天皇皇后両陛下は、いつも笑顔で我々国民のことを気遣ってくださいます。
今回は、なぜ両陛下が『ビニール傘』を使用するのか?その理由をご紹介します。
両陛下がビニール傘を使用
2013年7月、天皇皇后両陛下は東日本大震災の復興状況を視察するため、岩手県大船渡市(おおふなとし)を訪問されました。
その際、とある工場をご視察なさったのですが、外はあいにくの雨模様。
宮内庁の職員が大きな黒い傘を差し出しましたが、両陛下はそれを受け取らず、『ビニール傘』をお使いになられました。
天皇・皇后両陛下に不釣り合いな『ビニール傘』。
両陛下はなぜ、この『ビニール傘』を使用することを希望したのでしょうか?
それには、両陛下の心優しい気配りが隠されていたのです。
両陛下が『ビニール傘』を使う理由
天皇・皇后両陛下が『ビニール傘』を使うなんて、相応しくないと思う方もいるかもしれません。
しかし、これは「出迎えてくれた職員たちに、顔がよく見えるように」という心優しい配慮から、使用しているのです。
これぞまさに日本という国の象徴であるに相応しい行動であります。
さらに、その後に訪れた陸前高田市でも、土砂降りの中『ビニール傘』をお使いになり、被災者の方たちへの配慮を忘れなかったそうです。
この『ビニール傘』は、折れないように特殊な加工がされた特注品で、両陛下は以前から、お顔がよく見えるこの『ビニール傘』に大変興味を持ってらっしゃったそうです。
黒い傘を使ってしまっては、被災者の方が両陛下の顔を見ることができませんし、両陛下も被災者の顔を見ることができません。
傘1つをとっても、こんなにも心優しい配慮をしてくださる両陛下。
こういった1つひとつの言動に、国民の気持ちに寄り添う両陛下の思いやりが表れているのではないでしょうか?
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