共謀罪に関する法案が強行採決されたことを受け、日本各地で反対運動(デモ)が起こっております。
そこで、今回起こったデモの規模や、詳細をまとめてみました。
大阪や新宿で大規模デモ発生
朝日新聞が報じたニュースによりますと、大阪や東京・新宿にて、「共謀罪強行採決」に反対する大規模なデモが行われたとのことです。
以下記事抜粋です。
大阪市西区の靱(うつぼ)公園の集会には約4千人(主催者発表)が参加。
大阪弁護士会の主催で、それぞれ「共謀罪あかんやろ」「監視社会はいやや」などと訴えた。
参加者は集会後、御堂筋をパレード。
「共謀罪廃案」「強行採決許さん」などと声を上げ、歌や楽器で盛り上げた。
ツイッターで集会を知って参加した大阪市の30代女性は「共謀罪NO!」と書いたプラカードを自分で作った。
「共謀罪法案が成立したら、将来起きるかもしれない戦争に反対と声を上げることもできなくなりそう」と話した。
東京・新宿では約1800人(主催者発表)が「共謀罪廃案!自由を守れ!」などと呼びかけながら約1時間歩いた。
「若者憲法集会実行委員会」の主催。福島市から参加した会社員男性(33)は
「法案をきっかけに私たちの自由が制限され監視社会に向かっていくのでは」
と話した。
出典:朝日新聞デジタル
4800人もの規模はさすがに、大きいですよね?
一体人々はなぜ、反対運動をしているのでしょうか?
共謀罪に反対する本当の理由
そもそも共謀罪とはなんなのでしょうか?
「共謀罪」正確には「組織的な犯罪の共謀罪」とは、今までと違い、暴力団および組織的な犯罪集団が、犯罪行為の計画をしただけでも共謀罪が成立して逮捕する事が出来るという内容です。
では、犯罪者を取り締まれる法案であるのに、なぜこんなにも反対意見が出たり、大規模なデモが起こるのでしょうか?
反対派の意見としてあげられるのが、
・居酒屋等で上司の悪口を言っただけで罪に問われる可能性がある
・犯罪計画の線引きが曖昧であり、その判断を警察に委ねているため、冤罪が発生しやすい
などの理由から、共謀罪の法案に関し、反対意見を述べているのです。
しかし、数で押し切る強行採決をしたのはいただけませんが、一般人が被害を被ることはまずありえません。
なぜなら、組織的な犯罪に対する共謀罪は、上の様な組織的な犯罪集団が関与する重大な犯罪の共謀行為に限り処罰する事とされているからです。
しかし、反対する本当の理由は実は違っています。
本当の理由がこちらです。
つまり、反日活動をしている団体が共謀罪に当たるため、逮捕される恐れが出てくるのです。
おそらく、このデモを主催している団体は「反日」思考を持っている可能性があります。
それは、本来なら日本をテロ等の組織的犯罪から守ってくれる”良い法案”であるにも関わらず、反対活動を続けているからです。
今後のデモ予定
このデモ活動。今後はどのような展開をみせるのでしょうか。
調べによりますと、全国各地にこの活動は広がりを見せているようなので、その一部をご紹介します。
5/22(月)
・共謀罪・衆院本会議での強行採決に抗議する街宣(愛知県名古屋市)
5/24(水)
5/27(土)
・戦争やだね!中野パレード~共謀罪はいりません!
(東京都中野区)
5/28(日)
・5・28新宿アルタ前街頭リレートーク
~憲法違反のテロ等準備罪(共謀罪)は廃案、安全保障関連法と特定秘密保護法は廃止~
など、首都圏を中心に全国各地に広がりをみせていく模様です。
ただ、なんとなく「国会の強行採決が悪そうだから」という理由でデモに参加しようとするのは安易です。
大事なのは、闇雲にデモに参加するより、この法案が可決されるとどうなるのかという本質を見抜くことです。
大規模なデモが、あなたの街で行われたらどう感じますか?
一般の方が逮捕される可能性はないわけですから、今一度、デモに参加する意味というものを考えて欲しいものです。
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