出典:Twitter
違法な手段で漫画をアップロードし、無料で見られるとして話題の海賊版サイト「漫画村」がついに閉鎖に追い込まれ、話題となっています。
今回は、そんな漫画村の代わりとなるサイトについてご紹介したいと思います。
漫画が村がついに閉鎖か
CNET Japan他、メディア各局が以下のようなニュースを報じ、話題となっています。
多数の漫画コンテンツを違法アップロードし、誰でも読める状態にしていた海賊版サイト「漫画村」が、4月11日11時時点でアクセスできない状態になっている。
漫画村のサイトにアクセスしようとすると、「Bad gateway」というエラー表示とともに、「現在漫画村はメンテナンス/もしくは負荷が高い状態です。現在担当者が直している途中なので時間を開けて再度アクセスしてください」と表示され、それ以上先には進むことができない。そのため、Twitterなどでは「閉鎖したのではないか」といった声も多数見られる。
漫画村をはじめとする海賊版サイトによる被害は深刻化しており、2月には日本漫画家協会が「全く創作の努力に加わっていない海賊版サイトなどが、利益をむさぼっている現実がある」と声明を出す事態となっていた。また、政府は海賊版サイトへの接続を遮断する「サイトブロッキング」を、国内の各プロバイダに実施するよう、4月中にも要請する準備を進めていた。
出典:CNET Japan
漫画村について
では、漫画村というサイトは一体どのようなものであったのでしょうか?
こちらが、公式のTwitterアカウントです。
出典:漫画村
漫画村は無料で見ることができるビューワーサイトであり、海賊版サイトと呼ばれる違法にアップロードされた著作物をまとめ、管理しているサイトであるとして、ネットユーザーからは賛否両論が上がっているサイトとして知られています。
漫画村で閲覧できる書籍は少年・少女・青年漫画から雑誌、女性誌・青年誌までありとあらゆるジャンルの書籍を”無料”で閲覧することが出来ます。
現在のところ、漫画のサイトにアクセスを試みると「Bad Gateway」という文言が出てくるばかりであり、サイト自体にアクセスすることが困難となっています。
そもそも「Gateway」というのは、ルーターやサーバーといったサイトを管理する側のシステムのことを指す単語で、インターネットにアクセスした際にIPアドレスなどを割り振ってくれる入り口の役割を果たしています。
そして「Bad Gateway」という文言は読んで字のごとくGtewayが悪いということになります。
「Bad Gateway」サーバー間のエラーであり、原因はネットワークの向こうのサーバー管理者にありますので、エンドユーザーである漫画村利用者のネットワーク環境に問題があるわけではありません。
言い換えれば、何らかの理由でサーバーにアクセスできなくなっており、その理由についてはメンテナンスもしくは高い負荷がかかっているとしています。
続報:漫画村の運営者が新たに漫画タウンというサイトを開設したそうです↓
漫画タウンが読めない理由はサーバーダウンで重い!「Error522」の意味とは?
アクセス不可の理由は?
では、漫画村にアクセス出来なくなってしまったのは一体どのような理由があったのでしょうか?
