやれ、正しい訳ねえだろ!!
— 武井壮 (@sosotakei) 2018年9月13日
武井壮さんは正論しか述べておりません。
「昔は体罰が当たり前にあった」などと能書きを垂れている人が多いのも現状ですが、”体罰”という暴力行為でしか生徒や学生などを指導出来ないのは、その指導者の手腕がない事をひけらかしており、自分は無能であるとアピールしているようなものです。
無論、スポーツ界というのは頭を使わず脳みそ筋肉のようなところもありますから、それで良いのかもしれませんが、暴力行為が次々と明らかとなってくる昨今で、今だに体罰などは必要という風潮そのものがおかしな事なのです。
人が人を殴ったり、叩いたりする権利などはないため、絶対にしてはいけないことかもしれませんが、それでも言う事を聞かない場合には時として必要であると考えている事自体も間違っているでしょう。
自分の言葉でもって、説得させしっかりと選手や生徒・学生を納得させるだけの話術や指導力がなければいけませんし、何でもかんでも力(暴力や権力)に身を任せてしまっては、動物と何ら変わらなのです。
体罰の動機が酷い
今回、体罰をしたとされる監督は報道機関の取材に対して「野球部で定められている携帯電話の使い方のルールが徹底されておらず、カッとなってしまった」と釈明をしておりますが、これはあまりにも酷い言い訳であることは言うまでもありません。
カッとなったら手を出していいのでしょうか?
もはやこれは指導者として失格であり、自分の感情をコントロール出来ない人物が試合になって冷静に指揮を取れるとは到底思えません。
いずれにしても、こうした体罰問題がなくなり、クリーンな指導がされる世の中は来るのでしょうか?
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