1990年代に「ESCAPE」(エスケープ)というシングルでオリコン1位を獲得した『MOON CHILD』というバンドをご存知ですか?
avexで初のロックバンドとして注目を浴びた彼らは、現在どのような活動をしているのでしょうか?
MOON CHILDとは
MOON CHILDは、1995年結成のavex traxに所属するロックバンドで、同事務所初のロックバンドです。
1996年に「Brandnew Gear」でデビューし、翌年の5作目シングル「ESCAPE」がオリコン1位を記録するなど、絶大な人気を誇っていました。
ポストMr.Childrenとして期待されていましたが、その後は曲があまりヒットせず、1999年に解散をしました。
MOON CHILDのメンバー
それではここで、『MOON CHILD』のメンバーを一人ひとりご紹介します。
佐々木収(おさむ)
1971年生まれ、岩手県盛岡市出身。『MOON CHILD』ではボーカル・ギターを務め、ほとんどの楽曲の作詞作曲を担当しています。
渡邊崇尉(たかやす)
1971年生まれ、東京都出身。ベース担当。ベースの評価も高く、紳士的な対応でも知られています。佐々木さんとは、非常に仲がよく、バンドの解散に最後まで反対していたそうです。
樫山圭(けい)
1970年生まれ、和歌山県出身。ドラムを担当。『MOON CHILD』のリーダーで、髪がオレンジ色なのは、和歌山の地元の名産品であるオレンジへの敬意の現れだそうです。
秋山浩徳(ひろのり)
1970年生まれ、千葉県出身。ギターを担当。もともとはサポートメンバーでしたが、1996年に加入。2013年の再結成時には唯一参加していません。
バンド解散の理由
人気だった『MOON CHILD』ですが、なぜ解散することになったのでしょうか?
2015年にスポニチの取材に対し、ボーカルの佐々木さんは以下のように答えています。
当時の解散理由は「すべてをやり切ったから」とされていた。
バンド結成からライブ活動4~5回でメジャーデビューが決まり「夢みたいな気分」だった。
当時のギャラの配分は「(事務所の給料は)一緒」。印税も最初はメンバーで分けたが、佐々木は「結講、仕事が全部、自分に来ちゃっていたので、ちょっと割に合わないかな、と。曲はみんなで割ろう、詞は僕が半分は欲しい。あとはみんなで分けてくれ、と。自分が100%はもらってないです」と打ち明けた。
メンバーにムカついたことは?と聞かれると「ミスったりすると、チッと思いましたけどね」と苦笑い。
全国ツアーの間にも曲を作らなければ間に合わないほど多忙で、自身はホテルに缶詰めになっているのに、メンバーが遊びに行ったりすると「うらやましいな、と。それの蓄積ですかね。自分が作詞作曲にストイックになっている分、おまえらもストイックになれよ、みたいに強要していたところもあって」と振り返った。
出典:スポニチ
つまり、解散の原因は、佐々木さんの仕事の負担が大きすぎたことにあったのです。
自分が作詞作曲全てを手がけているのに、ギャラは折半で、ツアーの最中にもホテルで作業をしているのに他のメンバーは遊びに行っている状況を考えたら、ストイックさが足りないと思うのは至極真っ当な考え方なのかもしれません。
現在のメンバーの様子
解散後のメンバーは現在、仲が良いようですが、それぞれ何をやっているのでしょうか?
ボーカル佐々木収の現在
1999年解散の2か月後に、ベースの渡邊さんと共に『SCRIPT』というユニットを結成し活動しています。
その翌年には、ロンドンブーツ1号2号の「HEY!SLOTMACHINE」という曲の制作を手がけるなど、幅広い活躍を見せており、2000年にはメジャーデビューも果たしていますが、2003年以降はインディーズでの活動がメインにっています。
2005年、「ササキオサム」名義で活動をスタートさせ、AAAに作詞を提供した楽曲で、レコード大賞最優秀新人賞を受賞しています。
2010年には一般人女性と結婚を発表し、ソロ活動でのバンド形態となる『THE SASAKI OSAMU BAND』を結成。
2013年には『MOON CHILD』を再結成しますが、、2014年以降は『MOON CHILD』としての活動を一切していません。
現在は自身の作詞・作曲を手掛ける音楽でソロ活動を中心にライブなどに出演する他、作詞・作曲を手がけ、楽曲の提供なども行なっています。
ベース渡邊崇尉の現在
前述した通り、バンドの解散に最後まで反対していた渡邊さんですが、解散後にボーカルの佐々木さんと『SCRIPT』を結成します。
しかし、現在は活動を休止している他、SNS等での情報を一切発信していないため、音楽活動は行なっていないとされています。
ですが、ブログは2012年まで更新しており、その当時は音楽活動をしていたこともあり、どこかでひっそりと活動しているでは?との噂も立っています。
ドラム樫山圭の現在
バンド解散後は、ヴィジュアル系音楽ユニット『DECAYS』でドラマーとして活躍するほか、音楽プロデュース・ドラムチューナー等も努めています。
現在もレコーディングやライブ活動などに忙しいらしく、他の有名アーティストのドラマーとしても出演したり、『MOON CHILD』時代には行なっていなかった、作詞や作曲なども手がけているそうです。
TwitterなどのSNSも頻繁に更新しているようですので、気になった方はそちらもチェックしてみるといいかもしれません。
Twitterアカウント→@kei_kashiyama
ギター秋山浩徳の現在
秋山さんは現在、大物アーティストのギターを担当しています。
aikoさんのバンドメンバーに在籍し、PVなどには幾度となく出演していました。
さらに、槇原敬之さんのライブにはほぼ毎回参加しており、その他にも。宇多田ヒカルさんや上戸彩さんなど楽曲でギターを努めています。
2013年にはSCRIPTのサポート行うなど、精力的に活動を繰り広げ、現在、最も活動的なメンバーの1人でもあります。
MOON CHILDの現在まとめ
いかがでしたでしょうか?
バンドが解散する時には必ずといっていいほど、”不仲説”などが流れてしまうものですし、売れっ子になると仕方のないことだと思います。
ですが、現在はメンバーの仲が良く、関係は良好とのことで、それぞれのメンバーの今後の活躍に期待が持てそうです。
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