出典:ANN
ひき逃げ事故を起こし、警察署に留置所に拘留されていた行政書士の田村邦男(たむら くにお)容疑者が、自殺をしていた事が明らかとなりました。
留置所で自殺
テレ朝ニュースほか、メディア各局が以下のようなニュースを報じ、話題となっています。
埼玉県越生町の県道で75歳の女性がひき逃げされて死亡した事件で、逮捕された行政書士で74歳の男が警察署の留置場で意識不明の状態で見つかり、その後、死亡しました。
行政書士の田村邦男容疑者は、飯塚三重子さんをひき逃げして死亡させたとして逮捕され、埼玉県警西入間署に勾留されていましたが、3日午前7時すぎ、留置場で意識不明の状態で見つかり、その後、死亡しました。前日午後9時に消灯した際に生存が確認されていましたが、見回りの時は頭まで布団をかぶっていました。翌朝、田村容疑者が起きてこないことから確認すると、鼻や口にトイレットペーパーが詰められていたということです。警察は田村容疑者が自殺した可能性があるとみて、死因を詳しく調べることにしています。田村容疑者は当初、容疑を否認していましたが、その後、認めていました。
出典:テレ朝ニュース
田村邦男容疑者について
こちらが、逮捕されて田村邦男容疑者のプロフィールです。
名前:田村邦男(たむら くにお)
年齢:74歳
職業:行政書士
在住:埼玉県熊谷市柿沼
田村容疑者は、27日午後7時すぎ、埼玉県越生町の県道で飯塚三重子さんが車にはねられ、病院で死亡するという事故の容疑者として逮捕され、拘留されていた警察署の留置所内で自殺をしたとして逮捕された人物です。
ちなみに、田村容疑者に関して顔画像などの情報は公開されておらず、また、特定するにも至りませんでしたのでこちらに関しては詳しい情報が入り次第、随時お伝えしていこうと思います。
逮捕時のニュースは?
こちらが、サンケイスポーツに掲載されていた逮捕時のニュースとなります。
埼玉県警西入間署は29日までに、自動車運転処罰法違反(過失致死)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで、同県熊谷市柿沼、行政書士田村邦男容疑者(74)を逮捕した。「記憶が薄れていてよく分からない」と容疑を否認。署が詳しい経緯を調べている。
逮捕容疑は27日午後7時ごろ、同県越生町成瀬の県道で乗用車を運転中、路側帯にいた無職飯塚三重子さん(75)=同町如意=を後ろからはねて死亡させ、そのまま逃げた疑い。
西入間署によると、目撃情報などから特定した。現場は見通しの良い直線でガードレールはなかった。
出典:サンケイスポーツ
逮捕当時は容疑を否認しているという事ですが、その後容疑を認めたという事で、警察署の留置所に拘留されていました。
自殺の原因は?
では、自殺の原因は一体何だったのでしょうか?
自殺の直接的な原因は、鼻や口にトイレットペーパーが詰められていたということですので、窒息死であるという事が推測されますが、おそらく自分の罪を認めてさらに今後の人生において有罪判決が下ることがよっぽど嫌だったのでしょう。
また、持病があり、薬を服用していたということですので、病気の線も考えられます。
ひき逃げで死亡事故となった場合、容疑者の検挙率は95%。重傷事故で60%となっています。
さらに、ひき逃げは単なる人身事故では済まされず、自動車運転致死傷行為処罰法により、過失運転致死傷罪や危険運転致死傷罪という罪状での起訴などがされます。
容疑者の過失度合いにもよりますが、ひき逃げの刑事罰と内容は以下のように定められています。
罪状・違反名 | 刑罰内容 |
---|---|
救護義務違反 危険防止措置義務違反 | 10年以下の懲役または 100万円以下の罰金 |
事故報告義務等違反 | 3ヶ月以下の懲役または 5万円以下の罰金 |
現場に留まる義務違反 | 5万円以下の罰金 |
自動車運転致死傷罪 過失運転致死傷罪 | 7年以下の懲役もしくは禁錮または 100万円以下の罰金 |
危険運転致死傷罪 | 死亡:20年以下の懲役 負傷:15年以下の懲役 |
殺人罪 | 死刑 無期懲役 懲役5年以上 |
ひき逃げでも死傷者の数が多く運転手の過失が甚大であると「殺人罪」として扱われる他、免許の行政処分に関しては、もちろん一発で免停になりますし、被害者が死亡している場合はおよそ7年もの間免許を取得することが出来ません。
もっとも、人身事故(被害者死亡)の場合には、加害者側は遺族への償いなどをするので精一杯であり、免許を再取得するという気持ちにならないのだそうです。
また、ハンドルを握ると事故当時の状況がフラッシュバックし、トラウマになることで、運転することがそれ以降不可能になることもあるのだとか。
人身事故を起こしてしまった場合、救急車を呼び、警察に連絡をするなど迅速な対応をする事によって、助かる命があるかもしれませんし、何より裁判で誠意が見られるとして
刑期が軽くなるなどの処置もされる可能性があります。
今回、田村容疑者は、相手の方が亡くなっているという死亡事故を起こしているため、懲役5年以上は確定され求刑されるものと思われますので、それを逃れるために自殺を図ったのではないかと推測されます。
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