出典:JNN
8日、鹿児島市の平川動物公園で、古庄晃(ふるしょう あきら)さんがホワイトタイガーに噛まれてなくなるという事故が発生しました。
今回は、この事故原因などについて迫ってみたいと思います。
ホワイトタイガーに襲われて死亡
日経新聞ほか、メディア各局が以下のようなニュースを報じ、話題となっています。
8日午後5時5分ごろ、鹿児島市平川町にある鹿児島市平川動物公園のホワイトタイガーのおりの中で、飼育員の古庄晃さん(40)=同市=が首から血を流してあおむけに倒れていたのを別の職員が発見した。県警などによると、古庄さんは病院に搬送されたが死亡が確認された。一般客にけがはなかった。
同動物公園によると、ホワイトタイガーは5歳の雄の「リク」で、体長約1・8メートル、体重約170キロ。古庄さんは襲われ、首をかまれた形跡があり、リクと同じおりの中の展示スペースにいた。救助のために職員の獣医師が麻酔銃を撃ち、リクを眠らせた。
出典:日経新聞
古庄晃さんについて
こちらが、ホワイトタイガーに襲われて亡くなった古庄晃さんのプロフィールです。
名前:古庄晃(ふるしょう あきら)
年齢:40歳
職業:飼育員
所属:平川動物公園
在住:鹿児島県鹿児島市
古庄さんは、8日午後5時すぎ、鹿児島市平川町の鹿児島市平川動物公園の職員から「職員がホワイトタイガーに襲われた」と119番通報があり、その後病院に運ばれましたが、死亡が確認された同動物園の飼育員の男性です。
平川動物公園の石堂昭憲園長は、古庄さんに対して「40歳という、非常に若い、しかも優秀な職員でしたので、こういうことで1人の職員を亡くすということは、大変残念なことですね」とコメントを残しております。
ちなみに、こちらが顔画像であります。
出典:JNN
ホワイトタイガーについて
では、襲ったホワイトタイガーはどのような品種のものなのでしょうか?
朝日新聞によれば、このホワイトタイガーに関してこのような情報を確認することができます。
ホワイトタイガーはインドなどに生息するベンガルトラの白変種で、1950年代に初めて見つかったとされる。国内でも各地の動物園が飼育しているが、近親交配の結果、関節の形成不全といった障害がある個体が生まれたり、一般的なトラより短命だったりすることが少なくない
出典:朝日新聞デジタル
このホワイトタイガーはオスであるということで、こちらがその実際の映像であります。
出典:FNN
ホワイトタイガーを含むベンガルトラは、アムールトラと同じく比較的大型のトラで、インドやネパール、バングラディシュなどに多く生息しているのだそうで、現在IUCN(国際自然保護連合)によってレッドリストに絶滅危惧種として指定されています。
毎日のように自分の縄張りを見まわり、目立つ場所にマーキングをするので、神経質な一面もあり、鹿や猪などのほか、ヤマアラシや爬虫類、魚など、ほかのトラと同じように何でも食べ肉食動物で、噛む力や襲う力もかなり強いとされているので、時には人家近くに現れたり、ウシやウマなどを襲うこともあると言われています。
ですから、それほど凶暴であるとされているのですが、通常は空腹時しか敵とみなした相手に牙を向けることはありません。
また、トラはネコ科でありますから、根本的には遊んだりじゃれあったりすることが好きであり、トラはじゃれ合ったりしているつもりでも、人間を死に至らしめるほどの強い力である場合も多く、過去にもホワイトタイガーによる死亡事故が発生しているのも事実です。
過去にもホワイトタイガーでの事故が発生している
ホワイトタイガーは人懐っこいネコ科の一面と、狩をするハンターの一面がありますが、過去にはこのような痛ましい事件も発生しています。
これらのトラによる事故は、オスが発情期で気が立っていたために、襲われたのではないかと考えられています。
では、今回の事故では何が原因だったのでしょうか?
事故原因は?
この事故の原因は、オスによる発情期で気が立っていたという可能性も考えられますし、もしくはじゃれ合ったりした結果、そのまま噛まれたということも考えられるでしょう。
しかしながら、襲われた古庄さんは首を噛まれており、生物にとっての致命傷を負わされていますので、本能的に狙われた可能性があるのです。
そうなれば、古庄さんのことを敵であるとみなした結果の事故なのではないかとも推測されます。
事故原因に関しては詳しい情報は入ってきておりませんが、発情期もしくは空腹時で敵とみなされたとなれば、非常に不憫な最期だったと言えるでしょう。
亡くなった古庄さんには心よりご冥福をお祈り申し上げます。
どこの動物園?
では、ホワイトタイガーによる死亡事故が発生した動物園は一体どこなのでしょうか?
事故があったとされるのは、鹿児島県鹿児島市平川町5669−1にある「平川動物公園」という動物園で、「楽しく学べる、楽しく遊べる動物公園」をモットーにしているのだそうです。
平川動物公園は、緑に囲まれた自然の中で、楽しく、遊びながら動物の生態を観察したり、動物とのふれあいを通じて、自然保護や動物愛護の精神を学べるように「楽しく学べる、楽しく遊べる動物公園」を基本コンセプトとして、施設の整備や運営を行っています。
出典:平川動物公園
人にも動物にも優しい施設づくりや経営を目指しており、子供もからお年寄りまで幅広い年齢層に愛されている動物園であることも有名です。
開演時間は、午前9時~午後5時まであり、入園料は500円と非常に安価で動物たちと触れ合うことが出来ることも人気の秘訣です。
この動物園ではホワイトタイガーを4頭飼育しており、このうちの1頭が古庄さんを襲ったとみられるほか、鹿児島市によれば、2011年に民間会社からホワイトタイガーが園に贈られたのをきっかけに飼育を始めたそうです。
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