普段みなさんは薬を服用しますかか?
医師から処方された薬を飲んでる人もいれば、薬局などで購入した市販の薬を飲んでいる人もいると思います。
根本的に子供と大人では体格が違うため、薬の投与量は異なります。
しかし、男女ではあまり投薬量に変化は見られません。
このことが疑問視されるようになってきています。
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男女の差って何?
そもそも男女の差とはなんのでしょうか?
パッと思い浮かぶものといえばやはり身体に関することではないでしょうか。
女性は月経や妊娠したりしますし、筋肉量や骨格なども男性とは大きく違います。
しかし、それだけではありません。
例を一つ挙げるならば、女性の消化器系は男性よりもゆっくり動くなどがあります。
具体的には、胃で消化されたものが小腸に届くのに女性は男性の2倍の時間がかかります。
女性の方が比較的お酒に酔いやすいのは、分解酵素の濃度の違いはありますが、
アルコール自体が消化器官に長くとどまっているためとも考えられています。
医療現場も男尊女卑
近頃になりやっと男女平等や、ジェンダーフリーなどという言葉が浸透してきていますが、
医療の現場ではまだまだそうはいってないのが現状です。
前述した通り、女性と男性では根本的に身体の構造に違いがあり、地球上にはほぼ同数の男女が存在しています。
そして、薬の開発や臨床試験などにも、男女(雌雄)が同数集められているとほとんどの人は思っています。
しかしながら、女性特有の病気ではない限り、
薬の開発や治療法の研究などはオスのマウスを使っていて、
臨床試験は主に男性を対象に行われています。
なぜかというと、男性はホルモンバランスが安定しており、さ
らに妊娠しないため、試験を中断したりしなくていいのです。
逆に女性は、月経などの影響でホルモンバランスが崩れることがあるため、
あまり試験に適していません。
こういった試験で得られるデータはとても女性のことを考えているとは言い難いです。
しかし、これに基づいて処方されるため、
男女で薬の効き目に差が出たり、女性にだけ副作用が生じたりしてしまうのです。
例えば、心臓や血管の病気に使われるACE阻害剤という薬は、
女性ではあまり効果を発揮せずに、逆に副作用を引き起こすと言われています。
男女で治療の仕方を変えるべき
今までの薬は男女の差はなく、ただ単純に体重などの違いで管理されていました。
男女でこのように症状に差が出たりすることから、現状の治療方針を見直すべきであるという見解があります。
さらに、これからは一人一人の体質に合わせ遺伝子レベルで管理する、
「オーダーメイド医療」が主流になる可能性があります。
しかしながら、現状は薬の効き方に性差があるとう事実を認識した上で、
医師に自ら、薬の量の調整をお願いするなどといった行動が大切になってきます。
薬に日頃からお世話になっている人も、たまにしか使わない人も、ちゃんとした知識を持って服用することで、
危険にさらされるリスクを回避できるのではないでしょうか?
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