これには、日本国政府の対応も大きく関わってきているのです。
政府は国内に拠点を置くインターネット接続業者(プロバイダー)に対し、ネット上で漫画や雑誌を無料で読めるようにしている海賊版サイトへの接続を遮断する措置(サイトブロッキング)を実施するよう要請する調整に入ったとされており、これは4月中にも行われるものと思われます。
さらに、漫画村はサーチエンジンの「Google」を用いてユーザーを集客していますが、そのGoogleで「漫画村」と検索すれば検索ページの最下部に以下のような文言が出てきます。
米国のデジタル ミレニアム著作権法に基づいたクレームに応じ、このページから 1 件の検索結果を除外しました。ご希望の場合は、LumenDatabase.org にて除外するに至った DMCA クレームを確認できます。
出典:Google
これはDMCAというデジタルミレニアム著作権法を管理するアメリカの法律に基づき、Google側が「LumenDatabase.org」という会社に委託して、依頼者から依頼のあった特定のURLを検索エンジンの結果から削除することを主に行なっています。
このDMCAでのクレームもアクセス不可の原因なのではないかと考えられています。
サジェストワードにこんなものが
そんな漫画村ですが、サーチエンジンで検索をすれば、以下のようなサジェストキーワードは出て来る出そうです。
早くも「漫画村 代わり」とか検索されてて控えめに言って地獄 pic.twitter.com/OLJDQW6b2S
— Tamejirou (@Tamejirou) 2018年4月11日
漫画村が繋がらなくなると報告が相次ぐ
↓
漫画村論争が終わりを迎える
↓
ところが「漫画村 代わり」などととんでもないサジェストキーワードが広がる
↓
漫画村論争は再び繰り広げられ、果てしない論争のうえ、武力行使での戦争へとなり変わる
↓
身体は闘争を求める
↓
アーマードコアの新作が出る— アーマードコアの新作が出るbot (@7_jyf) 2018年4月11日
ちなみに、サジェストキーワードとは、メインとなるキーワード(ここでいう漫画村)をサーチエンジン(GoogleやYahoo!)に入力した際に、その下に表示される関連性の高いキーワードのことです。
サジェストキーワードはその名の通り、検索エンジン側が自動的にSuggest(サジェスト)=提案してくれるという機能であり、エンドユーザーが便利かつスムーズにストレスなく検索をするために開発されたシステムです。
このサジェストキーワードに表示されるのは、概ね検索のボリュームが多いものが挙げられるとされており、すなわちユーザーさんが興味関心があるものが羅列されているのです。
この漫画村に関しては、「見れない」や「重い」と言ったワードの他にも「代わり」などと、漫画村のサーバーダウンによって影響を受けているユーザーさんが代わりのサイトを探しているということに繋がっていくのです。
続報:漫画村の運営者が新たに漫画タウンというサイトを開設したそうです↓
漫画タウンが読めない理由はサーバーダウンで重い!「Error522」の意味とは?
漫画村の代わりになるサイト教えます
そんな漫画村ですが、代わりとなるサイトがあるとして、Twitter上では話題となっています。
それがこちらです。
漫画村が死んだらしいので代わりのサイト置いておきます。僕もいつもお世話になっています。https://t.co/0kazGhIZhj pic.twitter.com/jwD3AygZtP
— 槙坂 (@r4y) 2018年4月11日
ここで、ツイートをした方が紹介したのが、「https://www.kinokuniya.co.jp/」このホームページで、1927年創業の老舗書店『紀伊国屋書店』のオンラインページです。
もちろん、書籍というのは買って読むものですし、ネット上で”無料”で読むものではありません。
しかしながら、漫画村の多くのユーザーは本は無料で読めるものであると勘違いしているようで、紀伊国屋のホームページを紹介しても「読めない」と思っている方もいらっしゃるのかもしれません。
インターネットがこれだけ普及した時代ですから、漫画や雑誌などはタダで読めると勘違いしている人が多いのでしょう。
漫画や雑誌などの書籍は、買うだけでかさばりますし、スペースが必要となってくるので、気軽に買って読むことが出来ないという方もいらっしゃると思いますし、読まなくなった時の処分に困る人も多いのでしょう。
しかしながら、現在では電子書籍と呼ばれるタイプの本も数多く存在しているばかりでなく、レンタルなどが出来るために、いちいち本を購入し手元に持たなくてもデータとして受け取ることが可能な時代に突入してきています。
続報:漫画村の運営者が新たに漫画タウンというサイトを開設したそうです↓
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代わりとなるサービス
では、ここでは本格的に代わりとなり得るサービスをご紹介します。
ebookjapan
ebookjapanは世界最大級の電子書籍を扱うサービスであり、電子書籍の老舗といっても過言ではないサイトです。
マンガのみならず、文芸誌や雑誌、ビジネスや実用書、写真集なども読むことが可能であるために、マンガ以外にも用途がある場合には、こちらのサービスはうってつけでしょう。
こちらも定額制ではなく、会員登録をしてその都度課金をするペイパービュー制度を採用しており、オンラインであるために、クレジット決済などで会計を済ませます。
しかしながら、こちらのサービスも無料で読める本や、セール中の本もありますので、うまく活用すれば非常にお得に読書を楽しむことが出来るでしょう。
au ブックパス
auブックパスとは、漫画・コミック、雑誌、小説など多彩なジャンルがスマホ・タブレット・パソコンで読むことが出来るオンラインのサービスで、月額562円(税抜き)で5万冊をも超える書籍が読み放題というau公式の電子書籍サービスであります。
料金設定が低く、コストパフォーマンスが良いのですが、キャリアがauの方のみのサービスとなってしまうので、それが玉に瑕です。
DMM 電子書籍
出典:DMM 電子書籍
次にご紹介するのは、多くのデジタルコンテンツを配信する老舗のDMM.comが運営するDMM電子書籍です。
DMM電子書籍はポイント50%還元(実質半額・ポイントはすぐに還元)というとんでもないイベントを、大型連休であるゴールデンウィークや、夏休み、冬休みなどに数多く実施しており、年に幾度となく行なっているため、非常に安いことでも知られています。
定期的に行われるために非常に安心感があり、セール中は人気漫画の「ONE PIECE」や「名探偵コナン」など、あらゆる漫画が半額となります。
Mac版、Windows版、iPad、iPhoneアプリ、Androidアプリで閲覧が可能なほか、会員数2000万人以上でさらに、セール期間中は最強との呼び声が高いですから、期間に該当しているのであれば、ぜひサイトをチェックしてみて下さい。
Renta!
