出典:NNN
運転免許が失効しているのに乗用車を運転し、女児(1)をはねて頭の骨を折る重傷を負わせたとして、黒岡昭(くろおか あきら)容疑者を逮捕しました。
1歳女児はね逃走か 91歳男、6年前から免許更新せず
サンケイスポーツほか、メディア各局が以下のようなニュースを報じ、話題となっています。
運転免許が失効しているのに乗用車を運転し、女児(1)をはねて頭の骨を折る重傷を負わせたとして、大阪府警羽曳野署は12日、自動車運転処罰法違反(無免許過失傷害)の疑いで同府藤井寺市藤ケ丘、無職黒岡昭容疑者(91)を逮捕した。女児は命に別条はない。
羽曳野署によると、黒岡容疑者は「人をひいた覚えはない」と容疑を否認している。車ははねた後、走り去っており、通行人が目撃したナンバーの一部から同容疑者が浮上。道交法違反(ひき逃げ)の疑いもあるとみて調べている。
逮捕容疑は11日午後3時25分ごろ、同市津堂2丁目の道路で、近くに住む女児を車ではね、重傷を負わせた疑い。
免許は2012年4月に失効していた。女児は自宅から道路に出たところをはねられたとみられる。
出典:サンケイスポーツ
黒岡昭容疑者について
こちらが、逮捕された黒岡昭容疑者のプロフィールです。
名前:黒岡昭容(くろおか あきら)
年齢:91歳
職業:無職
在住:大阪府藤井寺市藤ケ丘
黒岡容疑者は、免許が失効しているにも関わらず乗用車を運転し、藤井寺市津堂2の市道で1歳の女の子をはね、頭蓋骨骨折などの重傷を負わせた挙句に、現場を逃走したとして逮捕された91歳の男性です。
自動車運転処罰法違反(無免許過失傷害)の疑いもあるほか、ひき逃げの場合は道路交通法違反にも問われることとなります。
満年齢で91歳ということは、生まれは大正15年すなわち昭和元年ということになり、本来であるならば人生の大先輩でありますので、尊敬をしなければならないのですが、このような犯行をしており、1歳すなわち平成28〜29年生まれの赤ちゃんをひき逃げしたという事実は非常に遺憾であると言えるでしょう。
ちなみに、黒岡容疑者の顔画像などは公開されておらず、また、特定するにも至りませんでしたので、こちらに関しては詳しい情報が入り次第随時お伝えしていきます。
犯行動機は?
では、一体犯行動機は何だったのでしょうか?
報道機関の発表によれば、黒岡容疑者は警察の調べに対して「人をひいた覚えはない」と容疑を否認しているとのことですが、おそらく、轢いた認識はあるものと思われます。
本当に、轢いたことを覚えていないとするならば、年齢も年齢ですし認知症などの可能性を疑わなければなりませんし、そういった容疑者にひき逃げをされてしまった女児の家族の方々はいたたまれない気持ちでいっぱいであることでしょう。
そもそも無免許ですので、法律上は車を運転することができないため、この事故は未然に防げるはずであったにも関わらず、6年間も免許の更新を怠っていた黒岡容疑者に撥ねられるというのは非常に悔しく、やり場のない怒りが込み上げてくることでしょう。
高齢者ドライバーによる交通事故が多発している
先日、群馬県前橋市で、85歳の川端清勝容疑者が運転する乗用車が通学途中だった女子高生2人を撥ね、意識不明の重体にさせるという何とも痛ましい事故が発生しました。
その事件の詳細はこちらです↓
川端清勝が起こした前橋の事故の瞬間の映像がヤバい!2人の女子高生の安否情報についても!
この川端容疑者ですが、家族から免許を返納するように言われていたのですが、断固として譲らずに、このような痛ましい事故を起こしてしまっているのです。
そして、今回の事件ですが、この川端容疑者よりもさらに6歳も歳上の91歳という年齢であり、また、免許が失効しているにも関わらず、車を運転してしまっているために、これは違法性がかなり高く、非常識そのものとしかいいようない事件です。
このように昨今は高齢者ドライバーによる交通事故が多発していますので、行政側も早急に何らかの対応をすることが必要となってくるでしょう。
免許返納の義務化について
運転免許というのは18歳から取得が可能ですが、取得する年齢に制限が設けられていても、年齢の上限が設けられていないことも一つの落とし穴として囁かれています。
そのため、高齢者すなわち65歳以上の男女はすべからかく免許を国に返納するべきであるという意見がある一方で、何をもって”高齢者”と線引きをするのか難しく、年齢の割に体が元気な方もいますし、一概に65歳以上は運転するのを禁ずるような法の整備をするのは、あまりにも無慈悲すぎるのでは、との意見もあるのも現状です。
現に、地方に行けば行くほど”車”という移動手段はなくてはならない存在でありますし、もしもそれが絶たれてしまった場合に、どのように補償をするのかといった行政の問題も出てくることでしょう。
免許の返納を義務化することによっておこる弊害は、様々な所にあると思われますが、一方で、高齢者ドライバーによる交通事故が起こるというリスクも軽減することができるのではないでしょうか?
ブレーキとアクセルを踏み間違えるという事故なども高齢者に多く見受けられますので、ある一定のラインで線引きをして免許を返納させるということも強硬策ではありますが、一つの手段ではあります。
また、自動運転システムが昨今導入されてきておりますので、もっと技術が進化すれば、高齢者に限り、自動運転システム搭載の車にしか乗れないなどの制限を設けるといったことも対策の一つにあげられるでしょう。
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