国から何も働かずともお金が支給されるとしたら、あなたはどのように感じますでしょうか?
これが、生活保護や年金ではなくて、とある方法を使えば合法で毎年国から350万円を支給されることが可能になるのです。
その驚きの方法とは・・・
死ぬまで毎年国から350万円支給してもらう方法
ツイッター上に以下のようなツイートがされ、話題となっています。
投稿したのは、@p_l_a_n_e_t_e_sさん。
投稿によると、国から毎年350万円を支給してもらう方法があるとのことです。
造幣局の博物館を見学していた中学生たちに、館員の方が文化勲章を見せながら「これを受賞すると死ぬまで毎年国から350万円支給されるので皆さんも目指しましょう」と、正しすぎる進路指導をしていた。偉くなれ中学生。
— ◯ (@p_l_a_n_e_t_e_s) 2016年5月13日
なんと文化勲章を受賞すれば、毎年何もしなくても350万円が支給されるのです。
文化勲章と文化功労者の違い
そもそも文化勲章と文化功労者との違いはなんなのでしょうか?
文化勲章は我が国の文化の発展に関して優れた業績をあげた人に対して贈られるの勲章ことで、文化功労者とは、文化の向上発達に関して特に功績顕著な人のことです。
この2つの決定的な差は、お金がもらえるかどうかです。
憲法では、勲章への特権の付与が禁止されているため、文化勲章受章者へ賞金を与える行為は認められていません。
しかし、文化功労者に選ばれると、毎年政令で定める年金(350万円)が支給されます。
さらに、文化勲章受章者は同時に文化功労者として認められるため、文化勲章を受賞すると、実質国から毎年死ぬまで350万円も支給してもらうことができるのです。
この金額は正直、働かなくても生活できるレベルです。
文化功労者に税金を払いすぎ!?
文化功労者に認定されると、認定されたその日の会計年度をもって国から年金が支給されます。
その額は年間350万円。
月収に換算すると、およそ30万円です。働かずとも十分に暮らしていける金額です。
さらに、文化功労者に認定されるよりもはるかに認定されるのが難しいとされている人間国宝ですら、年間200万円の助成金が下りるのみです。
加えて、文化功労者に認定された人は過去に803名いらっしゃいます。
これだけで、28億円もの税金が使われているのです。
そして、文化功労者に支給される年金には住民税もかかりませんので、一部、税金を払わなくてもよくなります。
さすがに待遇が良すぎるのではないでしょうか?
まとめ
文化の発展に貢献したからといって、我々の生活が劇的に進化したり、変化するわけではありません。
さらに、文化功労者の選定基準も曖昧なため、誰がどのような基準で選んでおり、どのような人が選ばれるのかも明確ではありません。
この文化功労者に税金を使って年金を支給するシステムは、抜本的な見直しをはかり、改革する必要があると思います。
一般の方に、「なんでこの人は受賞しているのに、あの人は受賞しないのだろう」と、曖昧さが故にこのような疑問を抱かせないためにも、
ノーベル賞を受賞した人のみ、文化功労者として認めるといった明確な基準を設けるべきなのではないでしょうか?
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