Renta!は国内最大級のレンタル書籍サービスとして知られており、認知度やユーザー数は業界内でもトップクラスの人気を誇っています。
サイト内では、ポイントを購入し、その所持ポイントに見合ったポイント内であればレンタルし放題となる仕組みであり、定額制のサービスとは異なります。
会員登録をすれば、無料でポイントが付与されるので、好きな漫画を読みたい場合には、こちらのサービスを試してみるのはありかもしれません。
コミックシーモア
コミックシーモアの最大の特徴は、人気漫画を立ち読みできるところにあります。
月間利用者も2100万人を超えている他、コンテンツの数も48万冊を超えるなど、充実なラインナップとして知られており、その中でも無料で読める作品が2400冊もあり、十分な代替サービスとして捉えて申し分ないでしょう。
定額制ではなく、ペイパービューなのですが、半額のクーポンがあったり、セール品があったりととにかく安く読めることが売りであるので、うまくポイントやセールなどを駆使すれば人気漫画を無料で読むことが可能になるかもしれません。
マンガBANG!
マンガBANG!の最大の特徴は、一切の課金をせずに、全巻無料のマンガが読めるという点です。
すでに、600万ダウンロードを記録しているこのマンガBANG!は嫌な広告も出てこない優秀なアプリであり、毎日2回フリーメダルというものが配られるので、それを消費することで無料で漫画を閲覧することが可能となっているようです。
また、人気作品も多く取り扱っており、隙間時間に無料でちょこちょこ読んでいくというタイプのユーザーさんにはもってこいのサービスであると言えます。
Kindleマンガ(電子書籍)
Kindleマンガ電子書籍は、「Kindle Unlimited」という月額の定額制サービスを利用すれば、980円で本が読み放題となることが出来る画期的なサービスです。
そもそもKindleとは通販最大手のAmazonが手がける電子書籍のサービスで専用の端末のことを指す場合もあります。
Kindleストアでは、電子書籍が約20万点扱われており、無料で読める本も1万点以上あり、充実したサービスとなっているでしょう。
さらに、反射しないディスプレイ、片手でも読みやすいように軽量化で設計された読書専門の端末Kindle Fire HDというものがあり、プライム会員なら安く手に入るそうですが、この専用端末がなくてもお手持ちのデバイスから専用のアプリをダウンロードすれば、閲覧することは可能ですので、Amazonを主に使用している方は、このサービスもいいのではないでしょうか?
Rakuten ブックス
最後にご紹介するのは、こちらも通販大手のRakutenが手がける電子書籍のサービス「Rakutenブックス」です。
「本」や「雑誌」はもちろん「DVD・ブルーレイ」「CD」「ゲーム」「PCソフト・周辺機器」「洋書」と、豊富な品揃え!実店舗では、もう置く場所がなくなってしまった旧作や予約開始直後の商品も幅広く取り揃えています。
電子書籍に関しては、月額380円で雑誌等が読み放題となる楽天マガジンというサービスもありますが、基本的にはマンガはペイパービューであります。
しかし、最大の特徴は、楽天ポイントが貯まることです。
貯まったポイントで、また漫画を読むことが出来ますし、音楽配信サービスなどは楽天ID決済なら月額980円の所を500円に抑えられるなど、コンテンツの充実度は非常に高く、ポイントを貯めながらお得にサービスを利用することが出来ます。
主に、買い物やカード決済などでRakutenをしようしている場合には、こちらのサービスを使用すれば、便利になるかもしれません。
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