出典:まとめダネ!
バルセロナオリンピックで銀メダルを獲得した、体操の池谷幸雄さんが日本体操協会の問題に触れ、話題となっています。
池谷幸雄も苦言を呈する
日刊スポーツ他、メディア各局が以下のようなニュースを報じ、話題となっています。
バルセロナ五輪体操銀メダリストでタレントの池谷幸雄(47)が、日本体操協会のパワハラ問題について、自身のクラブの選手が引き抜かれそうになっていたことを明かした。
池谷は30日放送の日本テレビ系「スッキリ」にVTR出演。体操女子リオデジャネイロ・オリンピック代表の宮川紗江選手(18)が協会のパワハラを告発した前日の会見についてコメントした。
宮川選手は日本体操協会からパワハラ行為があり、塚原千恵子女子強化本部長が女子監督を務める、朝日生命体操クラブに加入させられそうになったなどと語ったが、池谷は「朝日生命に引き抜かれて入ってる選手がたくさんいるのは把握している」と語った。
引き抜き行為について「自分が監督をしているクラブから日本の代表選手が出るっていうことの価値がどれだけすごいことかは、みなさんわかると思う。そういう意味で、自分のクラブから出場する選手を多く作りたかったのではないか」と推察。また、自身の体操クラブに小学生時代から所属する昨年の世界選手権金メダリスト村上茉愛選手(22)も引き抜かれそうになっていたことを明かし、「うちのクラブの村上茉愛もありましたから、やっぱりそういう部分はあるっていうのは多く聞きます」と語った。
出典:日刊スポーツ
森末慎二も同様に発言
ロサンゼルスオリンピックの体操で金メダルと獲得した森末慎二さんも、TBS系列の情報番組であるビビットに出演した際に、以下のような発言をしています。
森末氏は「30年ぐらい前からこういう噂はありました。出て欲しいとは思ってましたが、なかなかこういう発言をする選手はいなかった」とコメント。塚原夫妻については「協会の中に夫婦でこの立場にいるのも、普通に考えればおかしい」とし、「NOという人を排除してイエスマンだけを残していくってことでしょう」と持論を語った。
出典:スポニチアネックス
森末さんの発言によれば、やはりこうした権力に屈してしまうばかりで、イエスマンしか残らないような権力の振りかざし方をしていたのではないかと指摘しているのです。
30年も前から噂があったと言う事は事実でしょうし、夫婦でこの協会のトップに君臨しているこの状態こそがまさに宗教なのではないでしょうか?
宗教みたい
宮川紗江選手は、速見コーチの暴力事件が発覚した際に、日本体操協会とりわけ塚原千恵子強化本部長からまるで誘導尋問をされているかのように、暴力があったのでしょ?と認めさせるようなパワハラ発言をされています。
その際に決して屈しなかった宮川選手は、「家族と共に先生を信頼して一緒にやっていきたい」と速見コーチを信頼している発言をしているのですが、これに対して塚原強化部長は「(あなたの)家族もどうかしている。宗教みたいだ」と人権侵害とも捉えられる発言をしているのです。
どちらかと言えば、夫婦揃って体操協会という狭いコミュニティの中で牛耳って堂々と意気がっている塚原夫妻の方が宗教っぽいですし、もっと言えば信仰の自由がありますから、たとえ宗教であったとしても、1指導者がこのような発言をするのは、間違っている事でしょう。
朝日生命に引き抜きたい理由は?
では、なぜ塚原強化本部長は朝日生命の体操クラブに宮川選手を引き抜きたかったのでしょうか?
宮川選手は会見で以下のような分析をしております。
自分では言いにくいが、私は世界選手権や五輪でメダルを取れる選手。私が朝日生命に入ることで注目され、利益を得ると思う。私を入れるためには速見コーチが邪魔で、そういう力が働いたのではないか
出典:THE PAGE
つまり、利益のためいわゆるお金が欲しくて宮川選手を駒のように利用しようと画策したのです。
これに猛反発した宮川選手は、練習場所であるNTC(ナショナルトレーニングセンター)の利用を制限されたり、五輪に出られなくなるなどの圧力をかけられたのだと言います。
まさにこれをパワハラと呼ぶわけですが、これが事実であれば相当なプレッシャーと精神的な苦痛やダメージを宮川選手は負ったことになるでしょう。
いずれにしても、泥沼化が予想される今回の件ですが、一刻も早い真相解明が求められることでしょう。
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