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福田淳一財務次官が辞任をした問題で、セクハラをされたという記者は、テレビ朝日の記者であることがテレ朝の記者会見で発覚し、話題となっています。
テレ朝社員がセクハラされていた
毎日新聞ほか、メディア各局が以下のようなニュースを報じ、話題となっています。
財務省の福田淳一事務次官=18日に辞意を表明=のセクハラ疑惑に関連して、テレビ朝日の篠塚浩取締役報道局長は19日未明、同社本社で緊急会見を開いた。篠塚氏は冒頭、「週刊新潮で報じられている福田次官のセクハラ問題について、セクハラを受けたとされる記者の中に、当社の女性社員がいることが判明いたしました。当該社員は当社の聞き取りに対して福田氏によるセクハラ被害を申し出、当社として録音内容の吟味及び関係者からの事情聴取等を含めた調査を行った結果、セクハラ被害があったと判断しました」などとするコメントを読み上げた。
さらに「福田氏は財務次官を辞任する旨を発表し、その記者会見の場で週刊新潮が指摘したセクハラ行為を否定しておられますが、当社社員に対するセクハラ行為があったことは事実であると考えております。女性社員は精神的に大きなショックを受けセクハラ行為について事実を曖昧(あいまい)にしてはならないという思いをもっています。当社は女性社員の意向も確認の上、会見を行うことにいたしました」と述べた。その上で「当社は福田氏による当社社員を傷つける数々の行為と、その後の対応について、財務省に対して正式に抗議する予定です」との考えを示した。」
(ー中略ー)
出典:毎日新聞
福田淳一事務次官について
こちらがセクハラ発言のあった福田淳一事務次官のプロフィールです。
出典:産経ニュース
名前:福田淳一(ふくだ じゅんいち)
年齢:58歳
出身:岡山県
職業:事務次官
所属:財務省
学歴:東京大学法学部卒業
職歴:大蔵省→財務省
福田淳一事務次官は、東京大学法学部を卒業後の1982年に当時の大蔵省に入省し、この同期には、片山さつき氏や(自民党参議院議員)、迫田英典氏(元国税庁長官)、佐川宣寿氏(元国税庁長官)など錚々たるメンバーがいることでも知られています。
非常に温厚な性格と知られているために、官僚内での派閥争いにもあまり積極的ではなく、部下などからも慕われているために、敵が少ないとも言われています。
職歴に関しては、2004年に財務省主計局主計官になってからというもの、2006年には財務省主計局法規課長、2008年には財務省大臣官房総合政策課長、そして、2009年財務省大臣官房参事官、2011年財務省主計局次長、2014年財務省大臣官房長、2015年財務省主計局長を経て、2017年7月5日財務事務次官へと就任をしています。
キャリアアップのスピードが早いことからも、かなりのエリートなのではないかと推測されます。
財務省の出世街道とは?
森友学園問題に置いて、昨今毎日のように名前を聞く財務省ですが、一体どのような組織なのでしょうか?
財務省とは、健全な財政の確保、適正かつ公平な課税の実現、税関業務の適正な運営、国庫の適正な管理、通貨に対する信頼の維持及び外国為替の安定の確保を図ることを任務とす機関であり、国の予算・決算・会計、通貨、租税、日本国債、財政投融資、外国為替、国有財産、酒類・たばこ・塩事業に関することなどを司っています。
さらに、財務省という組織は、大きく分けると「本省」と「外局」に分けることが出来ます。
出世コースを歩むのであれば、「本省」のルートで真っ当に行くのがベストであると考えられており、外局から出世街道に行くケースは極めて稀であるそうです。
そして、こちらが財務省の出世コースの条件です。
・東京大学卒業(法学部が望ましい)
↓
・財務省入省(旧・大蔵省)
↓
・財務省主計局総務課長
↓
・財務省主計局次長
↓
・財務省主計局長
↓
・財務省事務次官
財務省の真のエリートとされる自分つは、「主計局」で昇進を続け、トップの財務省事務次官を目指すのだそうです。
つまり、今回セクハラ問題があったとされる福田淳一事務次官は財務省でもエリート中のエリートで、出世街道をひた走ってきた人物と言えるでしょう。
セクハラを訴えた記者について
セクハラを訴えて30代の女性記者は、福田事務次官に以下のようなことを言われていたのだと言います。
福田事務次官とかいう森友大芸人のセクハラ発言が会話成立してなさすぎて草
こんなヤツが日本の財政担う仕事してると思うと世も末 pic.twitter.com/JOOnipM6R4
— ヘルシンキ (@_Agateram) 2018年4月13日
福田さんは、財務省内では、こう言われてるそうですよ。(笑)
省内では有名だそうです。(笑) pic.twitter.com/dtWQ2WDW1y— wakatyan (@SNn4hOTBHDolFOG) 2018年4月17日
テレビ朝日の、篠塚浩取締役報道局長の説明によると、この30代の女性社員は1年ほど前から数回、取材目的で福田事務次官と1対1で会食をしたが、そのたびにセクハラ発言があり、女性社員は自らの身を守るために会話の録音を始めたのだそうです。
そのことを、この女性記者が上司に「セクハラの事実があったから報道してくれ」という旨を相談をしたところ、報道すれば個人が特定されるだけでなく、さらなる2次被害を被るとして、テレ朝は報道を避けていたのだそうです。
また、今後についても「セクハラという事案の性格から、当社としては被害者保護を第一に考え、当該社員の氏名をはじめ個人の特定につながる情報は開示しない」との見方を強めていますが、セクハラの事実を隠蔽するというのはいかがなものなのでしょうか?
こうして上司に掛け合ったにも関わらず、テレ朝社内で相手にされなかったために、このセクハラを受けた30代の女性記者は週刊新潮に録音データを持っていき、スクープ記事として執筆を促したのです。
そして、セクハラの事実が公になった瞬間に、福田事務次官は事実無根であり名誉毀損であるとして「記者が名乗り出ないなら訴える方針」をあらわにしたところ、テレ朝が慌てて「我が社の社員がセクハラを受けた」と会見をしたというのです。
30代女性記者とは?
セクハラの被害者の30代の女性記者とは進優子(しんゆうこ)さんであることが判明しました。
こちらに詳細が記載してあります。

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