出典:NHK
富岡署と県警交通指導課は14日、南牧村の工藤健司村議(77)を道交法違反(ひき逃げ)などの疑いで前橋地検高崎支部に書類送検したことが、明らかとなりました。
ひき逃げで村議を書類送検
産経ニュースほか、メディア各局が以下のようなニュースを報じ、話題となっています。
南牧村の工藤健司村議(77)がひき逃げをし、中沢幹男議長に辞職届を提出していたことが14日、分かった。中沢議長は18日の村議会運営委員会で報告し、辞職を許可する方針だ。
富岡署などは14日、自動車運転処罰法違反(過失致傷)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで、工藤村議を前橋地検高崎支部に書類送検した。調べに対し、工藤村議は「パニックになって逃げた」と供述している。
書類送検容疑は4月15日午後5時ごろ、下仁田町大桑原の県道でワゴン車を運転、榛東村の女性会社員(34)の軽乗用車に追突し、女性と、同乗していた夫(35)に首などを打つ軽傷を負わせ、救護せず逃走したとしている。
その後、工藤村議は現場から約350メートル先で車を止めた。車には妻(74)も同乗していた。居眠り運転をして追突事故を起こしたという。
工藤村議は現在3期目。平成27年10月から昨年9月まで議長を務めた。
出典:産経ニュース
工藤健司村議について
こちらが、書類送検された工藤健司村議のプロフィールです。
名前:工藤健司
年齢:77歳
職業:村議会議員
所属:南牧村村議議会
委員会:予算決算特別委員会 産業社会常任委員会
工藤村議は、4月15日17時ごろ、下仁田町の県道で、軽貨物車を運転中、榛東村の女性会社員(34)の軽乗用車に追突し、救護などをせずにそのまま逃走したとして書類送検されている群馬県南牧村(なんもくむら)の村議会議員の男性です。
去年の9月までは議長を務めるなど、人望が扱ったことでも有名です。
ちなみに、長野県にも「南牧村」という同じ読み方の村が存在しているのですが、こちらは「みなみまきむら」と読み、別であります。
顔画像は?
では、顔画像はあるのでしょうか?
報道機関の発表によれば、顔画像は公開されておりませんし、人口が少ない南牧村の村議会議員ということで、村議会での正式なプロフィールや公式ホームページなどが整備されていないために、顔画像を入手することが困難でありました。
こちらに関しては詳しい情報が入り次第、随時お伝えしていこうと思います。
犯行動機は?
では、一体犯行動機は何だったのでしょうか?
報道機関の発表によれば、警察の調べに対して「居眠り運転をしてしまった。追突して目が覚め、パニックを起こして車を走らせた」と容疑を認める供述をしていることが明らかとなっています。
パニックになっていなかったから、ひき逃げをするまでは至らなかったのでしょうが、77歳と高齢であるために、パニックに陥ってしまったのでしょう。
工藤健司氏が村議会を務める群馬県南牧村は、日本の市区町村の中で1番の高齢化率を誇っていますので、そうした事も関係しているのかもしれません。
また、パニックに陥った原因ですが、居眠り運転をしていたという事で、そもそも車に乗る資格などないような気もしますが、NHKの取材に対しては「事故を起こして申し訳ない。今後、運転は慎重にしたい」とコメントを残すなど、今後も車を乗る覚悟がある事を示唆しております。
高齢ドライバーのリスク
日本で年間起こる交通事故において、一番起こしている年代というのは、免許を取得したばかりの若者の事故が多いようなイメージがありますが、実は一番多いのが75歳以上であることをご存知でしょうか?
その主な原因として挙げられるのが、以下のようなものです。
・気づかぬうちに視野が狭まっている
・視力の低下
・筋力・運動能力などの反射神経の低下
・記憶力・判断力などの低下
・今までの経験からくる運転スキルの過信
高齢ドライバーで多くありがちなのが、駐車場でアクセルとブレーキを踏み間違えたというケースや、交差点で赤信号を見落とし、そのまま突っ込んで事故になるケースなどです。
それら全ては上記のような条件に該当するために引き起こされるものであり、これらは75歳以上の高齢ドライバーに多く当てはまるのです。
もちろん、市町村によっては車が無いと生活が出来ない地区もあり、高齢になっても自らハンドルを握って生活をしている人も多いと思うのですが、それによって死亡事故や命に関わる重傷事故などを引き起こしてしまっては本末転倒です。
命あっての健康な生活であり、生活をするためには車が必要なのですが、車を運転することばかりにフォーカスしすぎて、自分が運転するに値しない能力であるのに運転をして事故を起こしてまっては後の祭りです。
事故は未然に防がなければなりませんし、起こってからでは遅いのです。
いずれにしても、こうした高齢ドライバーによる事故が多発していますので、何らかの再発防止策を講じる必要あることでしょう。
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