出典:FNN
東京富士大学のソフトボール部でセクハラがあったという問題が発覚し、話題となっています。
今回は、この東京富士大学ソフトボール部監督である藤原徹(ふじわら とおる)さんについて迫ってみたいと思います。
セクハラでPTSD
日刊スポーツ他、メディア各局が以下のようなニュースを報じ、話題となっています。
京富士大(東京都新宿区)の女子ソフトボール部に所属していた20代の女性が、70代の男性監督(現総監督)から体を触られるなどのセクハラを受けたとして、監督と大学側に慰謝料など約1100万円の支払いを求めて東京地裁に提訴していたことが3日、分かった。
監督側は訴訟で「執拗(しつよう)かつ悪質なセクハラ行為はしていない」と主張している。
訴状によると、女性は2016年春ごろ、合宿中に監督から膝の上に座るよう指示され、約30分間抱きつかれた。監督はその後も女性の胸を触ったり、「私とは赤い糸でつながっている」と話しかけたりすることがあったという。
女性は練習に参加できない状態が続き、心的外傷後ストレス障害(PTSD)と診断された。代理人弁護士によると「監督は女子ソフトボール界のカリスマで逆らうことはできなかった」と話している。
東京富士大のホームページによると、この総監督は高校と実業団で計15回の全国優勝を果たしている。
出典:日刊スポーツ
監督について
では、セクハラをした監督は一体誰なのでしょうか?
Twitter上の発表によれば、以下のような人物が監督であるとのことです。
東京富士大学女子ソフトボール部
セクハラ監督 藤原徹監督
訴状によると、女性は2016年春ごろ、合宿中に監督室に呼ばれ、「ここに座りなさい」と、ひざの上に約30分間座らされた。体を触られ、「男女の関係は愛だ」などと言われた、と主張。後日にも抱きしめられるなどしたという。 pic.twitter.com/fboGCwhRbC— hananokeiji (@saorigrandpa) 2018年10月4日
そしてこちらが、藤原徹監督のプロフィールです。
名前:藤原徹(ふじわら とおる)
年齢:70代
職業:総監督
所属:東京富士大学ソフトボール部
出身:日本体育大学
藤原監督は、東京富士大学ソフトボール部の監督を務める前は、レオパレス女子ソフトボール部監督も務めるなど、長年にわたって日本のソフトボール界に君臨している人物で、ソフトボールとの関わりについては、選手として7年、コーチとして6年、そして監督としては44年にもなるそうです。
代理人弁護士によれば「監督は女子ソフトボール界のカリスマで逆らうことはできなかった」と称されるほどの人物でありますので、まさに日本のソフトボール界の重鎮だったのではないかと考えられます。
セクハラの内容は?
では、セクハラの内容はどのようなものだったのでしょうか?
朝日新聞によれば、以下のようなことがあったそうです。
訴状によると、女性は2016年春ごろ、合宿中に監督室に呼ばれ、「ここに座りなさい」と、ひざの上に約30分間座らされた。体を触られ、「男女の関係は愛だ」などと言われた、と主張。後日にも抱きしめられるなどしたという。女性は大学に通えなくなり、心的外傷後ストレス障害や不眠症と診断された。
女性が学内の相談窓口に訴えたところ、大学は同年9月に監督を1度は解任したが、約1カ月で総監督に就任したという。陳述書では、他の元部員も同監督にキスされるなどのセクハラを受けたと証言している。
出典:朝日新聞デジタル
膝の上に座らせるなど、もはや小学生や幼少期のお孫さんにでもするようなものであり、70代の総監督がやるようなことではありません。
さらに、キスをするなどの行為も行なっていることや、抱きしめるなど意味不明の言動も納得ができません。
さらに、「男女の関係は愛だ」という謎の言葉を発していることも不気味さと気味の悪さを助長していることでしょう。
監督側の意見は?
そんな中で、監督である藤原監督はどのような反論をしているのでしょうか?
監督側は準備書面で、女性を10~30秒ほどひざの上に座らせたことを認め、「腰痛の痛みが強く、立って見送ることがつらかったため」などと主張。抱擁や「男女の関係は愛だ」といった発言は一切していない、とした。「総監督の地位は名ばかりで、1年ほど謹慎状態であり、給与も減額された」としている。
出典:朝日新聞デジタル
まぁもっともこの反論は非常に見苦しいものがありますし、名ばかりであると言えでも監督という立場はカリスマであったことは間違いないわけですから、言い訳も甚だしいと思います。
東京富士大学ソフトボール部について
そもそも東京富士大学とは、東京都新宿区下落合1-7-7に本部を置く日本の私立大学であり、2002年に設置された比較的新しい大学であります。
学部は経営学部のみで、経営学科と、経営心理学科、イベントプロデュース学科の3学科が存在しております。
・大愛の涵養に努むること
・正義の顕揚を図ること
・文化の向上に資すること
を教育理念として掲げていることでも有名です。
そんな東京富士大学で、強化クラブとして指定されているのがこの「ソフトボール部」なのです。
・ 私生活の充実。基本的生活習慣の徹底。スポーツマンらしい人格育成
・ 敵に勝つ前に己に勝て。チャレンジ精神を発揮し真剣に取り組む心
・ 練習は辛い時が進歩する時。最後まで諦めない精神
・ 指導者・仲間・関係者に感謝の気持ちをもった行為行動
・ 練習で泣いて、試合で笑え。練習は嘘をつかない
こちらの5つの教訓を重んじており、その結果以下のような実績を残せるようになったと言います。
▶︎2014年東京都大学ソフトボール連盟 第46回秋季リーグ戦・2位
▶︎第49回全日本大学女子ソフトボール選手権大会・ベスト4
▶︎第29回東日本大学ソフトボール選手権大会・準優勝
▶︎平成26年度 全日本総合東京都予選 優勝
▶︎第45回関東大学男女ソフトボール選手権大会・優勝(2年連続)
これを見ただけでも強豪というのが分かることでしょう。
セクハラの理由は?
では、藤原監督のセクハラの理由は一体どのようなものだったのでしょうか?
70代の男性が20歳前後の女性に欲情するなど、あまり考えにくいのですが、男性はいつまでたってもこうした煩悩に狩られることが多いのだそうで、そうしたことを踏まえると考えられなくは無い気がします。
やはり、被害に遭われた女性のことを思うと、50歳も上のしかも部活の顧問からセクハラを受けるというのは考えられませんし、決してあってはならないことでしょう。
理由としては単純に性的な行為をしたかったということが背景にありそうですし、そうしたことをすることでストレスの解消をしたりしていたのかもしれません。
スポール界の閉鎖的な空間では、セクハラやパワハラ、暴力・体罰などのハラスメントが多く横行しており、どんどんとそれが明るみに出ておりますが、これだけでても未だ氷山の一角であることは明白ですので、いずれにしても一刻も早い全容の解明と解決がされることを祈るばかりです。
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