出典:Yahoo! Japan
Yahoo!JAPANのサービスであり、ウェブ上でユーザーさんがどのようなワードを検索していたのかを知ることができるサービス「Yahoo!検索データ」が2018年3月29日を持って終了し、話題となっています。
Yahoo!検索データが終了
Yahoo! JAPANによれば、検索データサービスの提供が終了したとのことです。
Yahoo!検索データ サービス終了のお知らせ
「Yahoo!検索データ」は、2018年3月29日(木)をもちましてサービスの提供を終了いたしました。
日頃よりご利用いただいていた皆様にはご迷惑をおかけすることとなり、誠に申し訳ございません。
長年のご愛顧に、Yahoo!検索データスタッフ一同、心よりお礼申し上げます。なお、「急上昇ワード」「人気の画像キーワード」「人気の動画キーワード」「話題のツイート」につきましては、Yahoo!検索トップページにて紹介しております。
出典:Yahoo! JAPAN
1ヶ月前からアナウンスをしていた
そんな検索データサービスを終了させたYahoo! JAPANですが、2018年2月28日にはこのような事前告知をしているのです。
Yahoo!検索データをご利用いただき、ありがとうございます。
誠に勝手ながら、Yahoo!検索データは2018年3月29日をもって終了することになりました。日頃よりご利用いただいていた皆様にはご迷惑をおかけすることとなり、誠に申し訳ございません。
Yahoo!検索データは、2013年よりさまざまなデータを紹介してまいりましたが、「デイリーランキング」「ウィークリーランキング」「マンスリーランキング」につきましては、昨今のニーズの変化を鑑み役割を終えたものと判断いたしました。
一方で「最新」の「急上昇ワード」「つぶやき」「画像」「動画」につきましては、引き続き紹介してまいりますが、以下のページと内容が重複するため、Yahoo!検索データのサービスを終了いたします。
出典:Yahoo! JAPAN
このランキングに関しては、デイリー・ウィークリー・マンスリーと、それぞれ日・週・月ごとにウェブの検索で急上昇したワードを紹介されており、一般の方がどのようなことに興味を示しているのかを知るのに、最適ツールであるとされていました。
何か調べたいことや知りたいことがある時に必ず、”検索”は行われますので、検索のデータには人々の興味関心があらわれますし、テレビ番組でも急上昇ワードを紹介するコーナーが設けられていたりと、我々の生活の一部となっていることは事実です。
しかしながら、この度サービスを終了するということで、ネット上では悲しむ声が上がっているのです。
以前の検索データサービスは?
では、以前の検索データサービスは一体どのようなものだったのでしょうか?
こちらが、以前のYahoo! JAPAN検索データの画面です。
左側がPC版の検索データサービスであり、右側がモバイル版の検索データサービスです。
急上昇中の中で、特にユーザーさんの興味関心の強いものは「ピックアップ」として、大々的にリストアップされますし、そうでないワードでも急上昇中の「ウェブ」の欄には、1位から20位までのある一定の期間と比較して急激に検索数が増えた「急上昇ワード」がランキングされてあるほか、検索数の多い順にランキングした「総数ランキング」なるものもあり、さらには「急上昇中」「デイリー」「ウィークリー」「マンスリー」と時系列の分類も可能にしたのです。
なぜサービスが終了したのか?
そうした便利なサービスであり、世の中のそして何より検索するユーザーさんのために非常に役立っていた検索データサービスですが、なぜ終了することになったのでしょうか?
Yahoo! JAPANの公式発表によれば、以下のページと重複する箇所があるために、サービスを終了したと明言しています。
その重複するページとはこちらです。
こちらのページは以前から存在しており、PC版の場合はYahoo! JAPANのトップページから空検索(なにも検索ワードやクエリを入れないで検索ボタンを押すこと)を行えば、この画面に飛ぶこと出来たのですが、2018年3月29日以前と以後ではっきりと違うのが、「一覧で見る」という項目が削除されているところです。
こちらが、以前の検索ページです。
赤枠で囲っている部分が、以前には設置されていましたが、今回の検索データサービス終了に伴い、無くなっています。
おそらく、この検索データサービスの終了した理由は、急上昇ワードがあまり機能していないのと判断した恐れや、およそ5年という歳月での閉幕ですので、一種の区切りをYahoo! JAPAN側が付けたかった、もしくは検索サービスを連結子会社に運営を任せるために、一旦サービスを終了したということも十分に考えられるでしょう。
また、同時期にYahoo! JAPANは「ディレクトリ型検索」で、「サーファー」と呼ばれるスタッフが手作業でサイト情報を収集し、「エンターテインメント」「メディアとニュース」などのカテゴリに分類して検索エンジンに登録(インデックスする)サービスの「Yahoo!カテゴリ」と「Yahoo!ビジネスエクスプレス」を終了させていますので、これも何らかの影響を及ぼしていることも考えられます。
ちなみに、現在主流なのがクローラと呼ばれるロボットが自動的にウェブサイトを巡回し、検索エンジンに登録(インデックス)するというもので、これは質は多少落ちますが、圧倒的な早さと膨大な量を一度に裁くことが出来るとされています。
復帰の目処と代替サイトは?
復帰の目処に関しては、Yahoo! JAPAN側は何も明記しておらず、おそらく復帰するのかそれともしないのかは現状はっきりとは分かりません。
そのため、代替サイトを使う必要があるのですが、それが同じ検索エンジンで最大手のGoogleが提供するサービス「Google Trend」です。
このサービスはほとんどYahoo! JAPAN検索データサービスと代わりながないですし、日本のみならず全世界のそれぞれの国で流行しているワードや人物を検索することが出来ますので、日本のみならずグローバルに活動し、情報を得たいと考えている人にはうってつけのサービスとなります。
いずれにしても、Yahoo! JAPANが何らかの変革期にあることは明白ですので、今後とも検索データサービスが復帰することを祈るしかないでしょう。
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