出典:朝日新聞デジタル
ジュリーなどの相性で親しまれている、歌手の沢田研二さんが2018年10月17日にさいたまスーパーアリーナにて行うはずだった「OLD GUYS ROCK」というライブを急遽中止したことが明らかとなりました。
ジュリーのライブが中止
スポーツニッポン他、メディア各局が以下の様なニュースを報じ、話題となっています。
歌手の沢田研二(70)が17日にさいたまスーパーアリーナ(さいたま市中央区)で予定していたコンサートが午後5時の開演直前に急きょ中止になった。
契約上のトラブルが発生したため。所属事務所によると、本人の体調に問題はない。
主催者(チケットポート)は午後3時半の開場を遅らせ、中止を決定。現地でも係員からアナウンスがあり、会場入り口には「契約上の問題が発生したため」という張り紙が掲示された。入場料の払い戻し方法などは後日発表予定という。さいたまスーパーアリーナは、観客約1万2千人を収容できる。
70歳を記念した全国ツアー「70YEARS LIVE『OLD GUYS ROCK』」は7月6日に東京・日本武道館公演からスタート。所属事務所によると、今月21日の大阪公演・SAYAKAホール大ホール(大阪狭山市)以降は予定通り行う。
出典:スポニチアネックス
沢田研二について
こちらが、ドタキャンをした沢田研二さんのプロフィールです。
出典:松竹映画
名前:沢田研二(さわだ けんじ)
愛称:ジュリー
生年月日:1948年6月25日
年齢:70歳
出生:鳥取県鳥取市
出身:京都府京都市
学歴:京都府立鴨沂高等学校中退
ジャンル:J-POP、ポップス、歌謡曲、グラムロック
職業:歌手、俳優、作詞・作曲家
所属事務所:渡辺プロダクション→ココロ・コーポレーション
配偶者:前妻(元ザ・ピーナッツの伊藤エミ)、現在の妻(女優の田中裕子)
グループ:ザ・タイガース
沢田研二さんは、ジュリーの愛称で親しまれている日本を代表する歌手であり、ジュリーの由来は沢田さん本人が女優のジュリー・アンドリュースさんのファンだったためにつけたのだと言います。
少年時代はプロ野球選手に憧れていたそうで、中でも打撃の神様として知られている川上哲治選手や、藤尾茂選手が好きだったと言います。
京都府立鴨沂高等学校に入学をしたのですが、中退をしており、そんな矢先に京都のダンス喫茶「田園」でドアボーイのアルバイトをしていた際に、グループ・サウンズのサンダースに声をかけられ、そこでローディー兼ボーカリストとなったそうです。
このことがきっかけとなって、後にタイガースでメンバーとなるサリーこと岸部一徳さんらに声をかけられ、「サリーとプレイボーイズ」というグループに正式に加入を果たし、その後はファニーズに改名をしたそうですが、大阪のジャズ喫茶「ナンバ一番」に出演した際に大物プロデューサーに声をかけられ、そこで正式にテレビ番組出演濁前にザ・タイガースに改名をしています。
そうして、鮮烈なデビューを飾った沢田研二さんですが、端正な顔立ちと日本人離れしたルックスなどが世の女性達の心を鷲掴みにして、一躍国民的アイドルへと上り詰めていきます。
その後、ザ・タイガース自体は解散をしてしまうのですが、PYGというバンドを結成し、再出発を果たすと、本格的なニューロックを目指して奮闘していきます。
PYGが解散をした後は、ソロとして活動をしていき、「コバルトの季節の中で」、「勝手にしやがれ」、「TOKIO」、「ス・ト・リ・ッ・パ・ー」、「カサブランカ・ダンディ」など、数多くのヒット曲を世に残しており、存在感を示しております。
2000年から現在にかけても、日本武道館でのライブやツアーを行うなど、精力的に活動をこなしており、2000年には「J-POP巨人列伝-20世紀を駆け抜けた10人」に選ばれるなどの快挙も成し遂げているのです。
なぜ中止に?
では、コンサートはなぜ中止となってしまったのでしょうか?
Twitter上の情報によれば、以下の様な理由があるとのことです。
沢田研二コンサート中止だ💢スパーアリーナは大混乱 pic.twitter.com/yzHqng4dNS
— 雲彩 (@unsai2010) 2018年10月17日
「本日の公演は、契約上の問題が発生した為、中止とさせて頂きます。ご来場いただきました。お客様におきましてはご迷惑をお掛けいたしまして、大変申し訳ございませんでした。」
どうやら、契約上の問題があるということの様です。
沢田研二さんは、渡辺プロダクションを経て、ココロ・コーポレーションという芸能事務所に所属をしているのですが、この所属事務所との契約についての問題でもあったのでしょうか?
ココロ・コーポレーションは新宿区四谷2-8コーポクローバ駒井704にある芸能プロダクションで、所属しているのは沢田研二さん1人しかおりません。
沢田研二さんはもともとザ・タイガースに所属しており、そのころはナベプロに所属していたのですが、1985年には独立をしております。
しかしながら、株式会社ココロは渡辺プロダクションの傘下であるそうで、実質的には独立という感じでもなさそうです。
ココロ・コーポレーションは沢田研二さんが経営者であり、代表取締役であると考えるのが然るべきですので、この事務所との契約が難しくなったということは考えにくいため、そうなれば開催場所であるさいたまスーパーアリーナとの契約のことなのかもしれません。
もしかすれば、ツアーを一緒に回るツアーバンドやスタッフ達との契約が難しくなってしまったために、この様な形で契約上のトラブルとして処理をしたのではないかとも考えられます。
払い戻しや振替公演について
今回のドタキャン騒動は、完全に沢田研二さん側の問題であり、2018年9月30日に静岡市民文化会館で予定されていたコンサートが台風24号の影響によって中止となったのとは訳が違います。
今月21日に以降のライブは通常通り行われるということですので、今回限りのトラブルはおそらく振替公演という形で処理されることでしょう。
契約上のトラブルと発表しておりますが、これがどこと誰の契約のトラブルなのか明らかとなっておらず、もしもレコード会社などとのトラブルで、ライブの映像配信やDVD・ブルーレイ化などが不可能などという契約であれば、今後のライブやコンサートは行われることはないのですが、通常通り次回から行うということは、やはり振替公演の線が濃厚であるでしょう。
いずれにしても、この日を楽しみにしていたファンの方からすれば、非常に残念な結果となってしまったことは明白です。
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