出典:Twitter
日本列島は18日も高気圧に覆われ、東北南部から東日本、西日本にかけての広い範囲で気温が上がっています。
岐阜県多治見市ですが、気温40度を記録するなど、記録的な猛暑となっており、話題となっています。
多治見で40度を観測
朝日新聞デジタルほか、メディア各局が以下のようなニュースを報じ、話題となっています。
気象庁によると、18日午後1時34分、岐阜県多治見市で気温40・0度を記録した。40度以上を記録したのは、2013年8月13日に高知県四万十市で40・0度となって以来約5年ぶり。同市ではその前日の同12日に全国の観測史上最高となる41・0度を記録した。
太平洋高気圧の強まりとチベット高気圧の日本付近への張り出しで、各地で猛暑が続いている。18日は全国927の観測地点のうち、正午までに107地点で最高気温が35度以上の猛暑日となっている。
出典:朝日新聞デジタル
猛暑日とは?
猛暑日とは一体どのような日を指すのでしょうか?
日中の最高気温が以下のような条件の時に、それぞれ名前がついています。
夏日・・・日最高気温が25℃以上の日
真夏日・・・日最高気温が30℃以上の日
猛暑日・・・日最高気温が35℃以上の日
反対に、冬日・真冬日に関しては、以下のようになっています。
冬日・・・最低気温が0℃未満の日
真冬日・・・最高気温が0℃未満の日
特に、40度を越した岐阜県などでは5日連続の猛暑日を記録しており、例年になく猛暑日が続いていることからも、熱中症などの心配がされています。
なぜ多治見市は暑いのか?
では、なぜ岐阜県多治見市は暑いのでしょうか?
そもそも、岐阜県自体が全国的に暑いとされているために、40度を越すまではないにしろ、例年でも気温は上がるところまで上がるとされています。
多治見遂に40度達成。#多治見 pic.twitter.com/Gwabm7S4la
— み (@CheeseMilkoma) 2018年7月18日
特に暑いとされる岐阜県多治見市の周りには、海などがなく、風が通り抜けないとされているために、気温はこもってしまいます。
また、太平洋高気圧に覆われた場合、太平洋で高温となった空気が、紀伊山脈にあたることでフェーン現象でさらに気温が上昇するのだそうです。
フェーン現象とは、山の斜面にあたったのちに山を越え、暖かくて乾いた下降気流となった風によってその付近の気温が上がる現象のことを指しますが、夏の場合冬とは違って、太平洋側から雲や風が吹いてきますので、紀伊半島にある紀伊山脈に当たることで、伊勢湾から先に名古屋や多治見市などが暑くなるのです。
もっとも、名古屋は伊勢湾がすぐそばにあるために、海風の影響を多少受けるのですが、多治見市は名古屋よりももっと内陸に位置しているために、フェーン現象によってもたらされた熱い空気の影響をもろに受けることとなるのです。
気温の国内記録を更新した07年以降、「日本一暑い町」を売りに観光振興にも力を入れていますし、多治見市がある中部山岳地帯の盆地は面積が狭い上、住宅などが密集。海からも遠く、海風が届きにくいために、気温が上昇するのこととなるのです。
沖縄の方が涼しい?
2018年7月17日から一週間の天気予報を見てみると、東北の山形から鹿児島まで33度以上を予報している地点がほとんであるのに対して、本土を離れた暑さが有名の沖縄は31〜29℃と比較的過ごしやすい環境にあることが明らかとなっています。
そう、そうなの。ニュース見るたびに本土暑そう~って思う。本土に比べたら沖縄はだいぶ涼しいよ!
— 李音@7/22まで低浮上かも (@kotobanomatsu) 2018年7月17日
南にあるのに、避暑地となるのは本土の人からしたら意外でありますが、やはり避暑地と言えば北海道を思い浮かべる方もいると思います。
北海道は、このようになっているようです。
暑さで死にそうな本州のみなさん、是非北海道に避難してください pic.twitter.com/sq2oB731MY
— 日下部元美 MotomiKusakabe (@MoKusakabe) 2018年7月15日
やはり夏の北海道は非常に過ごしやすいのかなと思われます。
今年は蚊がいないくなっている
産経WESTが非常に面白い記事を公開していましたので、ご紹介します。
蚊対策を行う害虫防除技術研究所(千葉県八千代市)の白井良和所長もこうした蚊について「水たまりが減れば幼虫が減ってしまう」としたうえで、高温になると虫が死んでしまう可能性を指摘する。
「アカイエカ、ヒトスジシマカとも最適な環境は25度前後。アカイエカは30度以上、ヒトスジシマカは35度以上になると死ぬ可能性があるが、高温になれば日陰にいく。ただ、高温が続くと長生きはできない」
晴れの日が続き、高温となり、その影響で水たまりが減る。そうなれば、蚊にとっては生きにくい環境になるわけだ。
出典:産経WEST
蚊は35℃を超えると死ぬのだそうですが、蚊でも活動限界を迎えているのに、人間はなぜ活動をしているのでしょうか?
蚊って気温35度以下でしか活動できないらしいよ…
蚊ですら生きられないんだぜ…
人間だってしんじまうよ…— いとおーしま (@tonikakyun) 2018年7月17日
また、蚊は最も人の命に危険があるということで、非常に危険な生物なのですが、それがいなくなることは猛暑の唯一の利点なのかもしれません。
#マツコの知らない世界
蚊の特集で一年間で人間を殺している生物ランキング出てたんだけど、第2位の人間で闇の深さを感じた pic.twitter.com/N8ShbqNk8O— 🔑ユッキング加賀🐉 (@YukkingKAGA) 2018年7月17日
今年蚊に刺されないと思ったら!!!奴ら35度以上だと活動できないらしい!!!!猛暑の唯一の利点かな!!
— きゃのん▼ (@KuroTuisoukyoku) 2018年7月18日
35度以上で活動しない蚊の方が人間より頭いいでしょ
— 三色 (@mmmiirooo) 2018年7月17日
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