出典:JNN
東京・大田区や品川区で60台以上の乗用車や自転車のタイヤをパンクさせたとみられるアルバイトの山本啓司(やまもと けいじ)容疑者が逮捕されました。
タイヤにナイフ突き刺す、容疑の男逮捕
産経ニュース他、メディア各局が以下のようなニュースを報じ、話題となっています。
警視庁池上署は18日、器物損壊の現行犯で、東京都大田区西馬込のアルバイト、山本啓司容疑者(46)を逮捕した。「ストレスがあり、タイヤをパンクさせるとスカッとした」などと供述している。
同署によると、山本容疑者は18日午前3時40分ごろ、大田区矢口のコインパーキングに止めてあった乗用車2台のタイヤ計4本を果物ナイフで刺してパンクさせた。
同署管内では昨年11月以降、20カ所計44台で同様の被害があり、防犯カメラの映像などから警備員風の服装の男が浮上していた。18日午前0時ごろ、署員が工事現場で交通整理をしていた山本容疑者を発見し行動確認したところ、仕事後に犯行に及んだため現行犯逮捕した。
出典:産経ニュース
山本啓司容疑者について
こちらが、逮捕された山本啓司容疑者のプロフィールです。
名前:山本啓司(やまもと けいじ)
年齢:46歳
職業:アルバイト店員
在住:東京都大田区西馬込
山本容疑者は、東京・大田区の駐車場で乗用車2台のタイヤを果物ナイフで刺してパンクさせた疑いで逮捕された、東京都大田区に住むアルバイト従業員の男性です。
コインパーキングに停めてあった車のタイヤを2台分パンクさせたとのことですが、明らかに衝動的な犯行ですし、、防犯カメラの映像などから警備員風の服装の男が浮上していたために、山本容疑者は警備員のアルバイトもしくは、そういった格好でカモフラージュをしていたことも十分に考えられるでしょう。
ちなみに、山本容疑者の逮捕時の顔画像がこちらです。
出典:ANN
犯行動機について
では、一体犯行動機は何だったのでしょうか?
報道機関の発表によれば、警察の調べに対して山本容疑者は「ストレスでタイヤをパンクさせるとスカッとした」などと供述をしているとのことで、容疑を全面的に認めていることが明らかです。
また、田区や品川区では去年11月からあわせて60台以上の乗用車や自転車でパンクの被害があり、警視庁はいずれも山本容疑者の犯行の可能性が高いとみて余罪の追求をしていく方針です。
自分のストレスの解消法が、人様の車のタイヤをパンクさせるということは、一体どのような教育を受けてくればこのような犯行を行うのか理解に苦しみますし、現に、コインパーキングに停めており、パンクの被害に遭われた男性は仕事に行けなくなるなどの弊害が出ているため、非常に迷惑極まりない犯行といえるでしょう。
スポーツや、自らの趣味に没頭することでストレスというのは発散されるものと思われますが、なぜ、タイヤをパンクさせることに固執したのか一般的な考え方では到底理解が出来ません。
余罪の追求がされる
前述した通り、山本容疑者はこの事件の他にもおよそ60件あまりの事件を引き起こしているとされていますので、余罪の追求がされることは間違い無いのですが、それ以前に果物ナイフを所持していたことによる銃刀法違反の容疑でも再逮捕される恐れがあるでしょう。
タイヤをパンクさせるのは紛れもなく器物損壊罪に該当しますが、果物ナイフを所持しているだけで、銃刀法違反の罪に問われることがあるのです。
2015年3月22日には、リュックに果物ナイフを入れて持っていたとして、和歌山市の山田丘危機管理局長が銃刀法違反容疑で現行犯逮捕されたていますし、警察側も果物ナイフを所持しているというだけで逮捕するのはごく自然のことのようです。
もちろん、果物ナイフは果物を切るためにのものであり、通常で考えれば、台所以外での使用は考えにくいのですが、リュックに入れて持ち運んだり、山本容疑者のような使い方をすれば、逮捕されることもあるのでしょう。
果物ナイフくらいで厳しすぎると思う方もいらっしゃるかと思いますが、十分に殺傷するだけの能力はありますし、凶器となりうる以上は絶対に持ち運んだりしては行けないということです。
何れにしても、自分の私利私欲のために、パンクさせたというこの事件は、さらなる波紋が広がることでしょう。
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