「パパ、愛してるよ」の動画はなぜ叩かれるのか?28歳既婚男性の素性やTwitterでの民意の恐ろしさについて

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出典:NEWS ZERO

 

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2018年1月23日に起きた草津白根山(群馬県)の噴火直後、現場近くにある、草津国際スキー場のゴンドラが停車するという騒ぎが発生し、複数の乗客がゴンドラ内に閉じ込められるという事態が発生しました。

しかしながら、とある閉じ込められた乗客の様子がネットや各種TVメディアに取り上げられ、瞬く間に炎上する騒ぎとなっていますので、今回は、その概要などについて迫ってみたいと思います。

「パパ、愛してるよ!」と男性が悲痛の叫び

JCASTニュースが以下のようなニュースを報じ、話題となっています。

2018年1月23日に起きた草津白根山(群馬県)の噴火直後、近くにある草津国際スキー場のロープウェーが止まった。無数の噴石がゲレンデへ降り注ぐ中、複数のスキー客が宙吊りのゴンドラに一時閉じ込められた。

停止したゴンドラの乗客の1人が、運転が再開するまでの緊迫した状況を動画で撮影していた。この動画には、身動きが取れない状況の中で、救助を待つ男性が「絶対に助けてください!」と必死に助けを求める姿がおさめられている。複数のテレビが紹介したこの動画には、視聴者からも大きな反響が寄せられた。

(ー中略ー)

草津白根山の噴火を伝えた各社のニュース番組では、停止したゴンドラ内部の様子を撮影した緊迫の映像が繰り返し放送された。ゴンドラに乗っていたスキー客の1人が撮影したもので、救助後に報道各社に動画を提供していた。

その後、一向に動かないゴンドラの中で弟は父親に電話をかける。弟は「パパ!今白根にいるんだけど、白根が噴火して僕らゴンドラに取り残されちゃってる」「真っ黒な灰になっちゃって大変なことになってる」などと動揺しながらも父親に状況を報告。その上で、心配する父親に対し、「パパ、愛しているよ!ありがとう!」と思いの丈を大声で伝えて電話を切った。

そのほか、この動画の中には「だめだ 俺震えてる」「俺たち、本当に大丈夫だよね?」などと恐怖を口にする弟を、兄が「大丈夫だよ」と励ますシーンもあった。

(=中略=)

出典:JCASTニュース

 

問題の動画

こちらが、男性が「パパ、愛しているよ!」と大声で愛を叫んだ際にNEWS ZEROに提供した際の実際の動画です。

 

これに対して、ネット上では、「ゴンドラの上にいるのはおかしいだろ」などのツッコミが入っています。

ゴンドラの上に

出典:NEWS ZERO

 

炎上状態に

このNEWS ZEROの放送後、非常に反響が大きくTwitter上などでは「パパ、愛しているよ!」がパワーワード(「力のある言葉」や「インパクトのある言葉」を指す言葉)であるとして、話題になっているほか、気持ち悪いとして炎上状態になっているのも事実です。

ご覧の通り、Twitterでは賛否両論の意見が飛び交っている中、このような意見も・・・

男性が、「助けてください」と救助隊に懇願しているのに対して、肉親である父親に対しては「パパ、愛しているよ!」と発言していることに違和感を覚えているユーザーさんが多いようで、「きもい」や「よくこんな状況でそんなことが言えるな」などと辛辣な意見が飛び交っているのも事実です。

 

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パパ愛しているよと叫んだ男性について

この動画を投稿し、「パパ、愛しているよ!」と叫んだ男性は一体どのような人物なのでしょうか?

こちらがその顔画像です。

出典:グッディ

出典:NEWS ZERO

この男性は、名前を櫻井脩平さんと言い、28歳の既婚者であるとしており、緊迫の現場で救助要請をし自身の父親に対しても「パパ、愛しているよ!」と悲痛の胸のうちを明かしたとされています。

ですが、ネット上などでは、28歳のいい大人でさらに既婚者である男性があのようなセリフを言い、さらに動画をNEWS ZEROに提供していることが気持ち悪いとして叩かれているのです。

さらに、ネット上からは「既婚者であるなら奥さんや子供といった自身の家族にまずは安否を伝えるように父親に言うべきなのでは?」と言う厳しい意見もあり、さらには、「家族なんで絶対に助けてください」と男性が主張したことに対して、「偉そう」や「上から目線何こいつ」という辛辣なコメント多く見られます。

 

何かを叩く民意の恐ろしさ

では、一体この男性はなぜここまでに叩かれなければならないのでしょうか?

「ドン引き」という意見もあるように、この「パパ、愛しているよ!」に関しては非常にネガティブな感情を抱いている人々が多いようです。

ネット上では、しばしば叩かれる行為や炎上といった行為が発生しておりますが、このような緊迫した場面で命を落としかねない状況下の人間に対して、辛辣なコメントを投げかける方がよっぽど叩かれるべきなのではないでしょうか?

もしも、自分の身にそのようなことが起こったらパニックになって同じようなことを言っていた可能性もありますし、ましてやこうした状況下に居ない、いわゆる”外野”の人間があれこれ口に出すのは非常に滑稽でありますし、おかしなことです。

先日、音楽プロデューサーの小室哲哉さんが週刊文春の不倫騒動記事が引き金となって引退をした際は、民意はこぞって「不倫は外野がああだこうだ言うべきではない」と全力で文春を叩いていましたが、今回、この男性にしていることは文春と全くもって同じことなのではないでしょうか?

評論家の山本七平さんは「『派閥』の研究」(文藝春秋)において、「日本は法治国家ではなく納得治国家で、罰しなければ国民が納得しないほど目に余るものは罰する法律を探してでも(別件逮捕同然のことをしてでも)罰するが、罰しなくとも国民が納得するものは違法であっても大目に見て何もしない」と述べています。

つまり、日本という国家は民意が全てであり、それにそぐわないものは全て叩こうという精神なのです。

今回の問題の動画では”28歳の既婚男性”が父親の呼称を「パパ」としているあたりに、常識的におかしいと勝手に思い込んでいるユーザーが大多数であり、気持ち悪いと炎上しているのですが、それは非常にナンセンスであり、何も考えていない人々による低レベルな論調に過ぎません。

何れにしても、このような災害時にまで叩かれてしまうようなこの世の中の風潮にはさすがに、呆れてしまう人々も多いことでしょう。

 

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