出典:NNN
サザエを密漁などしたとして、前横須賀市長の吉田雄人氏と知人男性が書類送検されました。
前横須賀市長が密漁
日テレニュースほか、メディア各局が以下のようなニュースを報じ、話題となっています。
神奈川県三浦市の海岸でサザエを密漁したとして、横須賀市の前市長が漁業法違反などの疑いで書類送検された。
漁業法違反などの疑いで17日に書類送検されたのは、横須賀市の吉田雄人・前市長。警察によると吉田前市長は先月3日、神奈川県三浦市の海岸で知人男性と2人で許可なくサザエ43個を採った疑いが持たれている。
吉田前市長は調べに対し「サザエを採ってはいけないことは知っていた。軽率な行動で深く反省している」と容疑を認めた上で、「家族で食べるためだった」と話しているという。
書類送検を受けて吉田前市長はホームページを更新し、「誠実に正直に対応していきたいと思います。申し訳ありませんでした」とコメントしている。
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出典:日テレニュース
吉田雄人前市長について
こちらが、密漁をしたとして書類送検された吉田雄人前市長のプロフィールです。
出典:ASCII.jp
名前:吉田雄人(よしだ ゆうと)
生年月日:1975年12月3日
年齢:42歳(※2018年8月現在)
出身:東京都北区
学歴:早稲田大学政治経済学部政治学科→早稲田大学大学院政治学研究科修士課程
前職:横須賀市議会議員、 横須賀市長
称号:政治学修士(早稲田大学)学士(早稲田大学)
吉田雄人前市長は、神奈川県横須賀市長を二期も勤め上げた政治家であり、無所属で活動をしている人物です。
1999年3月、早稲田大学政治経済学部政治学科卒業後に、アクセンチュア株式会社に入社し、そこで2002年まで勤め上げています。
2003年(平成15年)4月27日執行の横須賀市議会議員選挙に無所属で出馬をすると、当時最年少(27歳)でトップ当選を果たすなど、当時は政財界から一目を置かれる存在であったということで、2009年には横須賀市長選挙に出馬する意向を表明し、横須賀市議会議員を辞職をしています。
特定政党の推薦や支持を受けずに無所属で出馬した横須賀市長選挙では、見事に当選を果たし、2期目も順調に当選したのですが、3期目となった選挙では自由民主党、民進党、公明党の推薦を受けた上地克明に敗れ、落選をしています。
過去の不祥事について
そんな吉田雄人前市長ですが、過去に不祥事を犯していることが明らかとなっています。
名刺割引サービス
2010年11月以降に、猿島とクルージングツアーが10%安くなる割引券をおよそ2600枚ほど配布しており、6年以上にわたりある特定の人物にのみ利益を供与する内容の名刺を配布していました。
これに対して吉田雄人前市長は「市の弁護士に確認したところ、公職選挙法で禁止されている寄付行為にあたる疑いがあるので控えるべき、という見解をいただいた」と釈明をしています。
公私混同
「シティサポートよこすか」が建築基準法に違反した状態であるにも関わらず、バーベキュー施設を営業したとして問題となっています。
公式HPで謝罪
この密漁の問題について、吉田雄人前市長は、公式のホームページで謝罪をしています。
8月17日付のインターネット報道で、私がこの件について書類送検されるという記事を読みました。あらためてお詫び申し上げます。Web上での謝罪だけでなく、共同漁業権が設定されているみうら漁協・初声漁協にも、先日お邪魔して謝罪をさせていただきました。その際のお詫びの文書にも書きましたが、水産資源の回復と漁業の振興に取り組む皆さんの思いを傷つけるものであったと反省しています。この後、司法での判断になると思いますが、誠実に正直に対応していきたいと思います。申し訳ありませんでした。(8/17追記)
本日の新聞報道でお騒がせしていることについて、お詫びとご報告申し上げます。
記事は、私が三浦の海岸で友人とサザエをつかまえていたことについて、警察から事情聴取を受けているという内容でした。実際に、私の行為が漁業法と県の海面漁業調整規則に違反しているということで、事情聴取を受けているところでして、その事実を全面的に認めて対応をしています。
同行した友人の了解も得たのでもう少し詳細に事実をお伝えしますと、友人の誘いを受けて三浦の海へ行く途中に網とドライバーを百円ショップで購入し、1時間ほど海の中に入りサザエを捕まえていました。海から上がった様子を見た漁業関係者から通報があり、警察から任意の事情聴取を受けるに至りました。
以上が、経緯も含めた事実になります。今後については警察の書類送検ののち司法の判断を仰ぐことになると思いますが、いずれにしても全て正直にお話をして対応していきたいと思います。
多くの皆さまにご迷惑をおかけすることになり、心からお詫び申し上げます。
サザエを採ることは、禁止されていると知っていながらの犯行ですからやはり言い訳は出来ないでしょう。
動機は?
では、密漁の動機は何だったのでしょうか?
神奈川県の公式ホームページなどにも記載されていますが、各都道府県には海面漁業調整規則というルールがあり、海産資源の乱獲を防ぐ目的があるとのことです。
神奈川県沿岸の海(磯)には、ほとんどの地域(海域)で共同漁業権が設定されており、漁業者は生活の糧(かて)として、魚介類を大切に守り育てています。
もちろん、三浦海岸の名物であるサザエというのも入っていますし、一度神奈川県の地方自治体の市政を牛耳っていた人物の行動とは到底思えません。
おそらく、バレなければやってもいいという感じだったのでしょう。
非常に軽率な行動であると言えます。
いずれにしても、前市長の新たな不祥事であるだけに、一層の波紋が広がりそうな一件です。
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